快速「アクティー」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 18:00 UTC 版)
「東海道線 (JR東日本)」の記事における「快速「アクティー」」の解説
2021年3月13日のダイヤ改正からは夜間に東京発小田原行きで下りのみ1日2本運転されている快速列車。E233系で運転される場合、種別カラーはオレンジ。廃止された通勤快速に代わって平日も運転される。なお、東京以北との直通は行われない。 快速「アクティー」は元来、1989年3月11日のダイヤ改正から東京駅 - 熱海駅間で日中を中心に運転されていた。平日に藤沢駅・茅ケ崎駅・平塚駅・真鶴駅に停車するが休日には通過(真鶴駅には毎日上下2本ずつ停車)していたエル特急「踊り子」の停車駅を削減し、通過駅を快速が代替する形式で設定された。 当初の通過駅は戸塚駅・辻堂駅・大磯駅・二宮駅・鴨宮駅・早川駅・根府川駅の7駅であったが、早川駅・根府川駅には1998年3月14日改正で一部列車が停車、2004年10月16日改正で全列車が停車するようになり、小田原駅 - 熱海駅間は各駅停車に統一された。2007年3月18日改正では横須賀線・湘南新宿ラインとの乗り換えの便を図って戸塚駅にも全列車が停車し東京駅 - 藤沢駅間も全駅停車となり、通過駅は辻堂駅・大磯駅・二宮駅・鴨宮駅の4駅となった。 2021年3月12日までの運転頻度は1時間に1本程度。平日は下りが東京発8 - 16時台、上りが平日東京着11 - 23時台の運転だった。日中の下り列車は設定当初、東京駅の発車時刻が毎時40分であったが、後に毎時37分となった。上り列車は毎時10分前後に熱海駅を発車していた。上野東京ラインの開業以降は東京始発・終着列車以外は宇都宮線と直通し、宇都宮線内は普通として運転していた。主に宇都宮線(宇都宮駅・小金井駅) - 熱海駅間で運転されたが、平日の午前中に上野始発、午後に小田原止まり、夜間に東京行き、土休日の朝夕に東京駅・小田原駅発着や古河止まりが設定されていた。 土曜・休日には日中時間帯以外に、下りが平日の通勤快速に代わる列車として東京発19 - 21時台に運転されていた。これらの「アクティー」は、かつては通勤快速と同様に東京駅毎時50分発であったが、2007年3月18日改正で戸塚駅停車となったことで所要時間が伸びたため、この改正からは毎時48分発、2010年12月4日改正からは47分発と早くなった。2015年3月14日改正では19時48分・20時48分・21時49分発となった。これらの列車は上野東京ラインの開業以降も東京始発で運転されていた。 湘南新宿ライン運転開始以前は「湘南ライナー」で運用されていた全車2階建ての215系も一部の列車で使用されていたが、現在ではすべて普通列車と共通の車両で運用されている。2006年3月18日のダイヤ改正以降、一部列車を除いて宇都宮線内も含め全区間で15両編成での運転となっている。 国鉄時代には、横須賀線との分離運転開始後の1981年10月ダイヤ改正より、休日を中心に伊東線・伊豆急行線や御殿場線に直通する快速が運転されていた(臨時列車扱い)。1984年2月・1985年3月改正時点では東海道線内のみで平日に運転される列車も上り・下り1本ずつ存在したが、平日の快速は1986年3月3日改正でいったん廃止となっている。現在の「アクティー」との違いは、新橋駅・戸塚駅・茅ケ崎駅・早川駅・根府川駅を通過する点であった(一部例外あり)。
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