親族
血統 1を通じて同じ祖先 2を共有する人々を血族 3あるいは遺伝学的親族 3という。親族 3そして集団的意味での血族関係集団 3という表現も行われている。親等 4とは、一般に各々共通の祖先までの世代数を合計して算出する親族関係の親疎の程度を測る単位であるが、しかしほかにも測り方については多くの方法がある。これらの続柄の関係の中で、基本的関係は子から親への関係 5(112-6*と112-7*を参照)であり、これは親から子への関係 6(112-2*参照)の対比語である。別の言葉でいえば、両親、そして父あるいは母の子 7あるいは子孫 7に対する関係である。血縁関係は姻戚関係 8、すなわち結婚によって相手の配偶者の属している別の親族との間に生じる新しい関係とは区別する必要がある。
- 1. 血統descent(名);子孫descendant(名):血統によって結びつけられた人達。
- 2. 祖先ancestor(名);祖先のancestral(形)。
- 3. 親戚relative(名);親戚のrelated(形);親戚の関係relationship(名):親戚関係にある状態。親戚relativeという用語は、血縁か結婚によって関係が生じる人々に対して用いる。
親族kin(名、形);親族関係kinship(名):親族であること。 - 7. 子孫progeny(名):これは共通の祖先から由来したすべての後裔をいう。
- 8. あるいくつかの国では、結婚によって生じた姻戚関係にある人々は義理の関係in-lawsにあるという。
親族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 06:20 UTC 版)
自然人類学
分子人類学
文化人類学
言語人類学
社会人類学
考古学
注釈
出典
- ^ a b c 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学双書〉、1997年5月、5頁
- ^ a b c d e 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族 1』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、91頁
- ^ 前田陽一・本山敦・浦野由紀子著 『民法Ⅵ 親族・相続』 有斐閣〈LEGAL QUEST〉、2010年10月
- ^ a b 久貴・右近・浦本・中川・山崎・阿部・泉(1977)46頁
- ^ a b c d 久貴・右近・浦本・中川・山崎・阿部・泉(1977)47頁
- ^ a b c 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族 1』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、103頁
- ^ a b c d 遠藤・原島・広中・川井・山本・水本(2004)40頁
- ^ a b 久貴・右近・浦本・中川・山崎・阿部・泉(1977)49頁
- ^ a b c d 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学双書〉、1997年5月、7頁
- ^ a b c d e f 遠藤・原島・広中・川井・山本・水本(2004)41頁
- ^ a b c d e f g h 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族 1』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、106頁
- ^ a b c 久貴・右近・浦本・中川・山崎・阿部・泉(1977)50頁
- ^ 遠藤・原島・広中・川井・山本・水本(2004)40-41頁
- ^ a b c 千葉洋三・床谷文雄・田中通裕・辻朗著 『プリメール民法5-家族法 第2版』 法律文化社、2005年11月、5頁
- ^ 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族 1』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、84頁
- ^ 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族 1』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、107頁
- ^ Schwimmer, Brian. “Systematic Kinship Terminologies”. 2016年12月24日閲覧。
- ^ Lounsbury, Floyd G. (1964), “A Formal Account of the Crow- and Omaha-Type Kinship Terminologies”, in Ward H. Goodenough (ed.), Explorations in Cultural Anthropology: Essays in Honor of George Peter Murdock, New York: McGraw-Hill, pp. 351–393
- ^ 金泰虎 (2008). “日韓社会の人間関係における「兄」について ─ 呼称と名称を中心とした特徴の比較─”. 言語と文化 (甲南大学国際言語文化センター) 12: 123-150 .
- ^ “世界諸言語のキョウダイ名 —その多様性と普遍性—”. 2024年1月27日閲覧。
- ^ a b 千葉洋三・床谷文雄・田中通裕・辻朗著 『プリメール民法5-家族法 第2版』 法律文化社、2005年11月、7頁
- ^ a b 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族 1』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、96頁
- ^ 遠藤・原島・広中・川井・山本・水本(2004)37頁
- ^ a b 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学双書〉、1997年5月、39頁
- ^ 遠藤・原島・広中・川井・山本・水本(2004)42頁
- ^ a b 遠藤・原島・広中・川井・山本・水本(2004)44頁
- ^ a b c 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学双書〉、1997年5月、8頁
- ^ 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族 1』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、85頁
- ^ 我妻榮編著 『判例コンメンタール〈Ⅶ〉親族法』 コンメンタール刊行会、1970年、45頁
- ^ 我妻榮・有泉亨・川井健『民法3 親族法・相続法 第2版』勁草書房、2005年10月、32頁
- ^ a b 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学双書〉、1997年5月、40頁
- ^ 二宮周平著 『家族法 第2版』 新世社〈新法学ライブラリ〉、2005年1月
- ^ 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学双書〉、1997年5月、43頁
- ^ a b 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族 1』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、92頁
- ^ 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族 1』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、93頁
- ^ 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学双書〉、1997年5月、43-44頁
- ^ 谷口知平編著 『新版 注釈民法〈21〉親族 1』 有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉、1989年12月、95頁
- ^ a b c 泉久雄著 『親族法』 有斐閣〈有斐閣法学双書〉、1997年5月、44頁
- ^ 谷口知平編『新版 注釈民法〈21〉親族1』有斐閣〈有斐閣コンメンタール〉1989年12月、99頁以下
親族
「親族」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は親族のいる故郷に戻って幸せだった
- 彼は親族全員から相続人として認められた
- 彼はスポークスマンを通じてその事故の犠牲者の親族に哀悼の意を表した
- 扶養親族申告書は勤務先に提出してください。
- 私は、親族の絆、強さというものに憧れていた。
- そのお祝いには彼のたくさんの親族が集まった。
- その後、私たちは親族で食事をしました。
- 親族達は彼の無罪を確信していた。
- 私の親族は皆この町に住んでいる。
- 傍系親族.
- 親族会議.
- 彼の親族はみななくなっている.
- 親族関係
- 親族会議
- 親族結婚
- そのような女性は、6世代までの深さと、2番目のいとこの孫に及ぶ横に広がる血縁関係、親族関係の知識を頭に入れている
- 我々は、我々の親族からの訪問を期待していた
- 無理矢理親族を捕らえて運び去る犯罪行為
- いとこは傍系親族である
親族と同じ種類の言葉
「親族」に関係したコラム
-
CFDの取引を行うには、CFD業者の口座を開設する必要があります。ここでは、口座開設までの手続きの方法について解説します。ほとんどのCFD業者では、Webサイトから口座開設の手続きができます。まず、口...
- >> 「親族」を含む用語の索引
- 親族のページへのリンク