東京駅 - 熱海駅間(JR東日本 首都圏地区)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:57 UTC 版)
「東海道本線」の記事における「東京駅 - 熱海駅間(JR東日本 首都圏地区)」の解説
詳細は「東海道線 (JR東日本)」を参照 この地区の東海道線中距離列車(電車列車の導入以来民営化までは「湘南電車」と呼ばれていた)は、後述する各系統と並行する東京駅 - 大船駅間においては一部の駅にのみホームがある列車線で運転される。横須賀線との線路分離後から民営化後にかけては列車本数の増発や定員の増加による輸送力増強、快速列車や通勤ライナー(2021年に特急に置き換え)の設定などの輸送改善が行われた。2001年から湘南新宿ライン(後述)の乗り入れで渋谷・新宿・池袋の副都心地区へ1本の列車で結ばれるようになり、1973年以来となる高崎線への直通列車も設定された。また、1973年に廃止となった東京駅以北の上野駅および東北本線(宇都宮線)・高崎線との直通運転が上野東京ラインの愛称にて2015年3月改正から復活し、併せて常磐線(近距離快速電車含む)から品川駅までの乗り入れが開始された。一方でJR東海管内へ直通する普通列車は民営化後に徐々に削減され、現在では沼津駅発着の列車が朝夕夜に残るのみで、国府津駅から御殿場線への直通は2012年に廃止。また伊東線直通列車も朝夕夜が中心となった。 日中は、東京駅経由列車は1時間あたり普通6本が運転される。半数の列車は平塚駅または小田原駅以東での運転となり、小田原駅 - 熱海駅間は毎時3本の運転となる。湘南新宿ラインは特別快速が小田原駅以東で毎時1本、快速(戸塚駅以西は普通と同じく各駅に停車)が平塚駅以東で毎時1本運転される。平日朝ラッシュ時の上り方面は2 - 3分間隔の高密度運転となり、ほかに夕ラッシュ時下り方面には東京駅始発の快速「アクティー」も運転される。 京浜地区では東海道線の列車と並行して、古くから長・中距離列車と分離した近距離電車の運転が行われ、現在も以下の運転系統がそれぞれ決められた線路で運転されている。これらは基本的には「東海道線」とは案内されないが、正式には一部区間が東海道本線に該当する。 横須賀線 : 東京駅から横浜駅・大船駅を経由して三浦半島の逗子駅・久里浜駅方面とを結ぶ系統。東京駅 - 大船駅間が東海道本線に該当する。東海道線列車と長らく線路を共用していたが、1980年より独立した線路での運転となり、先だって1976年より地下線で東京駅 - 品川駅間に乗り入れていた総武本線(総武快速線)との直通運転を開始。品川駅 - 鶴見駅(通過)間は支線の品鶴線経由となった。横浜駅以西では東海道線列車の止まらない保土ケ谷駅と東戸塚駅に停車する。 湘南新宿ライン : 東京都心西部の山手貨物線の渋谷駅・新宿駅・池袋駅(埼京線と同一線路)を経由し、東海道線大船駅以西と高崎線の相互間、横須賀線と東北本線(宇都宮線)大宮駅以北の相互間をそれぞれ直通運転する系統。2001年12月より運転を開始した。双方の系統とも西大井駅 - 戸塚駅間では横須賀線の走行経路で運転されるが、停車駅に差異がある。 相鉄・JR直通線 : 埼京線・川越線と相模鉄道の新横浜線・本線との直通運転を行う系統。2019年11月30日から運転を開始した。品鶴線の西大井駅から東海道貨物線の横浜羽沢駅に併設された羽沢横浜国大駅までが東海道本線に該当するが、貨物線を走行する武蔵小杉駅 - 羽沢横浜国大駅間は無停車となる。 京浜東北線 : さいたま市の大宮駅から大船駅までを結ぶ近距離系統。東京駅 - 横浜駅間が東海道本線に該当し、列車線よりも設置駅の多い電車線で運転される。横浜駅 - 大船駅間は根岸線を経由する。各駅停車が基本だが、1988年より日中に山手線並行区間である田端駅 - 東京駅 - 品川駅間で快速運転を行っている。 山手線 : 東京都中心部を環状運転する系統。東京駅 - 品川駅間が東海道本線に該当する。全電車各駅停車。昭和時代前半まで京浜東北線と線路を共用していたが、1956年より分離され独立した線路で運転されている。 横浜線 : 東神奈川駅を起点に東京都西部の八王子駅に至る路線。東神奈川駅 - 横浜駅間で京浜東北線の線路に乗り入れ、根岸線にも直通している。
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