新木場車両基地
(和光検車区新木場分室 から転送)
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新木場車両基地(しんきばしゃりょうきち)は、東京都江東区にある東京地下鉄(東京メトロ)の車両基地および車両工場の総称である。車両基地の和光検車区新木場分室(わこうけんしゃくしんきばぶんしつ)、車両工場の新木場CR(しんきば カーリニューアル<Car Renewal>)[1]から構成される。最寄り駅は新木場駅。
- ^ 安全で快適な地下鉄を目指して(営団地下鉄)(インターネットアーカイブ・2002年時点の版)。
- ^ a b c d e f g h i 帝都高速度交通営団「東京地下鉄道有楽町線建設史」pp.1037 - 1052。
- ^ 東京地下鉄「東京メトロハンドブック2009」参照。
- ^ a b c ネコ・パブリッシング『公式パンフレットで見る東京地下鉄車両のあゆみ - 1000形から1000系まで」p.264。
- ^ a b c d 東京地下鉄『東京地下鉄道副都心線建設史』pp.837 - 839。
- ^ a b c d e f g h i j k 帝都高速度交通営団「東京地下鉄道有楽町線建設史」pp.534 - 537。
- ^ a b 帝都高速度交通営団「東京地下鉄道有楽町線建設史」pp.540・720 - 723。
- ^ a b 帝都高速度交通営団「東京地下鉄道有楽町線建設史」pp.799 - 805。
- ^ a b 実業之日本社『パンフレットで読み解く東京メトロ建設と開業の歴史』p.167
- ^ a b c d e f g 帝都高速度交通営団「東京地下鉄道有楽町線建設史」pp.1053 - 1062。
- ^ a b ネコ・パブリッシング『公式パンフレットで見る東京地下鉄車両のあゆみ - 1000形から1000系まで」p.259。
- ^ a b メトロ車両事業所案内(新木場事業所)(メトロ車両ホームページ・インターネットアーカイブ・2021年時点の版)
- ^ メトロ車両事業所案内(工事事業所)(メトロ車両ホームページ・インターネットアーカイブ・2021年時点の版)
- ^ 車両工事事業 - 宮脇車輌工業(インターネットアーカイブ・2021年時点の版)。
- ^ 事業情報・東京事業所 - 手塚車輌工業(インターネットアーカイブ・2021年時点の版。写真は東西線だが、場所は新木場CR)。
- ^ 安田 剛 (2016年3月26日). “東京メトロ、総合研修訓練センターを公開”. トラベルWatch. インプレス. 2016年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月23日閲覧。
- ^ “東京メトロ幻(?)の駅「センター東駅」に堂々潜入 ワックワクな「新木場車両基地公開イベント」に行ってきた”. ねとらぼ. 2021年3月28日閲覧。
- ^ 帝都高速度交通営団『東京地下鉄道有楽町線建設史」』pp.432 - 433の付図「別図 有楽町線線路平面図及び縦断面図(辰巳・新木場間)」には「新木場駅は成増起点 26 K 537 M 403」・「新木場車両基地起点は成増起点 27K 147 M 403」とあり、ここまでの距離は 610 mである。「新木場車両基地の中央は 1 K 139 M 954」と書かれている。新木場駅中心から新木場車両基地中心までの距離は 1.75 kmである。
- ^ 9月26日(日)車両撮影会「メトロ大集合!」を開催します(東京地下鉄ニューリリース・インターネットアーカイブ・2007年時点の版)
- ^ 有楽町線10000系車両デビュー記念 有楽町線『10000系車両撮影会』開催(東京地下鉄ニューリリース・インターネットアーカイブ・2007年時点の版)
- ^ 副都心線開業1周年記念 車両基地イベント in 新木場 平成21年6月6日(土)開催!(東京地下鉄ニューリリース・インターネットアーカイブ・2020年時点の版)
- 1 新木場車両基地とは
- 2 新木場車両基地の概要
- 3 車両基地設備
- 4 引き込み線
- 5 参考文献
和光検車区新木場分室
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「新木場車両基地」の記事における「和光検車区新木場分室」の解説
1988年(昭和63年)4月に新木場検車区準備事務所として発足し、5月に新木場検車区として正式に発足した。その後、2009年(平成21年)4月に和光検車区に組織統合され、和光検車区新木場分室となった。 有楽町線の車両が留置されるほか、隣接する新木場CRへの入出場のため、東西線(5000系・全車廃車済)・千代田線・半蔵門線や南北線の車両が入出区することがある。主な担当業務は列車検査、簡易修繕、車両故障対応と自動洗浄機による車体洗浄である 。 当車両基地用地は東京都港湾局が所有していたもので、港湾局から借地条件することを提案されたが、帝都高速度交通営団(営団地下鉄)は土地買収を強く要望したことから買収に至った。営団地下鉄は1982年(昭和57年)3月から1983年(昭和58年)4月にかけて、港湾局より約151億1,400万円(売買代金総額147億1,500万円、延納利息総額3億9,900万円)で取得したものである。 土地売買契約にあたり、以下のような特約が約定されている。 公有水面埋立法による処分制限登記(所有権、地上権、永小作権、地役権、質権、抵当権、賃借権および採石権は東京都知事の許可を受けないで設定または譲渡してはならない旨の制限)。 用途指定(20年間指定されている)。 業務開始日の指定(昭和62年4月1日)。 買戻特約付売買(契約の日から10日間)。 車庫用地内横断歩道橋の設置。 土地利用計画の事前承認(当該地は東京都の港湾利用計画地域内に位置しているため、その土地利用及び利用の変更をする場合は、東京都等の港湾審議会の承認を必要とする)。 当車両基地は、有楽町線本線に加えて将来の豊洲分岐線用車両(東京直結鉄道)や同線と接続する構想の半蔵門線車両の車両基地としても使用できるなど、将来の計画も含めた多くの利点があった。最終的な計画では、前述した計画路線用車両も含めた10両編成42本(420両)を収容できるよう計画されている。 当用地は、軟弱地盤地帯で地盤沈下が進行している場所であり、車両を留置すればさらに沈下が進むことが予想された。このため、営団地下鉄の工事で発生した残土約20万m3を搬入し、3 mまで盛り土後、プレロード工法により1.5 mまで切り崩しながら敷地全体を整地した。 敷地面積: 約142,851m2(ただし、133,841.3m2となっている場合もある) 車両留置能力: 110両(将来420両) 新木場検車区(当時)の建設に要した費用は、総額203億7,300万円である。内訳は、土木関係費が30億7,300万円、用地関係費が155億7,600万円、電気関係費が4億6,800万円、その他費用が12億6,100万円となっている。
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