花田町守下時代とは? わかりやすく解説

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花田町守下時代(1912-1938)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 11:22 UTC 版)

豊橋市図書館」の記事における「花田町守下時代(1912-1938)」の解説

1931年昭和6年)には鉄筋コンクリート造豊橋市公会堂竣工していたが、1936年昭和11年)には豊橋市公会堂の東隣である西八町32番地に図書館移転させる議案豊橋市議会可決された。1938年昭和13年)に3月30日竣工式行い4月1日から移転作業行い5月2日開館した鉄筋コンクリート造3階建てであり、3階部分には貸しホールとして利用できる講堂設けられた。開館時間は「9時-20時」であり、旧館時代同じく閲覧料が必要だった戦局が深まるにつれて人件費図書購入費は減額され新館移転直後年間97,907人だった利用者数は、1945年昭和20年)には35,602人にまで減少した1945年3月9日には漢籍豊橋市公益質屋疎開第一次疎開)させたが、第二次疎開準備進めていた6月19日から20日にかけて豊橋空襲受けた。この空襲豊橋市街地の大半焼失し図書館建物蔵書無事だったものの、6月20日からは無期限休館入った8月4日には洋装本1088冊を牛舎南設楽郡鳳来寺村(現・新城市)の鳳来寺村愛郷国民学校疎開させた。 1945年8月15日終戦後には図書館暫定的に豊橋市役所一部として使用している。10月8日には1階部分のみで館内閲覧再開した1946年昭和21年1月には2階部分使用していた豊橋市役所学務課と振興課移転し、また3月には豊橋市公益質屋愛郷国民学校疎開させていた蔵書戻し本格的に閲覧再開した戦後には連合国軍総司令部(GHQ)民間情報教育局(CIE)によって外国語書籍によるCIE図書館設置され豊橋市には名古屋CIE図書館分室設置された。 1948年昭和23年4月20日には旧制浪速高等学校教授などを務めた市川寛初代専任館長就任し図書館運営委員会設置児童室の再開、館則の整備などを行った同年7月15日には旧館時代以来10年ぶりに児童室が復活し1949年昭和24年4月1日には一般市民に対して館外貸出開始した1950年昭和25年)に図書館法制定されると、1951年昭和26年)には豊橋市図書館条例制定し閲覧料を撤廃した1949年度昭和24年度)には図書館運営委員要望によって小中学校を回る巡回文庫開始し1950年7月には成人団体対象とする巡回文庫開始した図書館手狭になったため、豊橋市狭間小学校校舎改装して開館した豊橋市文化会館その後豊橋市公民館改称、後の名豊ビル付近3階児童室を移転させた。富本町豊橋市消防署南部出張所北側にあった豊橋市役所出張所建物利用して愛知大学愛知県立時習館高等学校愛知県立豊橋工業高等学校小中学校の学生などを対象とした南分館開設した1951年7月7日児童分室南分館共同開館式を行っている。それまで出納方式は閉架式であり、1952年昭和27年)には全蔵書開架式変更したが、1954年昭和29年)には貴重本和装本など一部閉架戻している。1958年昭和33年以後は、1階がすべて閉架書庫2階は約25,000冊の開架室、3階講堂閲覧室となった図書館運営委員からの要望により、1960年昭和35年12月には自動車文庫移動図書館)の運行開始した運行担ったのは豊橋婦人会連絡協議会であり、市民参加型での事業展開にも早くから取り組んでいる。この事業始まった時点では豊橋駅西側には公共文化施設がなく、豊橋市西部における初の図書館活動だった。車両には約700冊を積載するプリンス・クリッパー用いられ、「きぼう号」と名付けられた。自動車文庫利用団体大人限られていたが、1962年昭和37年)から夏季には、「きぼう号」を用いておはなし会開催するなどの「緑陰文庫」(後の緑陰こども図書館)が開始された。1968年昭和43年)には「緑陰文庫」とは異なり児童書貸出も行う「日曜こども文庫」が開始された。1969年昭和44年)には1,000冊を積載する「きぼう2号」が導入され、「きぼう号」は個人貸出用として、「きぼう2号」は団体貸出用として用いられた。 1962年昭和37年11月1日には創立50周年記念式典開催され10月から2か月間には十返肇文芸評論家)・有馬頼義小説家)・中村真一郎小説家)を講師招いた記念文芸講演会などの各種記念行事開催された。開館から24年経過した同年時点蔵書数は9冊を超え豊橋市公会堂一室新聞書庫として借用しなければならないほど手狭になっていた。

※この「花田町守下時代(1912-1938)」の解説は、「豊橋市図書館」の解説の一部です。
「花田町守下時代(1912-1938)」を含む「豊橋市図書館」の記事については、「豊橋市図書館」の概要を参照ください。

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