反対者側の主張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 16:50 UTC 版)
南米の主要なリーグに日程を合わせる事で、選手獲得を行いやすくなる[要出典]。 北海道・東北・北陸など積雪地域では冬季に半分以上の期間[要出典]ホームゲームが行えないし、積雪による開催中断も予想される。開催には高額なドーム球場の建設が必要となる積雪による開催中断が予想される。上、ドーム球場があっても札幌ドーム(冬季は天然芝を植えたホバリングステージの使用が事実上不可能)のように冬季のサッカーの試合の開催が困難なケースがある。 ドイツは関東より寒いが札幌などより暖かい[要出典]上に、日本の積雪地帯はドイツの3倍から7倍の降雪がある。降雪や積雪が一番の問題である[要出典]。 Jリーグクラブの多くは屋根の設備が貧弱な専用スタジアムまたは陸上スタジアムで観客が冬の風雨にさらされやすく、欧州式の全座席を全てカバーした専用スタジアムは一般的ではないうえにJリーグクラブに速やかに設備投資をする力も資金もない。 ヒーターの設置はスタジアムだけではなく練習場にも必要であり、多額の出費が必要になる。 選手や観客のスタジアムへの車での交通が不便、更には危険でもあり、雪の影響の少ない西ヨーロッパでもそれが原因で試合が中止となる事態が発生している。 南米も日本と同じく春秋制である(ただし南半球のため南米の春秋制はヨーロッパの秋春制とシンクロした日程になる)。 秋春制では、新卒の選手にとって開幕までの半年間が無駄になる[要出典]。 酷寒の冬季を避ける事は、選手の怪我を減らす事に繋がり[要出典]、暑さに強く寒さに弱い日本人観客(一般的にアジア人は西洋人より汗腺が多く寒さに敏感である[要出典])にとっても有益である。 Jリーグは、理念や百年構想・リーグの公正性を保つためアウェー3連戦を禁止しており、雪が降る地域はアウェー連戦をすればよいという主張は、「雪が降る地域はハンデを負いなさい」「不公正なリーグにしなさい」「Jリーグの理念を捨てます」と言う主張である[要出典]。アウェー連戦が成績悪化に直結した例はJリーグ創設以前の日本プロ野球でも枚挙にいとまがなく(死のロードも参照)[要出典]、プロ野球では敵地でのゲームについて配慮の上、日程を編成することが慣習化されている[要出典]。ただし実際には、2019年ラグビーW杯や2021年オリンピックの試合会場の関係上、FC東京がアウェー8連戦を行っている。 ロシアの秋春制は春秋制でリーグ戦をしていた期間を変えず、3か月以上のウインターブレークを取る形で行われる。デンマークも長期のウインターブレークを取った日程な上、札幌・山形の1/4以下、新潟の1/10以下の降雪量である[要出典]。 FIFAの規定にてシーズンオフの移籍期間は最低8週間、最長12週間と決められており、アウェー3連戦をしないようにウインターブレークを取ると1週間で2試合以上の超過密日程となる[要出典]。ただし、現行のACLは1月にプレーオフ、2月にはグループステージが始まるので出場クラブはシーズンオフをまともにとれない状況が続いている。 冬季には、平日の夜間試合開催が集客的にも難しく、試合数の減少または過密日程は避けられない[要出典]。 イタリア(セリエA)などでも、夜間試合の寒さにより、ゴールキーパーや観客が低体温症で入院するという事態も起きており[要出典]、健康への悪影響は軽視できない[要出典]。 積雪地域の冬季を長期的なアウェーにすることは、積雪地域以外のクラブが、集客力が見込める季節の試合数を減少させることになる。 国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター会長による、秋春制への統合の呼び掛けにも関わらず、デンマークを除く北欧、東アジア、北アメリカなど、日本と同じく北半球で春秋制を採用している国は多い[要出典]。 ドイツ代表監督ヨアヒム・レーヴは、秋春制より春秋制の方がFIFAワールドカップでのパフォーマンスが上がるとしてブンデスリーガを春秋制にしてほしいと要望を出した(「他のリーグが足並みを揃えるなら」という条件付き)。 カタールでの開催が決定した2022 FIFAワールドカップでは夏の酷暑を避けるために11月〜12月にかけての開催が決定しており、欧州のサッカーリーグがこれに対応すべく春秋制に移行する可能性も出てきている[要出典]。 リーグ戦終了後にワールドカップを行うことは、むしろほぼすべての選手が体力的に非常に厳しい[要出典]。秋春制で過密日程を戦うことで知られるプレミアリーグでプレーしているイングランド代表は毎大会優勝候補の一角でありながら低調な成績に終始している[要出典]。ただし、プレミアリーグでプレーしている他国の代表選手はそれぞれの代表チームで活躍している。
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