夢想流とは? わかりやすく解説

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むそう‐りゅう〔ムサウリウ〕【夢想流】

読み方:むそうりゅう

江戸時代御殿女中などの髪の結い方の一。笄(こうがい)を抜くと下げ髪になる。片はずし・下げ下地の類。


夢想流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 18:32 UTC 版)

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夢想流(むそうりゅう)とは、上泉権右衛門秀信(上泉孫四郎(孫次郎)義胤、石森権右衛門秀秋、上泉大学秀秋、岡村新之丞、民弥権右衛門宗重)が開いた居合流派。上泉流無楽流上泉派家流ともいう。

上泉秀信は上泉信綱の孫であったとされるが、父である上泉行綱(信綱三男・石森源左衛門行綱)が新陰流剣術を学ばせず、長野無楽斎から無楽流居合を学ばせたと伝えられる。

やがて秀信は、尾張藩剣術師範となっていた柳生利厳(柳生兵庫介)のもとを訪れ、そこで利厳の高弟・高田為長(高田三之丞)と試合をした。結果は、1本目のみ高田が勝ったが、2本目以降は上泉が勝った。

また、柳生利厳(柳生兵庫介)と試合、互角であったとも云う。

これにより、柳生家の門弟や尾張藩の多くの者が入門したという。

秀信の弟子の中で若林勝右衛門尚信(是入斎)が最も傑出し当流を継承した。尚信は晩年、もはや居合を遣えなくなったと悟り、隠居して、「是入」と号した。そして居合を遣えない以上、刀を帯びていても無駄という考えから、隠居後は全く刀を持たなかったという。

若林尚信は藩主・徳川光友にも指南し、以後、尾張藩では当流の師範が代々置かれた。

参考文献

  • 『増補大改訂 武芸流派大事典』綿谷雪著, 山田忠史編.東京コピイ出版、1978年
  • 『昔咄』近松茂矩著元文3(1738)年(『日本武道大系 第9巻』今村嘉雄編、同朋舎出版、1982年)
  • 『尾府 御家中武芸はしり廻』鈴木英益著 文政13(1830)年(『日本武道大系 第9巻』今村嘉雄編、同朋舎出版、1982年)
  • 『上毛剣術史 中 剣聖上泉信綱詳伝』諸田政治著. 煥乎堂、1984年
  • 『改訂史料柳生新陰流』今村嘉雄編、人物往来社、1995年
  • 『日本武道大系 第3巻』今村嘉雄著、同朋舎出版、1982年
  • 『柳生新陰流 歴史・思想・技・身体』赤羽根龍夫著、スキージャーナル 、2017年

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