森 長可とは? わかりやすく解説

森 長可(もり ながよし) 1558~1584

○長一 武
◇父:森可成
 父可成二男尾張織田信長臣。父死後、その遺領継いで美濃金山城主となる。東美濃衆をまとめ、信長嫡男信忠仕えた甲斐・武田氏攻めでは、先鋒務めて活躍、“鬼武蔵”の異名をとった。信長没後羽柴秀吉臣従長久手合戦討死。この合戦直前尾藤知宣に「決し自分の娘は、武士の妻などにはせぬように」と遺言残している。

森長可

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 15:21 UTC 版)

森 長可(もり ながよし)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将大名本姓源氏家系清和源氏の一家系、河内源氏の棟梁・源義家の六男・義隆を祖とする森氏(仮冒の説あり)。父は森可成。兄に森可隆、弟に森成利ら。受領名武蔵守


注釈

  1. ^ 兼山歴史民俗資料館には長可の発給したものと伝わる地元商人に専売権を認める旨の書かれた書状が展示されている。
  2. ^ 一揆勢の犠牲者は森軍に首を取られたと確認されただけでも2450人に及んだ。
  3. ^ 『越後治乱記』に拠れば守将は「安田惣八」となっているがこの名で知られる安田顕元は2年前に死んでおり、誤記の可能性が高いため、名は伏せる。
  4. ^ 『越後治乱記』によれば長可の軍勢は侵攻時に14の村に放火していったという。
  5. ^ 出浦盛清が長可を裏切らなかった理由については森家が甲賀五十三家の一つ、伴家と密接な関係を持っていたことなどが挙げられる。
  6. ^ 史料、軍記物いずれにも記載がないために詳しい方法は不明。岩村付近で戦闘が行われたという記録もない。
  7. ^ 受領名の「武蔵守」は信長から授かったとするものもあるが少なくとも信長存命時に「森武蔵守」名義の発給文書や手紙などは一切存在せず、全て「森勝蔵」と書かれている。
  8. ^ 厳密には古戦場公園の少し西、グリーンロード愛知県道6号力石名古屋線)の砂子交差点のすぐ北側にある。
  9. ^ 援助を募った背景には新領の保守のために信頼できる重臣やある程度の兵を美濃に残さなければならなかったという事情も多少影響したと思われる。

出典

  1. ^ a b 『森家系譜』
  2. ^ 『兼山町史』など。
  3. ^ a b c 信長公記』巻15
  4. ^ 『史料綜覧』巻10
  5. ^ 『北越軍記』
  6. ^ a b c d e f 『金山記全集大成』(森勝蔵長一の武功)
  7. ^ 遠山佐渡守、遠山半左衛門尉宛の12月21日付け羽柴秀吉他連署状写』 (天正10(1582)年)
  8. ^ 長久手市「古戦場ウォークマップ」『長久手市』。2018年5月10日閲覧。
  9. ^ 子育て・市民活動施設、文化財”. 長久手市. 2021年1月19日閲覧。
  10. ^ 丹羽氏次著『長久手合戦記』
  11. ^ 名古屋市博物館
  12. ^ 天正10年2月23日付『織田信長黒印状』など
  13. ^ a b 『林家覚書』
  14. ^ 宗及自會記
  15. ^ 米原, p. 222-223.
  16. ^ a b c d 宮本.
  17. ^ 米原.
  18. ^ 二木 1991, p. 164.
  19. ^ 「森武蔵守の由来」『兼山町史』岐阜県可児郡兼山町、1972年、1003頁。 


「森長可」の続きの解説一覧

森長可(声:菅沼久義)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 23:13 UTC 版)

決戦III」の記事における「森長可(声:菅沼久義)」の解説

可成長男史実では次男)で蘭丸の兄。弟に比べる父親似蘭丸の仇をとるべく参戦する参戦時期本能寺の変以後10章と遅い。ゲームクリアした時の受け継げ能力可成受け継がれる。彼は可成蘭丸比べる戦闘時以外のセリフたったの3回出番少ない。史実では「鬼武蔵」と恐れられ猛将だが、武将系統は父可成、弟蘭丸同様「知将」。

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森長可

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:00 UTC 版)

仁王2」の記事における「森長可」の解説

織田信長家臣森成利森蘭丸の兄。槍の達人で、その武勇を“鬼武蔵”と恐れられ猛将として知られる信長嫡男である信忠に従って甲州征伐貢献武田家滅亡させた後は、信濃所領得て上杉軍戦った本能寺の変が起こると、岳父である池田恒興と共に藤吉郎味方する

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森長可(もり ながよし)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:19 UTC 版)

センゴク」の記事における「森長可(もり ながよし)」の解説

通称武蔵守、鬼武蔵異名呼ばれることもある。森可成次男正室池田恒興娘。無骨という名のを持つ父譲りの豪将で甲州崩れでは関東方面軍一員として功を挙げている。しかし本能寺の変の際、三人の弟を亡くしたことで深酒の上理な突撃繰り返すなど、自暴自棄振る舞い見せるようになっている小牧・長久手の戦い前哨戦となった羽黒の戦い」では周囲制止振り切り、酩酊したまま戦に臨み合戦中に気を失い徳川軍大敗する失態犯す秀吉寛大な処置により岳父池田恒興と共に失態挽回しようと行動するが、徳川本陣への突撃敢行した最中鉄砲流れ弾眉間貫き討死した。

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森長可

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/01 05:56 UTC 版)

「夢幻の如く」記事における「森長可」の解説

信長の家臣小牧・長久手の戦いで弟・蘭丸通じて信長再会し海外遠征に加わる。

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森長可(人型メカ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 03:52 UTC 版)

婆裟羅2」の記事における「森長可(人型メカ)」の解説

25歳蘭丸力丸、坊丸、千丸の兄で父可成戦死後父親代わり務める。甲州征伐の際、「人間無骨」と呼ばれる振るい鬼気迫る戦いぶり武蔵守受領名から「夜叉武蔵」と呼ばれる

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森長可

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 21:07 UTC 版)

戦国無双シリーズ」の記事における「森長可」の解説

森蘭丸コレクション武将一人

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森長可(もり ながよし)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 03:15 UTC 版)

軍師官兵衛」の記事における「森長可(もり ながよし)」の解説

羽柴家臣。小牧・長久手の戦いにて討死

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