列車電話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 13:48 UTC 版)
列車電話(れっしゃでんわ)とは、旅客列車に設置されている公衆電話を指す。
注釈
- ^ 映画『社長道中記』では、森繁久彌演じる社長の三沢がビュフェの女性スタッフに電話の発信を依頼し、電話室で電話するシーンがある。
- ^ 新幹線以外の在来線や私鉄の場合、自動車電話システムを使用しているため、後述のLCX方式とは違い一方通行で、列車へ掛けることは出来ない。
- ^ 近鉄特急の一部形式では、列車電話を設置していた当時は、「線路は続くよどこまでも」のチャイムの後にその旨の自動放送がなされていた。
- ^ 自働電話において、交換手が確認するため、10銭硬貨と5銭硬貨を投入する際に鳴る際の鐘とゴングの音からこう呼ばれた。
- ^ 元々、現:ソフトバンクは、国鉄の鉄道電話事業の継承を目的として設立された鉄道通信株式会社が原点であった事による(法人格上は、初代・日本テレコムが持株会社化した後に、資本関係の変動で携帯電話会社の持株会社に異動、さらに携帯電話会社を吸収して事業会社化した会社の後身が、現在のソフトバンクの直接の前身となるソフトバンクモバイルで、鉄道通信事業を含めた固定電話部門やブロードバンド部門などを手掛ける3社を吸収合併して、現在のソフトバンク株式会社となっている)。後に、鉄道通信は日本テレコムに吸収合併されるが、この日本テレコムも元々は、国鉄保有の通信網を活用する為に設立された会社である。
出典
- ^ a b 金光昭、『赤電話・青電話』48頁、昭和40年8月25日、中公新書
- ^ ジェー・アール・アール「決定版 近鉄特急」 1985年(昭和60年)発行
- ^ 西林忠俊編 『日本人とてれふぉん:明治・大正・昭和の電話世相史』 逓信協会、1990年、190頁
- ^ 近鉄車両エンジニアリング「近鉄特急チャイムメロディ」2010年発売 アーバンライナー編・伊勢志摩ライナー編に収録。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車情報 89年版』ジェー・アール・アール、1989年8月1日、144頁。ISBN 4-88283-110-4。
- ^ 『新幹線における列車公衆電話サービスの終了について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、東日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道、九州旅客鉄道、NTTコミュニケーションズ、2021年3月18日 。2021年3月18日閲覧。
- ^ 列車公衆電話サービスの一部サービスの終了について NTTコミュニケーションズ
- ^ 鈴木重久『電車の世界』誠文堂新光社、1978年、144頁。
- ^ 汪淑芬、高鐵增USB充電插座 每列2車廂提供服務、中央社、2017/5/25。
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- 1 列車電話とは
- 2 列車電話の概要
- 3 日本国外における列車電話
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