演芸界関係
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「美味しんぼの登場人物」の記事における「演芸界関係」の解説
快楽亭八笑 声 - 丸山詠二 落語界の大御所噺家。初登場7巻「大豆とにがり」。50歳。快楽亭ブラックと二代目福々亭末吉の師匠。親しくしていた荒川精作を通じて山岡たちと知り合う。大噺家「三遊亭円生」と「桂文楽」を尊敬している。得意な話に「黄金餅」があり、「日本広しといえど江戸の名所の全てをスラスラと言える噺家は快楽亭八笑以外にはいない」と言わしめるほどである。ただし一度しくじって引退を決意したこともあったが、山岡の機転で引退は取り止めた(39巻「温泉湯豆腐」)。啓子(声 - 鶴ひろみ)という娘がおり、二代目福々亭末吉と婚約した。さえずりタマコ・タマヨとの間でご飯の炊き方を巡り、子供じみた争いをしたことがある(64巻「ご飯の炊き方大論争!!」)。 二代目福々亭末吉 声 - 林家こぶ平 落語家で、故初代福々亭末吉の息子。初登場9巻「再会の丼」。父親の良きライバルだった快楽亭八笑の弟子であり、ブラックの兄弟子にあたる。旧名を快楽亭吉笑といい、初登場時なぜか山岡と面識があった。子供のころから甘やかされて育ったため一時有頂天になって八笑の下を飛び出してしまった。しかし山岡たちの尽力で八笑のところに戻ることができ、八笑の一人娘啓子とも晴れて婚約、二代目福々亭末吉を襲名した。以後八笑一門の筆頭弟子的位置にいる。 ロジャー、ケイト夫妻 声 - 加藤正之、峰あつ子 快楽亭ブラックの両親。初登場12巻「豆腐の花」。正確な氏名は不明。アメリカ・カリフォルニア州に住んでいて、息子を訪ねてたびたび来日するためか日本語も堪能になった。夫婦で漫才師になろうとするほど陽気である。ブラック家ではケイトが主導権を握っていて、ロジャー、ヘンリー(快楽亭ブラック)共にケイトの言いなりである。ロジャーはアメリカ人が嫌いという理由でブラックとの結婚に反対していたテルエの父親に対し、日本軍に処刑された兄ジャックの話をして互いの国の人々の融和の大切さを説き、結婚を認めてもらった(52巻「愚かさの味」)。また、快楽亭八笑とさえずりタマコ・タマヨがご飯の炊き方を巡って、息子夫婦を離婚の危機に陥れた際には自分たちが息子に食べさせていたご飯を双方に出し、「これじゃないご飯を炊いたら、親子の縁を切る」「母の味を守れないなんて、子供じゃない」と息子に言ったことを明かし、八笑やタマコ、タマヨを仰天させている(64巻「ご飯の炊き方大論争!!」)。 テルエの父親(快楽亭ブラックの義父) 初登場52巻「愚かさの味」。名前は不明。和菓子屋「夢見屋」を夫婦で営んでいる。東京大空襲で家族を失った体験からアメリカ嫌いのため、最初はテルエとブラックとの結婚に反対したが、ブラックの両親との対話をきっかけに二人の結婚を許すこととした。その後はブラックを「ヘンリー」と呼んで実の息子のようにかわいがるようになった。囲碁が趣味で、ブラックも囲碁が趣味である事を知ってからは、近所の囲碁仲間を呼んで同好会を開いたり、団子作りに興味を持ったブラックの為に団子作りを教えるなど、跡取りが出来たように喜んでいたが、それが原因でブラックが八笑から破門されそうになってしまい、責任を感じ、八笑を説得する為の団子作りに協力した(68巻「噺家の心意気」)。 山坂すべっ太・ころん太 声 - おぼん・こぼん 初登場14巻「ぼけとつっこみ」。最近人気が出てきた漫才コンビだったが、ボケのすべっ太が人気なのは自分のおかげと天狗になり、ツッコミのころん太を蔑ろにしていた。すべっ太は一人の方が向いていると思い込んで強引にコンビを解散するが、アクが強い性格のせいで周りの反感を買って次第に仕事が無くなってしまい、引っ込み思案のころん太も一人で漫才を頑張ってもウケず悪戦苦闘していた。すべっ太はブラックと山岡達に連れられてどじょう料理専門店で柳川鍋を食べたことで、ころん太がいないと自分の漫才は成立しないと気付き反省する。その後、漫才中のころん太の元へ行き、舞台上で彼と和解してコンビを再結成する。 さえずりタマコ・タマヨ ベテラン漫才コンビ。初登場61巻「盲点の食材」。「テルコ・テルエ」の師匠で、毒舌を振りまいては周りを翻弄する。快楽亭八笑との間でご飯の炊き方を巡り、ブラックとテルエを巻き込んだ争いになったが、山岡たちや快楽亭ブラックの両親のおかげで和解した(64巻「ご飯の炊き方大論争!!」)。
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