旧在籍車両とは? わかりやすく解説

旧在籍車両

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 03:52 UTC 版)

鹿島臨海鉄道」の記事における「旧在籍車両」の解説

キハ1000形1001・1002、2両) 鹿島臨港線旅客営業行っていた際に使用され気動車である。国鉄キハ10形気動車1978年昭和53年)に譲り受けたもの。塗装は赤を基調白帯巻いたデザインであった。同線の旅客営業廃止後の1984年昭和59年)に廃車された。1両が千葉県香取市内に静態保存されている。 2000形2001 - 2004、4両) 大洗鹿島線開業時広島地区使用していた国鉄キハ20形気動車譲り受けたもの。投入に際して前照灯・尾灯角型シールドビーム交換6000形併結運転を行うため貫通路床面開き戸部を70mm上部移動したため、国鉄在籍時とは外観変わっている塗装6000形準じたものとされた。照明種車のものをそのまま使用し蛍光灯車両白熱灯車両があった。また車内更新トイレへの汚物処理装置設置などの改造2001 - 2003国鉄大宮工場(現・大宮総合車両センター)で、2004工業行われた冷房装置搭載しなかったため6000形増備ともなって運用から外れ1989年平成元年)から1991年平成3年)にかけて全車茨城交通(現・ひたちなか海浜鉄道)に譲渡されたが、2006年平成18年)までに全廃となった。うち1両が国鉄時代首都圏色復元され那珂湊駅構内現存する譲渡後茨城交通キハ201形となった2000形塗装変更後) 廃車後首都圏色になった2000形 7000形(7001・7002、合計2両) 1992年平成4年)に日本車輌製造製造され2両編成片運転台気動車である。東海村への原子力発電所建設見返りとして茨城県交付され電源移出県等交付金財源として1編成のみが製造され茨城県所有していた。 鹿島神宮寄りが7001、水戸寄りが7002である。車内リクライニング機構備えたクロスシートカーペット敷きハイグレード車である。座席通路よりも一段高設置される「セミハイデッキ構造となっている。運転台後方展望ラウンジがあり、運転台とは大型ガラス仕切られ、側窓も大型のものになっており、開放感のあるスペースとなっている。ラウンジ内の座席ロングシートのように、レール方向に3人掛けソファー向かい合わされ設置されている。客室内デッキ仕切りにはテレビ埋め込まれカラオケおよび衛星放送受信設備備えている。指定席での運用考慮して座席には番号振られ展望ラウンジ座席にも番号振られている。7001の後位には車いす用のスペース確保されている。水戸先頭車デッキには洗面台男性トイレ洋式トイレ設置され洋式トイレには車いすでの利用視野入れ手すり付いている。洗面台蛇口ひねってを出すタイプである。定員は7001が44名、トイレ備える7002が42名。走り装置6000形同一であるため、車両重量大きい本形式の方が走行性能は低い。最高運速度は90km/hであるが、運転席メーターには120km/hまで表示がある。 快速マリンライナーはまなす」として運転されていたが、1998年平成10年)にそれが廃止されてからは定期運用はなく、毎年6月アヤメ開花時期合わせて運転される水戸駅からJR鹿島線潮来駅までの臨時列車や、正月三が日多客輸送の際に臨時列車として運行される程度であった。なお、2008年平成20年8月1日から20日までは、水戸 - 大洗間定期列車にも充当されていた。 2010年平成22年3月以降検査切れ状態で神栖駅構内留置されていたが、2015年平成27年10月廃車となって個人売却され茨城県筑西市ザ・ヒロサワ・シティ静態保存されている。

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