朝鮮戦争期の政争とは? わかりやすく解説

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朝鮮戦争期の政争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:23 UTC 版)

李承晩」の記事における「朝鮮戦争期の政争」の解説

朝鮮戦争最中でも、野党弱体化目論見野党民国党スポンサー存在だった湖南財閥中核京城紡織(京紡)の預金引き出し停止する[要出典]。このため京紡派に資金供給先を変更し民国党強力な経済的基盤を失うこととなる。 1952年1月18日には李承晩ライン宣言した。このライン撤廃日韓基本条約)されるまでの13年間に、日本漁船捕獲事件などによる日本人抑留者は3929人、死傷者44人を数え人間として満足な生活をする権利すら与えられず、家族送ってくる差し入れ品す韓国警察によって中身抜かれて届かなかったりした[要出典]。当時語ったアメリカ余り信じるな。ソ連奴らには騙されるな。日本は必ず再起する注意せよ!」が韓国流行語になった同年には再び議会との対立激化したが、政府釜山逃亡していた[要出典]。任期切れを控えていたは、憲法再選禁止撤廃するために、三選までを許す改憲案を提出した。これに対抗して野党議院内閣制案を提出した戦時下釜山戒厳令布告し野党議員大量に検挙した釜山政治波動)。 1952年7月4日国会警察包囲されている中、与党議員がほとんどを占めている国会で改憲案は可決された。大統領選出は直選制となったこの頃までに派は自由党組織している。この時期アメリカ戦時下において議会との対立解消できない排除考え始めたと言われている。国民防衛軍事件居昌良民虐殺事件によって大韓民国陸軍本部では、対す反感高まっていた。 朝鮮戦争初期大韓民国侵入した朝鮮人民軍兵士は、その後韓国内パルチザン闘争繰り返した。同じ朝鮮民族によるパルチザン闘争衝撃強く尾を引いたまた、傷病兵慰問としてある病院訪れた時、その中に韓国出身在日朝鮮人義勇兵混ざっていた。 一方で1953年1月5日から1月7日までの間、国連軍総司令官マーク・W・クラーク大将招きの形で、非公式に訪日し1月6日クラーク公邸で、吉田茂首相と約1時間対談した内容未だに明らかではないが、険悪なやり取りであったとされる1953年戦況膠着し朝鮮戦争について国際連合主導による休戦提案出始めると、は「停戦反対北進統一」、「休戦国家的死刑」を口にし最後まで休戦反対し、「北進統一論」に基づいた朝鮮半島大韓民国による統一こだわった。しかし国際連合は、粛々と休戦への道筋作り6月8日両軍捕虜送還協定締結された。 6月18日に、アメリカ何の予告無く捕虜収容所監視員捕虜釈放指令して、抑留していた朝鮮人民軍捕虜2万5000人を北へ送還せずに韓国内釈放するという事件を起こした正式に決まった協定反故にする暴挙だったことから、国際世論非難高まった上に、北朝鮮内の中国人義勇兵抗美援朝義勇軍)の全面撤兵要求し早期休戦を望む国連軍アメリカ軍激しく対立した7月16日ソ連新聞『ソヴィエト・ニュース』は以下の様に報じている。 ここ3年というものは李承晩について聞いたことがなかった。3年の間、南朝鮮すべての問題アメリカ軍司令官だけによって指令されており、李承晩は、釜山の奥にいるアメリカ軍の裏庭あたりにおあずけになっていた。……ところが、いま突如として、李承晩あまりに強大かつ強力であるため、「国連軍司令官アメリカ大統領も、またアメリカ議会も彼とは太刀打ちできない」と発表されている。ぶざまな茶番劇上演されているのだ。 — 神谷不二朝鮮戦争』 しかし、あまりにも尊大強引なは、件の捕虜釈放事件孤立することになったやむなく休戦同意し1953年7月27日に、大韓民国政府要人署名しないまま、中朝連合軍代表の南日朝鮮人民軍大将国連軍代表のウィリアム・ハリソン・ジュニア(英語版アメリカ軍中将朝鮮戦争休戦協定署名した朝鮮戦争休戦後も、アメリカ合衆国議会出向き、再び「北進統一」を訴えたが、もはや彼の言葉に耳を貸す者は、誰もいなかった[要出典]。

※この「朝鮮戦争期の政争」の解説は、「李承晩」の解説の一部です。
「朝鮮戦争期の政争」を含む「李承晩」の記事については、「李承晩」の概要を参照ください。

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