明石家定食
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クイズコーナーでは、番組レギュラー陣のいわゆる「お約束」のセリフ・やりとりがあちこちに存在する。2008年の途中からこれを『(明石家)定食』と呼ぶようになった(2013年1月7日放送回でも「(明石家)定食」について明確に言及あり)。 さんまとレギュラー陣のコンビネーション芸はこの番組に限らずにどこでも行われているので、以下に挙げること例以外のお約束もある。 間寛平 オープニングの『早押し展覧会クイズ』では、必ず寛平が一番初めにボタンを押し、ボケ解答を3個言うことが暗黙のルールとなっている。しかし、ボケはウケないことが多く、さんまから「早よ!ジャマくさい!」などとせかされ、後輩のさんまから説教されてしまう。さんまがボケを褒めると調子に乗って4回目を押すことがあり、「何で押しはんのん?」と責められることがある。ボケの調子が悪いと、さんまに回数をごまかされることがある(2回目なのに3回目と言われたり、3回目なのに1回目と言われる)など、さんまが寛平の回答をなかったことにする編集点を作ろうとするフリを行う。 村上ショージ 解答者紹介のときには、必ず「ドゥーン!」か「しょうゆうこと」をする。明石家クイズ女学院時代からは、クイズの途中で「ピロロロロン」という効果音が鳴ると、「誰か来た!」と言い、さんまが「ごめんね〜。今本番中やねん!!」と言う。 最終問題のポーカーチャンスでは毎回、的のずれたボケ解答で笑いを誘い、京唄子が「(賞金が掛かっている)素人出場者が可哀想」と憤慨したことでも知られる。 松尾伴内 アシスタントからゲスト紹介されると「ん出たっ!!」と答える。毎回明らかに女性モノの衣服を着てくるので、さんまに失笑されて「今日こそ女モノやろ?」と聞かれると「男女兼用でございます」、「高かったんでしょ?」と聞かれると「お求めやすいお値段で」、「その服何色?」と聞かれると「ピンピンピンクです。(ピンク色系統の服を着ているとき)」「ブルースカイブルー!!!(青色系統の服を着ているとき。最後の「ブルー」には特に力が込められる)」などと答える。買った具体的な店名を聞かれても「ファッションハウス」「マジックショップ」「ダンスショップ」などと答えるのみで「ダメです!言えません!かぶるといけませんから!個性が崩れるんですよ」とかたくなに拒む。衣装の種類としては「チュルリラ」、花の刺繍「フンフンフラワー」が有名で、他にも金の点々の刺繍が入った「ゴールドテンテン」、「ア・ボタン」、「ジャンジャンジャケット」、バラのプリントや刺繍「バンバンバラバラ」、「シャランラ」などがある。楽屋トークの時の衣装は普通である。 『アタック7』ではほぼ毎回、3チャンスクイズや10秒クイズ担当になり、問題を読み上げはじめると突拍子もなく「エッ!?エッ!?エッ!?、もう始まってるんですか!?」と絶叫。大げさな仕草で耳を傾ける。その後、横からショージが「聞こえてるやろ!」と注意し、ときおりフリップで頭を叩かれる。解答した際にさんまがリアクションを示す前に「エッ!?」とオーバーリアクションをする。武田鉄矢のモノマネで海援隊の「あんたが大将」をさんまと共に歌う。また、さんまが「1つのみかんが」と言うと「腐ってしまうとみんなが腐ってしまう」というモノマネもある。また、回答するときに、同じ答えを何度もイントネーションを変えて発言し、さんまに指摘された後で「えっ?違うの?」とボケるのもお約束である。 雨上がり決死隊 レギュラー陣紹介の際に宮迫は必ず「雨上がり決死隊の……宮迫です!」とお決まりのフリをする。宮迫はこのフリは東京発の全国ネット番組以外では披露しないようにしていたが、さんまに怒られたことで、ローカル番組としては唯一「宮迫です!」を披露するようになった。 『早押し展覧会クイズ』では蛍原が、イラストに関係なく自分の体験談を話す。『アタック7』で番号を選ぶ際、宮迫が低い声で「〇番が大好物です」などと指名する。 くりぃむしちゅー レギュラー陣紹介の際に有田は「出てこいやー!(高田延彦)」などプロレスラーのモノマネをする。『早押しイラスト大辞典』で解答する際、必ず有田の「エーあのー」から始まる長い寸劇が入る。そして、お題の頭文字の単語に辿り着いた時にようやく「あ、○○!!」と答える。だが、たまに寸劇の途中でお題の頭文字を言ってしまい、周りからツッコまれるときがある。 『アタック7』では、上田が芸能界のうんちく王であることもあって難しい問題が出題される。クイズに答える際、有田が「これは上田が知ってるから」と3つ程度のボケ解答をし、その横で上田は「いや、これはホント知らないな…」と言うが、最後にはバシッとカメラ目線で答えを決める。有田が正解に近いボケ解答を出したときはそのまま有田に答えさせることもある。番号を選ぶ際、有田が「2番とか、目のあたりいっといたほうがいいんじゃないかな…」と迷っていたり、「お前最近調子に乗ってんじゃねぇのか?今回は俺が選ぶからな。2番いくぞ、オラ」と脅したりしていると、上田が「1番!」と有田の意見を無視して番号を即決。すると有田は満面の笑みを浮かべて「あ、そうだね」と引き下がる。そのたびに毎回、ショージから「仲ええなぁ〜!!」と賞賛を浴びる。 中川家 礼二は毎回、さんまに「岩本さん!」と振られると、東大阪市でねじ工場の社長をしている設定のおじさん「東大阪の岩本さん」を演じる。また、さんまから中国人、阪神の応援団、車掌と言われると各そのモノマネで演じることもある。中国人など、外国人の喋り真似をする礼二が、剛に耳打ちしてそれを剛が通訳してさんまに伝えるが、礼二の長いデタラメ会話を翻訳すると極端に短くなるので、さんまが「寸法あわんやないか!」とツッコむ。しかし、手厳しいさんまは、通訳した内容が中途半端に長かった場合、剛に対して「もっと短い言葉を言え」とダメだしをすることもある。 2010年9月27日放送の『SMAP×SMAP』BISTRO SMAPのコーナーにさんまがゲスト出演した際、「SMAPに明石家定食をふるまう」との触れ込みでショージ・伴内と共に出演し、「岩本さんの奥さん」のキャラで、帰ろうとする人に対し「イチゴあんのに」と残念がるというギャグを披露した。 重盛さと美 レギュラー陣紹介の際、ショージが考案したギャグ「しげもりもりもりてんこもり、ワォ!」、「重盛、ヤモリ、は虫類、ワォ!」を披露する。
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