本宮エリアまでの上り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:23 UTC 版)
大宮鳥居:JR琴平駅前、ことでん琴平駅横に立つ。 一之坂鳥居 備前焼狛犬:一之坂鳥居の両側にいる。1844年奉納され、高さ約5尺(重要有形民俗文化財) 灯明堂・釣燈籠:石段に沿って立ち中に数基の灯籠が並んで吊るされている。1858年建築(重要有形民俗文化財) 金刀比羅本教総本部:1877年建築。教祖を金光院第四代院主宥盛、祭神は金毘羅大権現を金刀比羅大神として信仰する。 鼓楼(ころう)と清塚:大門傍にあり、中にある時太鼓は今も朝夕に打ち鳴らされる。造りが城に似ていることから「琴平城」とも呼ばれている。1710年建築。清塚は鼓楼脇にあり清少納言の墓と時の別当は考えたと云われている。 大門(おおもん):高松藩主松平頼重が1654年頃寄進し仁王門であったが今は門の中の両側に弓を持つ武者が控える。これより内が境内で、有栖川宮熾仁親王筆の「琴平山」の額が掲げられる。門をくぐると鎌倉時代から特別に境内での営業を許された五軒の「五人百姓」が加美代飴を売っている 桜の馬場:約150mの平坦な石畳で春は両側に桜咲く道になる。 宝物館(登録有形文化財):明治38年(1905年)に建てられた石造、二階の宝物館。かつて観音堂の本尊であった重要文化財の十一面観音立像や護摩堂の本尊不動明王立像などを拝観できる。 御厩:神馬である月琴号・ルーチェ号の2頭の馬が飼われている。神馬は例大祭に随伴し、献馬式もおこなわれる。 こんぴら狗(いぬ):飼い主に代わって代参した犬の像。 高橋由一館:近代の洋画家高橋由一の個人美術館。一般公開されている。 着見櫓:大名行列の見張所。 書院社務所門:切妻造平入・銅葺 社務所 表書院(重要文化財):万治2年(1659年)に建立された書院造りによる建物。内部の五間には円山応挙が、邨田丹陵が二間、森寛斎が一間の障壁画が飾られている。また前池躍魚と称される池泉鑑賞式庭園林泉や蹴鞠が催される前庭が鑑賞できる。一般公開されていて、大人料金800円。 白書院:明治10年建造、非公開 奥書院(重要文化財):非公開 四脚門(重要文化財):参道脇にある黒門から奥に見え通常は閉まっている。書院の正門。 木馬舎:木製の等身大の馬が一頭。ここの右下にカフェ&レストラン神椿がある。 祓戸社(はらえどしゃ・祠):祭神は瀬織津姫ほか三柱。 火雷社(ほのいかづちしゃ・祠):祭神は火産霊神ほか五柱。 旭社(後述) 賢木門(さかきもん):唐破風と千鳥破風の棟が交錯する檜皮葺の屋根。天正12年(1584)長曽我部元親が寄進。元親軍の往来の邪魔になるので火をつけると暴風が起こり木の葉が数千の蜂となり襲いかかる神罰にあい恐れをなし、神仏に詫びて、その夜のうちに再興したところ慌てて柱を逆に建ててしまったことから「長曽我部の逆木門」と呼ばれた。しかし、この逸話は長曽我部を辱めるための創作で、それまでここに門は無かった。万治3年(1660)京仏師弘教宗範咲の彫った持国・多門の二天が安置され、二天門となる。明治12年(1879)の改築の際に逆木門の「逆」の字を嫌い「賢木門」と書くようになった。 遙拝所:ここから伊勢神宮や皇陵を拝するところ。明治初年の建立。 闇峠 - 本宮手水舎 - マイナス1段 - 連籬橋 真須賀神社(ますがじんじゃ・祠):入母屋造。祭神は建速須佐之男尊と后神。 御年神社(みとしじんじゃ・祠):流造。祭神は大年神、御年神、若年神。 事知神社(ことしりじんじゃ・祠):流造・銅板葺。祭神は積羽八重事代主神ほか二柱。 本宮(前述):最後の133段の「御前四段坂」を上ると本宮前に。 一之坂鳥居 鼓楼 大門(おおもん) 五人百姓 桜の馬場 宝物館 高橋由一館 書院(重要文化財) 四脚門(重要文化財) 祓戸社 旭社(重要文化財) 賢木門 遙拝所 連籬橋、真須賀神社 本宮は目前
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