胃腸炎の原因となり得る主な病原体の早見表とは? わかりやすく解説

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胃腸炎の原因となり得る主な病原体の早見表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 21:43 UTC 版)

胃腸炎」の記事における「胃腸炎の原因となり得る主な病原体の早見表」の解説

胃腸炎原因なり得る主な病原体病原体腸炎ビブリオサルモネラ カンピロバクターO157などの腸管出血性大腸菌EHEC病原性大腸菌腸管出血性大腸菌を除く)赤痢菌コレラ菌ノロウイルスロタウイルス病原因子耐熱性溶血毒TDH腸管上皮細胞侵入 腸管上皮細胞侵入 ベロ毒素志賀毒素腸管病原性大腸菌(EPEC)と腸管侵入性大腸菌(EIEC)は腸管上皮細胞侵入毒素原性大腸菌ETEC)はコレラトキシンに似た毒素産生腸管上皮細胞侵入ベロ毒素志賀毒素コレラ毒素(コレラトキシン) 腸管上皮細胞侵入 腸管上皮細胞侵入 感染源魚介類 ネズミ家畜 家畜 家畜ネズミ感染者糞便 感染者糞便 飲料水感染者糞便サル 魚介類飲料水感染者糞便 飲食物感染者糞便 感染者糞便、おむつ 原因食品生の貝類など 生肉鶏卵サラダ 鶏肉豚肉牛肉 種々の食品。特に生の牛肉原因となることが多い。 種々の食品 飲料種々の食品 魚介類種々の食品 種々の食品 食品からの感染少ない。 潜伏期間1224時間 1〜2日 2〜11日 3〜8日 1272時間 1〜5日 12時間〜5日 2448時間 1〜3日 主な症状上腹部痛、下痢嘔吐 発熱腹痛下痢嘔吐 頭痛腹痛下痢嘔吐 出血性大腸炎下腹部痛、下痢血便風邪症状腹痛下痢嘔吐発熱 下腹部痛、下痢血便発熱 水様下痢嘔吐脱水症状 上腹部痛、嘔気嘔吐下痢 水様下痢嘔吐発熱脱水症状 腹痛上腹部で強い へそ周辺で強い へそ周辺で強い 下腹部で強い EPECはへそ周辺で強い。EIECは下腹部で強い。ETECでは軽い。 下腹部で強い。ときに渋り腹(テネスムス)もあり。 軽い 上腹部で強い 上腹部で強い 下痢便の性状水様便重症例では粘血便 水様便または粘血便 水様便または粘血便 はじめ水様便、のちに血便 EPECでは水様便が多い。EIECでは粘血便となることが多い。ETECでは真っ白い水様便大量に出ることも。 はじめ水様便、のちに膿粘血便 「米のとぎ汁」と形容されるほどの真っ白な水様便 水様便 水様便重症例では真っ白い水様便大量に出ることも。 血便下血重症例ではあり あり あり 特に顕著に現れる典型例では「糞便成分がほとんどなく、真っ赤な血液そのもの」といった状態で出てくる。 EIECでは多い。EPECでも重症例ではあり。 顕著血液だけでなく膿や粘液混じる典型例では糞便成分がほとんどなく、血液、膿、粘液のみを頻回排泄するうになる胃腸炎自体ではなし。合併症として腸重積症起こした場合はあり。 嘔吐多い あり あり 稀 あり 稀 多い 激しい 多い 発熱ない、または軽度37℃台) 多い、ときに38上の高熱になることも あり 軽度37℃台)であることが多い EPEC、EIECでは多い。ETECでは稀。 あり 稀 ない、または軽度37℃台) 多い 合併症稀に心臓障害起こすことがある 敗血症髄膜炎 敗血症ギラン・バレー症候群 溶血性尿毒症症候群HUS)、血栓性血小板減少性紫斑病TTP溶血性尿毒症症候群HUS)、ライター症候群 脱水症状 脱水症状腸重積症肝炎心筋炎脳炎ウイルス性急性脳症腎不全 二次感染ヒトからヒトへの伝染)稀 あり あり あり あり 多い あり 多い 多い 予防法魚介類生食避ける、食前加熱 ネズミ駆除鶏卵生食避ける、食前加熱冷蔵冷凍食前の手洗い 肉類生食避ける、食前加熱冷蔵冷凍食前の手洗い 肉類生食避ける、食前加熱冷蔵冷凍食前の手洗い二次感染防止 ネズミ駆除加熱殺菌 生もの生水避ける、加熱殺菌冷凍冷蔵 生もの生水避ける、加熱殺菌冷凍冷蔵 食前加熱手洗い、うがい、二次感染防止 ロタウイルスワクチン接種 感染症法での扱い五類感染症 五類感染症一部菌株三類感染症腸チフス、パラチフス)。 五類感染症 三類感染症腸管出血性大腸菌感染症五類感染症 三類感染症細菌性赤痢三類感染症コレラ 五類感染症 五類感染症基幹定点 備考コレラ菌と同じビブリオ属分類される細菌である。 腸チフスおよびパラチフス起こす菌株感染症法三類感染症指定される合併症HUS致死率高く後遺症が残ることもある。 感染力が非常に強く、ごく少量数でも感染成立する腸炎ビブリオと同じビブリオ属分類される細菌である。 乳幼児重症胃腸炎原因として重要な病原体

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