警視庁の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:11 UTC 版)
「DEATHTOPIA」の記事における「警視庁の関係者」の解説
暁源三(あかつき げんぞう) カレンの犯行後、後輩の刑事を連れて北上総合病院を現場検証やコウたちへの事情聴取に訪れる一課の刑事。ボサボサの短髪に顎鬚、喫煙など、『EX 少年漂流』の登場人物・暁源三に酷似する特徴を持つ。現場や事情の不可解さに加え、結衣たち3人やカレンの存在を確かめられないことを不審に思う一方、上層部からの圧力による捜査打ち切りを予感する。 6係の九重を先輩に持つ妻帯者でもあるが、彼には初体験の相手が42歳のデリヘル嬢だったという弱みを握られているため、頭が上がらない。コウのひき逃げ犯や、その事故のきっかけであるひったくり犯が捕まらず、関係者たちが皆行方不明となった(ひったくり事件の被害者である老婆に至っては、調書に書かれていた住所も名前もでたらめだった)ことを突き止めたところ、その報告相手である九重から続けて前述の弱みを盾にコウの個人情報の洗い直しを命じられる。その調査結果は九重にコウへの興味を深めさせることとなったが、それと同時に九重がUDから疎まれることにもつながった。 対ピカソ戦で爆破されたSUZUMIYAの売場を現場検証に訪れた際には、被害者に8歳の少女が含まれることに自分の息子のことを重ね、灰谷と共に心を痛めている。また、警視庁庁舎では自動販売機の紙コップコーヒーの味が(錆の混入で)激変していたことへの苦言が、コウと早希にピカソの狙いが警視総監の庁舎ごと爆殺であると気づかせることとなった。 6係の刑事たち 結衣たち3人と同様に「チーター」へ対処する刑事たち。物語開始当初は九重の指揮下にあり、以前から内偵を進めていたリッパーをはじめ「チーター」たちの確保や、コウとその家族たちの監視などを担当する。 ひなたの担当者は、彼女の拉致に出動したユリエに犯行現場の付近で殺害される。コウの担当者2人は、結衣たち3人の住むマンションからひなたの救出に独断で出動するコウに捕縛されたうえ、乗ってきた自動車を使われる。また、その後日にはマンションを訪れる際のUDに車内で無抵抗のうちに即死させられたことが、九重の台詞で明かされている。 教会では瑞樹に率いられ、棺を手に秋人の死体の回収任務に就くが、彼の伏兵たちの奇襲に遭って全滅させられる。 千葉県警察の署長 山田家の別荘で鈴音と響が起こした堂島たち4人の斬殺事件を、彼らが不法侵入を経てシンナーを吸引した果てに起こした火災事故と発表した、千葉県警察の署長。斬殺事件だったことや6係の隠蔽工作を知らない立場であるため、鈴音と響の犯行映像を取材記者に見せられて質問された際には、愕然として何も答えられずに困惑するだけであった。 灰谷銀次(はいたに ぎんじ) ピカソに爆破されたSUZUMIYAの売場を、若手の職員たちを連れて現場検証に訪れた鑑識課の職員。経歴25年のベテランであり、暁から敬われているほか、若手の職員たちからは「おやっさん」と慕われている。 ピカソの被害者に8歳の少女が含まれることに自分の孫のことを重ねて心を痛めたほか、職務上初の不可解さ(普通の爆破事件では必ず残っているはずの爆発物の残骸や原料の化学物質が検出されなかったこと)に眉をひそめる。その後、鑑識課は(UDからの)匿名のメールという形で九重からの伝言を受け取り、「見えない爆弾」の正体を6係へ伝えることとなる。 警視総監 秋葉原のライブハウスの大爆発事件を受け、警視庁で謝罪会見を開いた警視総監。大勢の取材記者たちへ頭を下げた直後、彼らの情報端末へピカソによる自分の爆殺予告が届いたことに驚愕する。それ以降はSPと6係による厳戒警備を受けることとなり、予告当日にはコウと早希の機転で会議室の大爆発から間一髪で救われたものの、混乱に乗じて潜入していたトオルに周囲の幹部たち5人ごと感電死させられてしまう。 横山(よこやま) 警視総監の爆殺予告以降、連絡が付かなくなった九重を探しに6係へ戻ったコウと結衣たち3人のもとへ、九重が保護プログラム下に置かれたことの報告と警視総監の身辺監視の厳命に訪れた警視長。禿げ上がった頭部が特徴。6階級下の早希からタメ口で話しかけられることを嫌うだけでなく、舞夜の捜査方針についても高圧的な態度で叱咤して否定する(予告日以前の襲撃を考慮に入れていないことを責める台詞自体は、警視庁の捜査方針においてはきわめて正論である)厳格さを持ち、責任者不在となった6係の指揮を臨時に執るが、出動する際の舞夜には前述の理由から「ハゲ部長」と捨て台詞を吐かれる。 警視総監の感電死後には、警視庁内に「チーター」への内通者が存在していたことに動揺する一方、上層部の指示で6係へ瑞樹を連れてくる。なお、去り際の台詞によれば、瑞樹が「チーター」であることは知らない模様。UDの死亡後には、重傷のコウ・結衣・早希を6係専用医療ルームへ入院させるように図ったことが、軽傷ゆえにすぐ見舞う側となった舞夜の口から明かされている。 松本(まつもと) 警視庁庁舎の受付嬢。ボブカットの髪型、細いフレームの眼鏡など、『エデンの檻』の登場人物・松本美智香に酷似する特徴を持つ。ピカソの狙いに気づいた早希に会議中の警視総監への取り次ぎを強要されるが、内線電話はすでにつながらなくなっていたため、動揺する。
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