営業中の路面電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 07:18 UTC 版)
「日本の路面電車一覧」の記事における「営業中の路面電車」の解説
軌道法に基づく路面電車を運行している事業者は下記の通りである。 事業者名名称所在地開業年総延長(km)路線数運行系統数停留場・駅数軌間(mm)併用軌道専用軌道鉄道線直通備考札幌市交通事業振興公社 札幌市電 北海道 1918年 8.9 4 1 24 1,067 あり なし なし 2020年までは札幌市交通局による運行 函館市企業局交通部 函館市電 北海道 1913年 10.9 4 2 26 1,372 あり なし なし 旧・函館市交通局 東京都交通局 都電 東京都 1903年 12.2 1 1 30 1,372 あり あり なし 東急電鉄 世田谷線 東京都 1925年 5.0 1 1 10 1,372 なし あり なし 東急電鉄の軌道線の開業年は1907年 富山地方鉄道 富山軌道線 富山県 1913年 8.7 7 6 29 1,067 あり なし あり 富山港線の鉄道線区間を除く 富山港線 万葉線 高岡軌道線 富山県 1948年 8.0 1 1 18 1,067 あり あり あり 鉄道線である新湊港線を除く 豊橋鉄道 豊鉄市内線 愛知県 1925年 5.4 1 2 14 1,067 あり なし なし 福井鉄道 福武線 福井県 1933年 3.4 1 1 6 1,067 あり あり あり 福武線の鉄道線区間を除く 京阪電気鉄道 大津線 滋賀県京都府 1912年 21.6 2 2 27 1,435 あり あり あり 京阪電気鉄道の軌道線の開業年は1910年やや小振りな普通鉄道規格の車両による運行 京福電気鉄道 嵐電 京都府 1910年 11.0 2 2 22 1,435 あり あり なし 阪堺電気軌道 阪堺電車 大阪府 1911年 18.3 2 2 40 1,435 あり あり なし 岡山電気軌道 岡電 岡山県 1912年 4.7 2 2 17 1,067 あり なし なし 広島電鉄 市内線 広島県 1912年 19.0 6 8 57 1,435 あり あり あり 鉄道線である宮島線を除く とさでん交通 とさでん交通 高知県 1904年 25.3 3 2 76 1,067 あり あり なし 日本で唯一郡部に乗り入れ 伊予鉄道 松山市内線 愛媛県 1911年 6.9 4 5 22 1,067 あり あり あり 鉄道線である城北線を除く 長崎電気軌道 長崎電気軌道 長崎県 1915年 11.5 5 5 38 1,435 あり あり なし 熊本市交通局 熊本市電 熊本県 1924年 12.1 5 2 35 1,435 あり あり なし 鹿児島市交通局 鹿児島市電 鹿児島県 1912年 13.1 4 2 35 1,435 あり あり なし 営業中の路線は下記の通りである。 札幌市交通事業振興公社 - 一条線、山鼻西線、山鼻線、都心線(札幌市)「札幌市電」と総称される。実質的には環状に連続しており、単一路線として周回する1つの系統が、内回り・外回りの両方向で設定されている。 かつては札幌市交通局による路線であったが、2020年4月以降は上下分離方式に移行しており、路面電車の運行、施設の維持管理は軌道運送事業者である札幌市交通事業振興公社が、路線施設・車両等の保有、路盤や車両等の整備は軌道整備事業者である札幌市交通局が行う。 函館市企業局交通部 - 本線、湯の川線、宝来・谷地頭線、大森線(函館市)「函館市電」と総称される。路線名は4つあるが、実質的には2系統・5系統の2つの系統で運行されている。 2011年3月以前は、函館市交通局による運行。 東京都交通局 - 荒川線(東京都区部)「都電」とも呼ばれる。大半が専用軌道である。 東急電鉄 - 世田谷線(東京都区部)全線が専用軌道である。 富山地方鉄道 - 富山軌道線本線、支線、安野屋線、呉羽線、富山都心線、富山駅南北接続線、富山港線(富山市)富山港線をのぞく各線は、「富山軌道線」と総称される。1系統 - 6系統の6つの系統が設定されている。2009年に新規開業した富山都心線と2020年2月22日に富山ライトレールから移管した富山港線をのぞく各線は実質的に単一路線として運行されている。このうち、富山都心線を通る環状区間は一方通行での運行である。 富山都心線、富山駅南北接続線については上下分離方式を取り入れており、路面電車の運行、施設の維持管理は、軌道運送事業者である富山地方鉄道が、路線施設・車両等の保有、路盤や車両等の整備は軌道整備事業者である富山市が行う。 万葉線 - 高岡軌道線(高岡市・射水市) 豊橋鉄道 - 東田本線(豊橋市)「豊鉄市内線」とも呼ばれる。 路線名は1つしかないが、実際は途中の井原から分岐する支線があり、終点の異なる2系統が交互に運行されている。 福井鉄道 - 福武線(越前市・鯖江市・福井市(併用軌道は福井市内のみ)) 京阪電気鉄道 - 京津線、石山坂本線(京都市・大津市(併用軌道は大津市内のみ))「大津線」と総称される。京津線は、日本で唯一の地下鉄に乗り入れる路面電車で、全長64mの鉄道線用車両を使用して京都市営地下鉄東西線に乗り入れている。逢坂山トンネルという山岳トンネルも有する。 京福電気鉄道 - 嵐山本線、北野線(京都市)「嵐電」と総称される。各路線内折り返しの2つの系統が設定されている。北野線は全線が専用軌道である。 阪堺電気軌道 - 阪堺線、上町線(大阪市・堺市)各路線の区間とは異なり、実質的には天王寺駅前停留場 - 浜寺駅前停留場と、恵美須町停留場 - 我孫子道停留場の2つの系統で運行されている。 岡山電気軌道 - 東山本線、清輝橋線(岡山市)1系統・2系統の2つの系統が設定されている。 広島電鉄 - 本線、宇品線、江波線、白島線、皆実線、横川線(広島市)「市内線」と総称される。1号線 - 9号線(4は欠番)の8つの系統で運行されている。 とさでん交通 - 伊野線、桟橋線、後免線(高知市・南国市・吾川郡いの町)伊野線 - 後免線と、桟橋線の2つの系統で運行されているが、伊野線または後免線と桟橋線を直通運転する便も一部存在する。郡部に乗り入れている日本で唯一の事業者である。 伊予鉄道 - 城南線、大手町線、花園線、本町線(松山市)鉄道線である城北線と合わせて、「松山市内線」と総称される。1系統 - 6系統(4は欠番)の5つの系統で運行されている。このうち、6系統は平日のみの運行。 長崎電気軌道 - 本線、赤迫支線、桜町支線、大浦支線、蛍茶屋支線(長崎市)1系統 - 5系統の5つの系統で運行されている。日本で唯一路面電車が建物を通り抜けるトンネル(西洋館トンネル)を有する。 熊本市交通局 - 幹線、水前寺線、健軍線、上熊本線、田崎線(熊本市)「熊本市電」と総称される。路線名は5つあるが、実質的にはA系統・B系統の2つの系統で運行されている。 鹿児島市交通局 - 第一期線、第二期線、唐湊線、谷山線(鹿児島市)「鹿児島市電」と総称される。路線名は4つあるが、実質的には1系統・2系統の2つの系統で運行されている。
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