根城南部氏とは? わかりやすく解説

八戸氏

(根城南部氏 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/05 14:48 UTC 版)

八戸氏(はちのへし)は、南部氏の一族で盛岡藩士の氏族。本姓源氏家系清和源氏の一流で河内源氏の傍流・甲斐源氏南部氏流にあたる。八戸根城を根拠地としたため、根城南部氏八戸南部氏ともいい、また江戸時代遠野に移ったため、遠野南部氏ともいう。なお、江戸時代に盛岡藩から独立した八戸藩の藩主家とは直接の関係はない。


  1. ^ 八戸利戡南部利直の3男・山田利長の孫。父は利仲
  2. ^ 南部重信の庶子。

注釈

  1. ^ 行政は、八戸政経が実弟・新田清継の孫にあたる。

出典

  1. ^ 家紋は三戸南部氏と同じ対い鶴に九曜(南部鶴)だが、こちらは外側の丸が無いという違いがある。
  2. ^ 工藤 2004, p. [要ページ番号].
  3. ^ 『八戸根城と南部家文書 : 根城築城六百五十年記念誌』八戸市、1986年。 
  4. ^ 『青森県史』資料編 中世1


「八戸氏」の続きの解説一覧

根城南部氏(遠野南部氏、八戸氏)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 23:31 UTC 版)

南部氏」の記事における「根城南部氏(遠野南部氏八戸氏)」の解説

詳細は「八戸氏」を参照 南部氏多く支族抱えていたが、その中で南部師行南部氏としては記録初めて、南北朝時代北畠顕家に従って奥州下向した。師行は糠部八戸の地に根城現在の青森県八戸市根城)と呼ばれる従前工藤氏拠っていた城を接収し居城とした。師行が一時工藤氏称していたとの説もある。 南部師行の子孫は八戸氏称し一般には根城南部氏と呼ばれる従来、根城南部氏は南部氏有力な分家として見られてきたが、近年の研究では根城南部氏が当初南部氏宗家位置付けられていたと推定されている。いずれにしても、根城南部氏は南朝支持していたために南朝衰退伴って14世紀半ばからは次第に力を弱めたが、17世紀前半までは下北地方などを領有し南部氏なかでも比較大きな勢力有していた。 根城南部氏の当主とされている南部信長上洛して武田信虎武田信玄の父)の世話になって室町幕府第13代将軍足利義輝拝謁したという記録存在指摘されている。 元和3年1617年)には所領のうち下北地方を、幕藩体制下宗家としての地位確固たるものにした三戸南部氏盛岡南部氏)によって接収され寛永4年1627年)に遠野現在の岩手県遠野市)に移される。これ以後の根城南部氏は遠野南部氏呼ばれ江戸時代通じ盛岡藩世襲筆頭家臣であり、中野氏北氏と共に南部家中で代々家老務める「御三家」の一つとして続いた文政元年1818年)には南部藩家格昇進祝って北氏南氏中野氏東氏とともに嫡子嫡孫まで南部称号許され南部姓へ戻っている。 なお遠野南部氏が、日蓮帰依し身延現在の山梨県南巨摩郡身延町)の地を寄進したとされる南部実長波木井実長の子孫を称するうになるのは、江戸時代後期になってからである。

※この「根城南部氏(遠野南部氏、八戸氏)」の解説は、「南部氏」の解説の一部です。
「根城南部氏(遠野南部氏、八戸氏)」を含む「南部氏」の記事については、「南部氏」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「根城南部氏」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「根城南部氏」の関連用語

根城南部氏のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



根城南部氏のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの八戸氏 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの南部氏 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS