社会党委員長としてとは? わかりやすく解説

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社会党委員長として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:31 UTC 版)

石橋政嗣」の記事における「社会党委員長として」の解説

1983年参院選社会党敗北する飛鳥委員長辞任し後任中央執行委員長となった石橋内閣総理大臣中曽根康弘相手非武装中立論世界広めるべきという論争仕掛け社会党存在アピールする一方公明党民社党といった中道政党との連携、すなわち社公民路線すすめた自衛隊に関しても、『違憲合法論』を打ち出し将来自衛隊をなくし非武装にするという原則守りつつ、当面自衛隊存在直視する土台作ろうとした。「違憲なのに、合法というのは矛盾している」と党内外から批判されたが、石橋は「最高裁判所は、1票の格差大きすぎて違憲判決した選挙結果合法認めている」という例を持ち出し党大会で『違憲法的存在』と修正した上で認められた。 1986年には「日本社会党の新宣言」を採択させ、1964年以来プロレタリア独裁目指しマルクス・レーニン主義科学的社会主義)に基づく「日本における社会主義への道」を歴史的文書として棚上げし、西欧型の社会民主主義政党へと社会党脱皮させようとした。 社会党は、与党対し対案提示することは「資本主義社会是認に繋がる」として止めてしまっていた。石橋の目的社会党を「何でも反対すること」を自己のアイデンティティとする政党ではなく、また共産党含めた全野共闘路線とも違い自民党との政権交代可能な政党へと脱皮させることにあった西欧社会民主主義政党は、外交安全保障など国家基本政策では保守一致しつつ、生活に根ざした政策細部競うという現実路線を採っていたが、石橋の社公民路線」もその路線を進む第一歩になりうるものだった。 だが、現実的国民引きつける政策提示することができず、一方で表面では自民党激突しているように見えても、その裏では自民党と「国対政治」で繋がっているのが実態だった。また地方選挙では、自公民社会党加わった相乗り体制形成することとなったこのように現実的な政策提示できない政策立案能力のなさやマルクス・レーニン主義一掃できなかったこと、北朝鮮との蜜月非武装中立への固執続けたことなどが有権者社会党離れ無党派層形成へとつながり日本政治閉塞状態を打ち破るのに有権者社会党ではなく自民党内の改革派期待するようになっていった。 皮肉にも1986年6月衆院選社会党86議席惨敗し石橋委員長退任することになる。

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社会党委員長として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 05:59 UTC 版)

成田知巳」の記事における「社会党委員長として」の解説

1967年臨時総会健康保険法改正案決議巡って対立した責任取って佐々木更三委員長はじめ、執行部退陣すると、成田書記長辞任した。しかし、1968年8月勝間田清一委員長第8回参議院議員通常選挙社会党敗北した責任取って辞任したため、委員長就任し書記長江田三郎指名した政治家としてのキャリアでは上である江田成田の下に配置されこの人事は「逆子人事」と呼ばれた1969年第32回衆議院議員総選挙100議席割れ大敗喫し辞意表明するが、佐々木派や社会主義協会にも支持基盤のある成田辞任認められず、その後佐々木派や社会主義協会支持委員長続投していくこととなった江田委員長選挙挑戦するため書記長を辞任すると、石橋政嗣書記長任命し以後成田-石橋のコンビで党を運営していった。 しかし、党内では親中派佐々木派と親ソ派社会主義協会対立をはじめ、1974年には江田佐々木和解して、反協会派を結成すると、反協会派と社会主義協会の間でも対立始まった成田はこうした党内対立をおさえるためのリーダーシップをほとんど発揮することが出来なかった。 成田委員長時代は、革新自治体各地数多く誕生していた時期で、「地方から中央包囲する」などと意気盛んな声が社会党内から出されていたが、実際に社会党地方組織は1970年代後半から革新自治体パートナーであった公明党日本共産党侵食され社会党組織疲弊進んでいた。 1977年参院選敗北責任負って委員長辞任1979年3月9日白血病急死した

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