理事長から会頭に就任とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 理事長から会頭に就任の意味・解説 

理事長から会頭に就任

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 05:19 UTC 版)

古田重二良」の記事における「理事長から会頭に就任」の解説

1949年昭和24年12月理事長就任して会頭総長だった呉文炳補佐しつつ、教育経営は一体であり私立大学は自ら財政基盤強固めにして、自主的な経営を行う事によって私学置け学問の自由研究の成果期待できない考えて財政基盤強化研究充実に力を振るった1951年昭和26年2月理事長を退くものの、同年5月には理事会長として復帰。更に1956年昭和31年)の企画委員会総会では委員長古田が「今日内外情勢大学あり方」というテーマで以下の様に発言している。 皆様承知通り大学の使命重要度増加してきた。社会は月進歩月歩古語があるが、今日社会進歩スピード早く世界各国の距離間隔はせばまり一国状況他の国々にも大きな影響与える。各国一日と安心せず研究盛んに続行して止むことなく研究と教育の最高の場が大学である。大学の使命世界的重要度があるのは当然である。世界各国とも大学あり方対す関心高くて異常なのである1958年昭和33年6月に呉の後を受けて会頭就任すると共に永田菊四郎総長二人三脚世界的総合大学目指し新体制のもと学内外の情勢変化積極的に対応して同年9月世界的な目指すための日本大学改善方策案を掲示した日本大学日本精神もとづいて道統たっとび憲章従い自主創造気風やしない文化進展図り世界の平和と人類福祉寄与することを目的とする。日本大学広く知識世界もとめて深達な学術研究して心身ともに健全な文化人育成する事を使命とする この改善案は、 原則として創意工夫して最小限経費から最大限効果をあげる。 教育内容拡充強化を図る。 総論世界的総合大学目指し整備計画案政策への対応 として組織の拡大マスプロ教育目指し学習機能研究機能就職機能校友会強化広報合理化教育建学の精神である伝統的精神方針とした。当時高まりつつあった学生運動に対して学生政治活動制限し教授陣強化のため海外国内留学制度強化研究出版助成制度創設組織改革行った大学院短期大学部再検討女子教育夜間教育充実挙げられていた。各学部学科校舎医学部病院など施設設備強化するために「3ヵ年計画」を作成し教育・研究内容改善教職員待遇改善教授陣強化図った。だが、この「3ヵ年計画」は不景気による資金調達の困難から設備更新不動産取得難しくなり新たに5ヵ年計画」を作らざるを得なかった。更に、大学全体教育充実学生教職員福利施設拡充育英制度の導入学生会館国際会館建設組織近代化合理化産学協同推進謳われた。 この改善案めぐって商経学部第二部(現・日本大学経済学部自治会共産党の活動家などの反対派中心に古田改善案反対デモ起きる(日大改善案闘争)。10月23日商経学部二部自治会学生大会時に勤務評定反対闘争教育労働運動)に参加した自治委員不当処分撤回と、日大改善案警察官職務執行法改正案反対スト決行24日全学授業放棄しピケット張り学内デモ起こした日大当局25日臨時休校発令反対派による高木学部長との会見27日日大側に要求したが、日大当局側は学部長との会見要求応じなかった。日大当局28日29日教授会で、スト決行責任者7名を退学処分にする旨を発表する11月22日不当処分不服思った反対学生学内抗議集会日大職員要求するも、職員学生暴行加えて抑止した。警職法改正案反対中央集会参加してデモをしていた他大学学生も、大学キャンパス内で巻き込まれ暴行受けた日大当局側は事態重く受け、高木学部長名で機動隊2000名を学内導入し大量退学者・処分者出して日大改善案闘争終結した。これにより古田体制その後日大学内体制確立された。

※この「理事長から会頭に就任」の解説は、「古田重二良」の解説の一部です。
「理事長から会頭に就任」を含む「古田重二良」の記事については、「古田重二良」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「理事長から会頭に就任」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「理事長から会頭に就任」の関連用語

理事長から会頭に就任のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



理事長から会頭に就任のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの古田重二良 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS