二木謙一とは? わかりやすく解説

二木謙一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/27 02:23 UTC 版)

二木 謙一
人物情報
生誕 (1940-12-05) 1940年12月5日
日本東京都
出身校 國學院大學
学問
研究分野 日本史(日本中世史)
研究機関 國學院大學
学位 文学博士
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二木 謙一(ふたき けんいち、 1940年12月5日 - )は、日本の歴史学者國學院大學名誉教授。専門は日本中世史(戦国史)。有職故実研究の第一人者として知られる。また、数々の大河ドラマの考証を手がけた。

経歴

出生から修学期

1940年、東京都で生まれた[1]國學院大學文学部史学科で学び、桑田忠親に師事。1963年に卒業し[2]、同大学大学院文学研究科日本史学専攻に進学した。1968年に博士課程を修了。

日本史研究者として

修了後は、國學院大學文学部助手に採用された。同大学日本文化研究所研究員を経て、國學院大學文学部教授となった。1986年、学位論文『中世武家儀礼の研究』を國學院大學に提出して 文学博士号を取得[3]。1995年、春田宣学長任期満了にともなって学長候補に上がったが、次点にとどまり上田賢治が就任した。

豊島岡女子学園中学校・高等学校へ

父・二木友吉が病気療養のため豊島岡女子学園中学校・高等学校校長を退職するにあたり[4]、2003年に同校長に就任。國學院大學については2004年から特任教授となり、2007年からは校長職専念のため退職し、國學院大学名誉教授となった。2013年度には竹鼻志乃に校長職を譲り、同校理事長に就任した。

受賞・栄典

研究内容・業績

専門は日本中世史で、髪型、衣装、風俗など室町時代戦国時代の武家社会の組織、社会のしきたりや生活作法の研究(有職故実)。

家族・親族

著作

単著

編著

  • 『武道』東京堂出版(日本史小百科)1994
  • 『明智光秀のすべて』新人物往来社 1994
  • 『戦国織豊期の社会と儀礼』吉川弘文館 2006

共著

  • 『名将言行録:経営戦略』吾郷慶一共著、桑田忠親亀岡大郎共編、秋田書店(サンデー新書)1969
  • 『戦国武将の肖像画』須藤茂樹共著、新人物往来社 2011[15]
  • 『天下人の夢 : 信長・秀吉・家康』津本陽共著、実業之日本社 2014
    • 文庫化 2020年[16]

校訂ほか

監修

  • 『前田家三代の女性たち:國學院大學石川県文化講演会の記録』國學院大學石川県文化講演会実行委員会編、北国新聞社 2000[20]
  • 『戦国城と合戦:知れば知るほど』実業之日本社、2001年5月)ISBN 4408394734
  • 『城が見た合戦史:天下統一の野望をかけた城をめぐる攻防』青春出版社(プレイブックス・インテリジェンス)2002[21]
  • 『宮本武蔵の時代:歴史・文化ガイド』日本放送出版協会(NHKシリーズ)2002[22]
  • 『藩と城下町の事典:国別』工藤寛正編 東京堂出版 2004[23]

メディア

テレビ:関わった大河ドラマ作品

外部リンク

  • 「二木謙一さん かしこい生き方のススメ」Comzine

脚注


二木謙一(1940年生)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 16:27 UTC 版)

時代考証」の記事における「二木謙一(1940年生)」の解説

歴史学者専門日本中世史戦国時代)。有職故実研究第一人者とされるとともに花の乱』(1994年)から、『軍師官兵衛』(2014年)まで時代考証風俗考証として14作に関わる時代考証に関する著書として『時代劇風俗考証:やさしい有職故実入門』(吉川弘文館2005年)。テレビにおける時代劇表現向上を図るなど放送文化の向上に貢献したことを理由として、2005年度放送文化賞受賞している。

※この「二木謙一(1940年生)」の解説は、「時代考証」の解説の一部です。
「二木謙一(1940年生)」を含む「時代考証」の記事については、「時代考証」の概要を参照ください。

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