安田理深とは? わかりやすく解説

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安田理深

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/22 22:22 UTC 版)

安田 理深(やすだ りじん、1900年明治33年〉9月1日 - 1982年昭和57年〉2月19日)は、日本仏教学者真宗大谷派の僧籍を持つ。

人物

  • 青年時代には東洋哲学キリスト教などを学んだが、金子大栄の著作に触れて親鸞思想に目覚め、大谷大学へ入学。晩年は私塾相応学舎を主宰し、浄土教教理学のほか、唯識などの講義を行った。その学識から幾度も大学教授などの誘いがあったが、生涯無位無官を貫いた。
  • 1973年昭和48年)、自宅が火災に見舞われ全焼。蔵書のすべてを失うが、「「焼かれた」のでもない。「焼いた」のでもない。ただ「焼けた」と。そうすると事実を事実のまま受けていけるのではないか。自も他も損なわんで済む。こんなことを今度の火事で学びました。」と語った。

略歴

主な著書

  • 『本願の名號』(為法館、1956年
  • 『救済の智慧と自覚の智慧』(大谷出版社、1961年
  • 『信仰についての問と答』1 - 4集(文明堂、1962年
  • 『縁起と性起』(永田文昌堂、1963年
  • 『本願の歴史』(文明堂、1963年)
  • 『言の教学』(文明堂、1966年
  • 『願生浄土』(永田文昌堂、1967年)
  • 『人間像と人間学』(永田文昌堂、1969年
  • 『自然の浄土』(文明堂、1970年
  • 『夢と思索』(文明堂、1971年
  • 『他力の信心』(文明堂、1974年
  • 『信仰的実存』(文明堂、1975年
  • 『言にたまわる信』(文明堂、1976年
  • 『大乗の魂』(大地の会、1977年
  • 『不安に立つ 親鸞・日蓮の世界と現代』(東京新聞出版局、1980年
  • 『法に依りて人に依らざれ』(文栄堂書店、1982年
  • 『自己に背くもの』(文明堂、1983年

論集・伝記

論文




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