完全失業率とは? わかりやすく解説

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完全失業率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:21 UTC 版)

労働力調査」の記事における「完全失業率」の解説

以下は労働力調査毎年4月1日時点年齢合わせた15歳以上から64歳まで』と『65歳以上』を合算し完全失業者数と完全失業率との推移である。 完全失業者数及び完全失業率の推移総務省統計局)年完全失業者数(万人)完全失業率 (%)男女女男男女女男1990134 57 77 2.1 2.2 2.0 1991136 59 78 2.1 2.2 2.0 1992142 60 82 2.2 2.2 2.1 1993166 71 95 2.5 2.6 2.4 1994192 80 112 2.9 3.0 2.8 1995210 87 123 3.2 3.2 3.1 1996225 91 134 3.4 3.3 3.4 1997230 95 135 3.4 3.4 3.4 1998279 111 168 4.1 4.0 4.2 1999317 123 194 4.7 4.5 4.8 2000320 123 196 4.7 4.5 4.9 2001340 131 209 5.0 4.7 5.2 2002359 140 219 5.4 5.1 5.5 2003350 135 215 5.3 4.9 5.5 2004313 121 192 4.7 4.4 4.9 2005294 116 178 4.4 4.2 4.6 2006275 107 168 4.1 3.9 4.3 2007257 104 154 3.9 3.7 3.9 2008265 107 159 4.0 3.8 4.1 2009336 133 203 5.1 4.8 5.3 2010334 128 207 5.1 4.6 5.4 2011302 115 187 4.6 4.2 4.9 2012285 112 174 4.3 4.0 4.6 2013265 103 163 4.0 3.7 4.3 2014236 96 142 3.6 3.4 3.7 2015222 89 135 3.4 3.1 3.6 2016208 82 126 3.1 2.8 3.3 2017190 78 112 2.8 2.7 3.0 2018166 67 99 2.4 2.2 2.6 2019162 66 96 2.4 2.2 2.5 2020191 76 115 2.8 2.5 3.0 1990年代以降から非正規雇用需要高まった背景には、日本バブル経済崩壊前の『雇用債務設備』の「3つの過剰」にバブル経済崩壊後企業直面したことにある。3つの過剰への処置とさて企業リストラ着手し人件費抑制注力して非正規従業員多用するようになった賃金体系基本給よりも、その年ごと企業業績連動させやすい賞与ボーナスなど)に給与重きを置くようになった2003年野口旭によると産業構造の転換に伴う自発的失業健全な失業率2 - 3%とされている。太平洋戦争第二次世界大戦)後の長い間日本失業率1-2%と低かったが、米国ITバブル崩壊後の2001年時点失業率は5%弱と以前より高くなっている。2002年当時では日本戦後過去最高の完全失業率5.5%を記録米国リーマン・ショック後2009年7月には完全失業率5.7%と戦後過去最高を更新した2000年時点平均失業者320万人1990年の2倍以上となっている。 2010年の日本では、自発的失業者と摩擦的失業者の割合3.5%程度とされている。 2020年時点で、失業率2%場合日本全体完全失業者数は約137万人であるが、5%の場合343万人となる。2020年時点日本の完全失業率は2.8%、完全失業者数は約191万人であり、失業率を1ポイント改善させるためには、約69万人新規雇用創出する必要がある失業率は、年齢別地域別で見るとばらつき大きい。年齢別では若年層 (15 - 24歳)の失業率平均4.6%と全体平均の2.8%を大きく上回っている(2020年時点)。かつて、リーマン・ショックによる経済悪化のあった2009年の時、日本10-20前半までの世代失業率10%接近しているという国際機関調査出ていた。地域別では、北関東甲信北陸2.5%から北海道南関東3.3%まで地域間大きく差が開いている(2020年10 - 12月時点)。 2016年には正規職員従業員が年平均 3364 万人前年よりも51 万人増加した背景にはアベノミクスによる景気の上向き新規雇用がまず非正規として創出されたため、予想よりも高い労働者需要求職有利な売り手市場変化したために企業当初景気による雇用予定よりも人手不足になった。そのため、2015年から非正規採用者対象だった者を正規雇用切り替え始めたことで2年連続増加となった2017年には『非正規から正規への逆流』が始まり2017年には『正規職の有効求人倍率』が1を上回って正規職のされた求人数が上回る流れ変わったアベノミクス以降成長率雇用増加率から失業率2018年に0.9%、2019年0%近くにまでなると予測されたが、実際失業率そうならなかった。しかしながら失業率減少しており、企業空前絶後の人手不足から今雇っている非正労働者新規採用者正規採用へ増加継続加えて賃上げ待遇競争・脱デフレにより、デフレという物価売り上げ減少していく時には最適化モデルだったブラック企業労働者が集まらなるため路線転換倒産相次ぐ予想された 。 その後新型コロナウイルス感染症の流行経済的影響により、2020年失業率前年より0.4ポイント高い約2.8%となったしかしながら雇用調整助成金によって雇用維持している休業者含めれば、2倍超え失業率になると指摘されている。 2012年から2017年まで5年の間に韓国若年失業率が2.3ポイント高くなって9.8%に悪化したのに対し米国は5.8ポイント下落で7.2%、日本も2.6ポイント低下した4.4%で日本若年失業率OECD半分まで低くなった。

※この「完全失業率」の解説は、「労働力調査」の解説の一部です。
「完全失業率」を含む「労働力調査」の記事については、「労働力調査」の概要を参照ください。

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