日本国外で登場した主なテトリス系ゲーム
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1987年『TETЯIS』 IBM PC、Commodore 64、Amiga、Apple II、Apple IIGS、Atari ST、Macintosh、ZX Spectrum : スペクトラムホロバイト - 最初に製品化された、アメリカのスペクトラムホロバイトより発売されたパソコン用テトリス。 1988年『TETЯIS』 IBM PC、Commodore 64、ZX Spectrum、Amstrad CPC、Amstrad PCW、BBC Micro/Acorn Electron、MSX、Atari ST、Amiga : ミラーソフト - 初期にイギリスのミラーソフトより発売されたパソコン用テトリス。日本で発売されたBPS版とは異なる。発売は1988年以降だが、クレジットでは「© 1987 ANDROMEDA SOFTWARE LTD」「© 1987 MIRROR SOFT LTD」となっている。 1988年『TETЯIS』 アーケード : アタリ - ラウンドクリア制で、一定ラインを消すごとにその時点のフィールドの低さに応じたボーナス得点が入り、フィールドがすべて消去された状態(高次ラウンドでは初期配置のブロックがある)で次のラウンドが始まる。日本国内では販売されなかった(並行輸入版が少数流通したが、ライセンス問題によりすべて回収された)が、米国内ではセガ版よりもメジャーである。画面には左右2人分のフィールドが表示されており、2人同時プレイも可能(対戦要素は無い)。また、1人プレイでは空いている側のフィールドに、どの種類のピースがどれだけ落下したのか、棒グラフで表されるようになっており、特定のピースのみに偏っているのではないかとプレイヤーに疑念を抱かせないような配慮も初めてなされた。テトリミノの接地後の「遊び」がなく、ある程度のレベル以上で真ん中付近まで積みあがるとそのまま詰むことも多かった。 1988年『VS. TETЯIS』 アーケード(任天堂VS.システム) : アタリ - アーケード向けVS.システムへの移植版。開発はテンゲン(Tengen)。上記アーケード版を元にした移植だが、新たに2人のプレイヤーが1つのフィールド内でそれぞれのテトリミノを同時に操作する協力プレイが搭載されている。 1989年『TETЯIS』 Nintendo Entertainment System : テンゲン - NOA(ニンテンドー・オブ・アメリカ)の許諾を得ずに製造し強行販売したが、後に敗訴して販売差し止めとなった。内容は上記VS.システム版を元にしているが、2P側をコンピュータ操作に割り当てた同時プレイ・協力プレイも搭載された。 1989年『TETRIS』 Nintendo Entertainment System : Nintendo - 日本で発売されたBPSのファミコン版とは異なる内容。テンゲンのNES版『テトリス』の販売差し止め後に発売された。1人プレイ専用で、持久モードのTYPE-AとステージモードのTYPE-Bを搭載しており、後のゲームボーイ版のシステムの原型となった。しかし、日本国内ではBPSが改めて任天堂からライセンス許諾を受けたため、任天堂版の本作はリリースされずそのままBPSのファミコン版が販売続行となった。テトリミノの接地後の「遊び」が無い実装。 1990年『Nintendo World Championships』 Nintendo Entertainment System : Nintendo - アメリカでゲーム大会用に特別制作されたカップリング作品。3本のソフトを1本に収録しており、お題に沿って連続でプレイしてスコアを競う。収録ソフトは『スーパーマリオブラザーズ』、『Rad Racer(ハイウェイスター)』、『テトリス』の3本だが、それぞれお題によってプレイ内容が指定され、時間制限が付いている。 1992年『SUPER MARIO BROS. / TETRIS / NINTENDO WORLD CUP』 Nintendo Entertainment System : Nintendo - ヨーロッパで発売されたカップリング作品。3本のソフトを1本に収録しており、上記とは異なりそれぞれのゲーム内容が独立したソフトをタイトル画面で選択する形式。収録ソフトは『テトリス』の他、『スーパーマリオブラザーズ』と『NINTENDO WORLD CUP(熱血高校ドッジボール部 サッカー編の欧米版)』。 1994年『Tetris & Dr. Mario』 Super NES : Nintendo - NESの『テトリス』と『Dr.マリオ』を移植し、1本のソフトに収録した。対戦では双方のゲームを順番にプレイするMixed Matchが用意されている。 1996年 『Tetris Attack』 Super NES/Game Boy : Nintendo - ザ・テトリス・カンパニーの許諾の元、『テトリス』の名義を借りて発売した『パネルでポン』の日本国外版で、『テトリス』とは全く異なる別ゲーム。登場キャラクターも『スーパーマリオ』シリーズのヨッシーを初めとするキャラクター群に差し替えられている。日本ではヨッシーシリーズのひとつとして『ヨッシーのパネポン』のタイトルでゲームボーイ版のみ発売され、その販促としてスーパーファミコン版がサテラビュー用番組専用ソフトとして配信された。 2001年-2002年 『Tetris Worlds』 PC/GBA/Xbox/Gamecube/PS2 : THQ(国内版はサクセス) - 後にテトリス#ガイドラインとされるルールを搭載した最初の『テトリス』で、当時のすべての主要プラットフォームに向けて発売された。PC版とPS2版の開発は米国BPS社が担当している。多様なゲームモードが収録されているが、操作性が悪く、またスコアの概念が存在しない(「現在のレベル」と「あと何ライン消せば次のレベル」という概念しかない)。 2007年3月19日『Tetris Evolution』 Xbox 360 : THQ - Xbox 360用の作品(ライセンスの都合による兼ね合いから、日本では発売されていない)。 2007年10月3日 『Tetris Splash』Xbox 360 (Xbox Live Arcade) : Tetris Online, Inc./Microsoft Game Studios - 価格は800マイクロソフトポイント。最大で6人までのオンライン対戦が可能。横移動などの操作性が良く、日本では販売されていないものの知名度が高い。 2010年5月25日 『Tetris Party Deluxe』Wii:Majesco Games/Tetris Online, Inc/ハドソン 2010年5月25日『Tetris Party Deluxe』ニンテンドーDS:Majesco Games/Tetris Online, Inc/ハドソン - 日本では『テトリスパーティープレミアム』の名称で2010年8月5日に発売された。ミッションテトリスモードが搭載されていないことや、ボンブリスモードが最初から出現しているなどの差異がある。 2014年11月6日『Tetris Ultimate』 :Nintendo 3DS, PlayStation 4,Xbox One, PlayStation Vita,Microsoft Windows:ユービーアイソフト (Ubisoft):日本でもPS4/Xbox One/PCで配信されたが、不具合を多く抱えたソフトで配信中止に至り、Vita版は国内未発売となった。
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