三翁昔話
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三翁昔話(さんおうせきご)は遠野南部家(八戸家)の家臣新田政箇(のち、政父)の編集による、八戸(遠野)南部家の歴史書
概要
遠野南部家の家臣 新田政箇(のち政父と改む)が祖父 新田喜政、福田与珍、宇夫方寂怡(広隆)の「三人の翁」から聞いて記した昔話の意味で、内容は根城(八戸)南部氏初代実長から22代与六郎直栄までの事跡をまとめ、巻1~4の4巻に構成した本編と、本編に収録できなかった文書、記録、伝承や22代義長以後の事跡を18巻の資料集に集約した後編から成る。
本書の完成はあとがき・後編序文によると、本編が明和8年(1771年)10月、後編は翌年の安永元年(1772年)にまとめられた。
「三翁昔話」原本は、本編・後編ともに東京大学史料編纂所の所蔵となっている。
参考文献
- 青森県史編さん中世部会 『青森県史 資料編 中世篇 1 南部氏関係資料』 青森県、2004年3月31日。
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