大日本警察署の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 20:56 UTC 版)
「ついでにとんちんかん」の記事における「大日本警察署の人々」の解説
怪盗とんちんかん逮捕に命をかける警察署、大日本警察署の人たち。天地を除き盗みの話が減るにつれて出番がなくなる(それでも最終回まで定期的に登場している)。 縄間田 内蔵(なわまだ ないぞう) 声 - 大竹宏 大日本警察署の署長。身長は天地と同じぐらいで、他の部下たちと比べると非常に背が低い。時々寒いオヤジギャグをかます。シロンの隠れファン。ハゲ頭に1本だけ残った髪をとても大切にしている。 『ついでにとんちんかん』では「署長」という呼び名で統一されていたが、『ミラクルとんちんかん』で本名が判明。 毒鬼 悪憎(どくおに あくぞう) 声 - 青野武 大日本警察署の警部。名前の通りの悪人面。怪盗とんちんかんの永遠のライバル。相棒の天地と共に抜作とまともにやりあえる唯一の男だが、詰めが甘くいつも逮捕できない。犯行場所のキャラクターに振り回される。その他にも何をやっても酷い目に遭う、報われないキャラクター。基本的には生真面目だが、短気で怒りっぽく、部下からはあまり慕われていない。呪いのワラ人形で部下全員から一斉に攻撃されたり、アニメにてとんちんかんを捕まえられないことを悔やみ、辞表を出した際には、とんちんかんが辞表を盗むも、「辞表だけでも返せ」と言い出す部下がいるほど。アニメでは敬語を使う時に「○○で〜あります」という独特の言い回しをする。 キャラクター人気投票第11位。父親の名は毒鬼極悪で、自身と同じ警部だった。 アニメ放送中に原作で「ピッコロ大魔王の声もやってません?」と突っ込まれる声優ネタがあった。 アニメ版の最終回では、未来の世界で大日本警察署の署長に昇進していた。 当初の名前の案は溝出不婆次(どぶでぶばばじ)だったが、あまりにも言いにくいので変更された。 天地 無用(あまち むよう) 声 - 塩屋翼 誕生日は4月1日、血液型C型。身長は抜作と同じぐらい。通称「天地くん」。抜作に勝るとも劣らない「アホ」。頭の形は抜作に似ているが、完全なハゲではなく所々に短い毛が生えている。目は点のように小さく、抜作と同様に大きく開いた口には前歯が1本だけある。元々は警察学校の始まって以来のアホとして問題児扱いされていたが、抜作とも互角にやりあえる人材として大日本警察署に配属された(実際に1度だけ抜作を逮捕した描写があるが、すぐに逃げられている)。抜作の教え子であり、似た者同士の2人は固い絆で結ばれているが、抜作は自分を脅かすほどの天地の人気振りが内心気に入らない様子。1+1すら分からず、頭を使うと嵐を起こしてしまうという危険な体質。その一方で、普通の人が電卓を使わなければ分からない複雑な計算は一瞬で解いてしまうという不可思議な能力がある。世田谷の近くにあるという天地県南天地郡大字天地村字天地に住んでいる家族は、両親から兄、飼い犬に至るまで全員彼と同じ顔をしている。また、白鳥ひよ子と結婚して後に生まれる彼の3人の息子たちも全て同じ顔である。登場からしばらくの間はいつもズボンの股間の中に両手を入れていた(アニメではそのまま中に入れている)。抜作同様、原作で口を閉じるのは不可である。得意のギャグは服の下半身を脱いで自分の股間を見せる「いきなり前見せ」。カケフの真似も得意。キャラクター人気投票では第2位。 原作最終回にて、抜作の正体が判明した際には、「このわたしの正体はいったいなに!?」と困惑していた。 白鳥 ひよ子(しらとり ひよこ) 声 - 山本百合子 新人の婦警。初対面の天地を子供だと勘違いした際に、彼から一目惚れされる。「ひよ子さんの心をいただきます」と予告してやって来た怪盗とんちんかん(彼らが天地のために打った芝居)から身を張って守ろうとする天地の姿に、ひよ子も彼を好きになり、その後交際期間を経て結婚することになる。『ついでにとんちんかん』終了後のわずか2年間で(しかも「設定は2年前と変わっていない」と前頁で解説したそばから)、天地にそっくりな3人もの男の子を生んでいる。『ミラクルとんちんかん』では、3人の男の子はそれぞれ「長男」「次男」「三男」という身も蓋もない名前が付けられている。 アニメ版の最終回では、未来の世界で天地にそっくりな男の子4人に加えて自身にそっくりな女の子2人を生んでいる。 雲隠 才蔵(くもがくれ さいぞう) 声 - 古川登志夫 大日本警察署がとんちんかんを倒すための刺客として呼び寄せた忍者。とんちんかんを倒そうと数々の忍術を繰り出すが、これに対抗して抜作が次々に繰り出す訳の分からない忍術(?)に混乱させられたうえ、「忍術は得意だが逮捕に成功したことはない」と明かし呆れられつつ敗退した。 ボンバー 爆発(ボンバー ばくはつ) 声 - キートン山田 爆弾の専門家。とんちんかん逮捕のために大日本警察署に雇われる。アホやギャグ、特定の言葉・行動に言葉に反応する爆弾でとんちんかんを追い込むが、最後はお笑い爆弾によるギャグ合戦で、抜作と天地のギャグに笑ってしまい自滅する。 アニメでは「ボンバー・爆発」表記。珍平の父親に解雇されたという設定が追加され、珍平とも顔見知りだが、グリンに変装した珍平と対峙しても特に反応はなかった。三河弁で喋る。
※この「大日本警察署の人々」の解説は、「ついでにとんちんかん」の解説の一部です。
「大日本警察署の人々」を含む「ついでにとんちんかん」の記事については、「ついでにとんちんかん」の概要を参照ください。
- 大日本警察署の人々のページへのリンク