臭化水素酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/25 06:42 UTC 版)
臭化水素は他のハロゲン化水素と同様に極めて水に溶解しやすく、水溶液は臭化水素酸と呼ばれ、47.63%のものは沸点124.3℃の共沸混合物である。市販品は共沸混合物に近い48%(d=1.48g cm−3, 8.8mol dm−3)程度のものが一般的であり医薬用外劇物の指定を受ける。 水に対する溶解熱は極めて大きくハロゲン化水素の中で最大である。 HBr ( g ) ↽ − − ⇀ H + ( aq ) + Br − ( aq ) , {\displaystyle {\ce {HBr(g) <=> H^+(aq) + Br^-(aq),}}} Δ H ∘ = − 85.15 kJ mol − 1 {\displaystyle {\mathit {\Delta }}H^{\circ }=-85.15{\mbox{kJ mol}}^{-1}} 塩酸に類似の性質をもつ強い1価の酸であるが、やや酸化され易く空気により酸化を受けたり、光により分解し臭素を遊離し黄色味を帯びることがある。 水溶液中における酸解離定数の直接的な測定は不可能であるが、熱力学的なサイクルによりpKa=−9と推定されている。
※この「臭化水素酸」の解説は、「臭化水素」の解説の一部です。
「臭化水素酸」を含む「臭化水素」の記事については、「臭化水素」の概要を参照ください。
「臭化水素酸」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
- 臭化水素酸のページへのリンク