初い初いしい教師とは? わかりやすく解説

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初い初いしい教師

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/07/12 00:39 UTC 版)

初い初いしい教師(ういういしいきょうし)は、久保勇による東京都八王子市を舞台とした小説。舞台は昭和20年代後半であり、初版は1957年(昭和32年)12月20日に東京書房より発行された。

小説内には当時の八王子市の様子が描かれており、当時を知る資料としても価値のあるものである。

また舞台の冨士森中学は、小説内の記述から「八王子市立第六中学校」と推察される。

小説情報

発行者
川手雄
印刷所
株式会社 浩文社
発行者
東京書房
単行本の
はしがき:「瀧井孝作
装幀:「南部白光」
定価(初版記載)
230円 (送料32円)

ストーリー

主人公は冨士森中学の国語教師「間宮道行」である。舞台は昭和20年代後半であり、複雑な生い立ちで貧困家庭の少年「古谷俊雄」と問題家庭に育つ不良少年「網野公夫」やその姉「くみ子」を取り巻く問題を中学教師の立場から生徒指導を通じ交流する小説である。

登場人物

間宮道行
主人公。冨士森中学の奉職4年目の国語教師。古谷俊雄、網野公夫の学級担任でもある。
古谷俊雄
冨士森中学2年生。戦火で父母を亡くした後、幾つもの親族をたらいまわしにされる。
網野公夫
冨士森中学2年生。貧しいが働き者の母が栄養失調で死亡後、姉の「くみ子」に育てられるが、アル中の父親にネグレストされて育つ。元パンパンの後妻を迎えた父に反発し不良グループと交遊する。
網野くみ子
網野公夫の姉。後妻により立川赤線へ売られる。

書誌情報

久保勇 『初い初いしい教師』 東京書房、1957年




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