完全大系(かんぜんたいけい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 16:14 UTC 版)
「円環少女」の記事における「完全大系(かんぜんたいけい)」の解説
術者自身が認識したイメージと現実との区別が曖昧な世界で発達した魔術。観測者の脳内の像に魔力を見出し現実の方を脳内のイメージ通りに書き換えることができる。イメージを精密に描ければ、地獄の自然秩序への違反が観測できないほどよく出来た物質や現象を生み出せるため、魔法消去に強い。万能に近い体系だが、それ故に暴走の危険も高く、力を引き出すことよりも制御に重点が置かれた発展をしている。例えば感覚器を操作して幻覚を生じさせ、その幻覚を具現化する、といった回りくどい方法をとっている。それを知らなかった原初の術者達は世界を野放図に書き換えた挙句、欲望のままに自分自身をも書き換えてしまい、人外の生物と化してしまった。そのため現在の術者達は生まれたときに「人間の形」を封印としてかぶせられている。イメージを具現化するという性質上、幻覚を破るのは苦手。なんでもできるもっとも魔法らしい魔法であり、地獄における魔法使い伝承のモデルとなった。「三十六宮」序列黒宮三位。
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