大暴れ孫悟空
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大暴れ孫悟空 | |
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タイトル表記 | |
繁体字 | 大鬧天宮 |
簡体字 | 大闹天宫 |
拼音 | Dà Nào Tiāngōng |
英題 | Havoc in Heaven Uproar in Heaven |
各種情報 | |
監督 | 万籟鳴 唐澄 |
脚本 | 李克弱 万籟鳴 |
出演者 | 邱岳峰 畢克 富潤生 尚華 |
音楽 | 呉応炬 |
撮影 | 王世栄 段孝萱 |
編集 | 許珍珠 |
製作会社 | 上海美術映画製作所 |
公開 | 1961年(上巻) 1964年(下巻) 2012年9月22日(上巻) |
上映時間 | 上巻:50分 下巻:70分 |
製作国 | 中国 |
言語 | 中国語(普通話) |
『大暴れ孫悟空』(おおあばれそんごくう、原題:大鬧天宮、だいどうてんぐう、拼音: )は、1961年に上海美術映画製作所より製作された京劇仕立ての劇場用カラー長編アニメーション映画。上巻(1961年)・下巻(1964年)を分けて公開された。中国の白話小説『西遊記』第十三回「大鬧天宮」を題材にした作品。チェコで行われた第13回カルロヴィ・ヴァリ映画祭の短編映画特別賞、第22回ロンドン国際映画祭の最優秀映画賞、中国映画百花賞などを受賞した。監督はアジア初の長編アニメ映画『西遊記 鉄扇公主の巻』で有名な万籟鳴(ウォン・ライミン)。
文革期により上映禁止、フィルムが散逸するという事件も発生しており、作中で暴走する孫悟空は中国を混乱させる毛沢東のメタファーと当時みなされていた[1]。1978年より再び完全版が公開されている。また、2012年1月11日に『大鬧天宮3D』のタイトルで、画面の色彩デジタル化をして上映された。
日本では共同映画社提供の46分(全5巻, 501.4m)のバージョンが、1963年頃上映されており、この際は「大あばれ孫悟空」の題名である[2]。近年でも、2012年9月22日より日中友好協会が、日中国交回復40周年を記念して約43分の上巻を公開している記録がある[3]。
あらすじ
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キャスト
役名 | 原語版(1961年・1964年) | 大鬧天宮3D(2012年) |
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齊天大聖:孫悟空 | 邱岳峰 | 李揚(リー・ヤン) |
東海龍王 | 畢克(ビ・クー) | 陳凱歌(チェン・カイコー) |
玉皇大帝 | 富潤生(上巻) | |
畢克(ビ・クー)(下巻) | 陳道明(チェン・ダオミン) | |
太白金星 | 尚華 | 張國立(チャン・グオリー) |
太上老君 | 馮小剛(フォン・シャオガン) | |
巨霊神 | 富潤生 | |
二郎神 | 于鼎 | |
托塔李天王 | 劉燁(リウ・イエ) | |
哪吒 | 何炅(ホー・ジョン) | |
大仙女 | 姚晨(ヤオ・チェン) | |
仙女 | 李梓、劉廣寧 | |
王母娘娘 | 劉暁慶(リウ・シャオチン) | |
武曲星君 | 胡歌(フー・ゴー) | |
馬天君 | 于鼎 | 周立波 |
土地公公 | 畢克(ビ・クー) | 陳佩斯(チェン・ペイシ) |
スタッフ
- 監督:万籟鳴(ウォン・ライミン)、唐澄
- 脚本:李克弱、万籟鳴
- 撮影:段孝萱
- キャラクター原案:張光宇
- 背景美術デザイン:張光宇、張正宇
- 音楽:呉応炬
- 動画:巌定憲(イェン・ティンシエン)、林文肖(リン・ウェンシャオ)、浦家祥、段睿、陸青、葛桂云、張世明、閻善春
- 演奏:上海映画楽団、上海京劇院楽団、新華京劇団楽隊
- 指揮:陳伝熙、張鑫海、王玉璞
関連項目
- 西遊記
- 上海美術映画製作所
- 『西遊記 鉄扇公主の巻』(原題:鉄扇公主、1941年)
- 『西遊記 孫悟空対白骨婦人』(原題:金猴降妖、1985年)
注・出典
- ^ Jonathan Clement homepage. "Jonathan Clement author Archived 2007-01-06 at the Wayback Machine.." Chinese Animations. Retrieved on 2006-12-24.
- ^ キネマ旬報1963年5月上旬号 p98
- ^ “日中国交回復40周年記念企画 - 甦る!新中国草創期の中国映画連続上映会”. 日本中国友好協会福岡県連合会 (2012年8月25日). 2012年8月28日12:35閲覧。
外部リンク
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