胃腸活動抑制型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/23 06:22 UTC 版)
胃酸過多や消化性潰瘍などに有効。制酸薬やヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)などが該当する。 制酸薬 胃のpHを上昇させ、増えすぎた胃酸を中和する。水酸化アルミニウムや炭酸カルシウムなどのアルカリ性の化合物が配合される。 詳細は「制酸薬」を参照 胃酸分泌受容体拮抗剤H2ブロッカー:ヒスタミンH2受容体に拮抗し、胃酸の分泌を抑制する。シメチジンやファモチジンなどが配合される。詳細は「ヒスタミンH2受容体拮抗薬」を参照 ムスカリン受容体拮抗薬:ムスカリン受容体に拮抗し、胃酸の分泌を抑制する。ピレンゼピンなどが配合される。 胃粘膜保護成分 荒れた胃粘膜を覆って保護し、修復を補助する。スクラルファートやグリチルリチン酸二カリウム、銅クロロフィリンナトリウム、アズレンスルホン酸ナトリウムなどがある。 鎮痛鎮痙薬 抗コリン薬として臭化水素酸スコポラミンやロートエキス、局所麻酔薬としてアミノ安息香酸エチル、平滑筋弛緩薬として塩酸パパベリンなどが処方される。 消泡剤 消化管内部のガスを取り除き腹部の張りを抑えるため、ジメチルポリシロキサンが胃腸活動抑制型・促進型を問わず配合されることがある。
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