大鬧天宮とは? わかりやすく解説

大鬧天宮 (だいどうてんぐう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 02:55 UTC 版)

西遊記」の記事における「大鬧天宮 (だいどうてんぐう)」の解説

東勝神州とうしょうしんしゅう傲来国(ごうらいこく)花果山(かかざん)の仙石から天地霊気まとった石猿誕生するはとてつもない度胸持ち主で、山奥滝壺にて洞天福地水簾洞(すいれんどう)を発見した功により、花果山周辺従えて王となり、美王と名乗る。ある時、美王はこの世森羅万象について考えていくうち、生きとし生ける物生死悲観し不老不死を願うようになり、西牛賀州霊台方寸山まで仙術を身につけに行く。師匠須菩提祖師から孫悟空という法名授かり七十二般の術と觔斗雲の術を身につけるがまだ満たされず、とうとう四海竜王竜宮ひいては天界にまで殴り込み行き天界統べる玉帝より弼馬温(ひつばおん)の位を授かる当初悟空は弼馬温の実態知らず喜んでいたが、後に弼馬温が只の馬飼いと知るや否やたちまち激怒し、自ら斉天大聖名乗り哪吒太子顕聖二郎真君相手天界大暴れする。西王母蟠桃食らい太上老君金丹平らげ、罰として八卦炉入れられるも、悟空は「鐵骨 火眼金睛」の不死身の体となって生きのび飛び出したついには釈迦如来と「俺は地の果てまでも飛んでいってみせる」と賭けをする。地の果てらしき場所に立っていた5本の到達したしるしとして悟空一筆書き小便引っかけて得意となって戻ってくるものの、実は釈迦両手のなかをぐるりと周回しただけであった釈迦示した手に自分署名見て呆然とした悟空その場逃げようしたものの、あっという間に五行山下敷きにされてしまった。

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大鬧天宮(だいどうてんぐう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 05:54 UTC 版)

孫悟空」の記事における「大鬧天宮(だいどうてんぐう)」の解説

こうして死籍を消すに至ったことから、天界からも危険視される存在になった天上界主宰者天帝石猿討伐ようとするが、太白意見思い直し官吏として天界召すことで懐柔することにした。悟空は、天界使者喜び、弼馬温の官職任命されたが、半月後にその身分が低いと知ってへそを曲げ不意に脱走してしまう。地上ではすでに十数経っていたが、帰還した王を神としてかしずくたちに囲まれ気分いいところに、独角鬼王という妖怪訪ねてきて臣下となり、さらに褒めそやして煽てたので、有頂天になった悟空斉天大聖と自ら号するようになった。これを聞いた天帝身の程知らず石猿だと怒り、托塔天王大将にする討伐軍に派遣したが、先鋒巨霊神と哪吒太子(なたたいし)が敗れて歯が立たないと、悟空神通力恐れをなして退却した。 力で抑えるのが難しいとわかると、再び太白意見懐柔策をとることになり、二度目悟空希望通り待遇とすることにして、新官職「斉天大聖」が創設され正式に任命された。これは職務のない名目だけの官職であった。これでしばらくは悟空満足していたが、天界では暇をもてあましていたので、新たに蟠桃園(ばんとうえん)の管理任されることになる。ところが、不老悟空の最も好むところであり、栽培されている仙桃熟れるのを待って食べ尽くした。そこに美し仙女たちが摘み来て宴会催されるというので、悟空仙女たちが歓談する宴席忍び込んで酒番眠らせ、仙酒仙肴を食べ荒らし、さらに酔ったはずみで兜率天宮に迷い込んだので、ついでに太上老君金丹全部頬張って、再び天界逃げ出した悟空が戻ると地上では百年経過していた。天帝烈火のごとく怒り、天兵10万派遣して包囲し諸将総動員して攻めかからせた。悟空の側は、七十二洞の妖怪たちと独角鬼王は生け捕られたが、たちはすべて逃げ延び悟空は哪.mw-parser-output .jis2004font{font-family:"源ノ角ゴシック JP Normal","源ノ角ゴシック JP","Source Han Sans Normal","Source Han Sans","NotoSansJP-DemiLight","Noto Sans CJK JP DemiLight","ヒラギノ角ゴ ProN W3","ヒラギノ角ゴ ProN","Hiragino Kaku Gothic ProN","メイリオ",Meiryo,"新ゴ Pr6N R","A-OTF 新ゴ Pr6N R","小塚ゴシック Pr6N M","IPAexゴシック","Takaoゴシック","XANO明朝U32","XANO明朝","和田中丸ゴシック2004絵文字","和田中丸ゴシック2004ARIB","和田中丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシック2004絵文字","和田研細丸ゴシック2004ARIB","和田研細丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシックProN",YOzFont04,"IPA Pゴシック","Yu Gothic UI","Meiryo UI","MS Pゴシック";font-feature-settings:"jp04"1}吒太子四大天王、恵岸を打ち負かした。ところが恵岸がその師である観音菩薩苦戦報告したところ、菩薩天帝顕聖二郎真君推薦する二郎真君梅山の六兄弟と共に悟空遂に追い詰め太上老君投げた金剛琢で悟空脳天打たれふらふらところを捕まえた天帝は、悟空を斬妖台に引きだして八つ裂きの刑にするが、悟空仙丹の力で無敵の体となっていたので刀も斧も歯が立たず、火すら効果がなかった。最終手段として太上老君秘法八卦炉前に差し出し押し込めて熔かそうとするも、火の回らない巽の隅に退避して無事を得る(代わりにいぶされて目が真っ赤「火眼金睛(あかめ)」となった)。もう焼き尽くされたかと炉を開けると、勢い八卦炉から飛び出し大暴れしてもう手が付けられない状態になった悟空が怖ろしくなった天帝は、雷音寺釈迦如来助け求めることになる。如来悟空身の程わきまえさせるために賭け持ちかけ、如来の手のひらから飛び出せなかった悟空取り押さえて五行山五百年間封印してしまった。

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