十三工房の関連人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:07 UTC 版)
「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の記事における「十三工房の関連人物」の解説
《結社》の技術の中核となる下部組織。大陸各地の異能の技術集団をまとめるネットワークのようなもので、12の工房から構成されている。非常に高度な機械技術が盛り込まれており、結社のネットワークや機械人形などはここから精製されている。『閃』までにローゼンベルク工房、《黒の工房》が作中に出ている。 F(エフ)・ノバルティス 《十三工房》の統括者。詳細は#F・ノバルティスを参照。 ヨルグ・ローゼンベルク 登場作:『VII』 声:徳山靖彦 《十三工房》のひとつ、ローゼンベルク工房の工房長。 表向きには高名な人形師であり、製作される人形は1体あたり数万ミラ以上の高値が付けられる。 結社には人形兵器でかかわっており、人形の調整にかけては右に出る人間はこの世に存在しないとノバルティスから評されている。 レンとは古い知り合いであり、「零」では彼女に頼まれて《パテル=マテル》の修理、調整を行っていた。 来歴 「零」 - レンをかくまうとともに、「SC」の《中枢塔》の戦いで傷ついた《パテル=マテル》の改修作業を行う。終盤、レンのことで特務支援課には借りを感じ、イメルダの依頼で工房を訪れた彼らを門前払いにはせず、自分の機械人形を使って交戦し彼らの力を試す(敗北すると倒し方のアドバイスをロイドらにする)。人形に勝利するとロイドらと対面してイメルダに要望された新作人形のトランクを渡し、(《黒の競売会》でローゼンベルク人形と入れ替えられていたことから)キーアの素性について知らないか彼らに問われ、「わしが手がけた人形が数奇な運命を経て命を宿らせ、人間になった可能性もあるが……」と答えるものの、キーアのような顔立ちの人形を作ったことはないことを彼らに伝える。 「碧」 - 《幻焔計画》のためクロスベルを訪れたノバルティスとカンパネルラから工房への訪問とあいさつを受け、押しかけてきて一方的な要求を臆面もなく並べ立てるノバルティスに不快感を示す。クロスベル市襲撃事件で、かねて協力していたアルカンシェルを無茶苦茶にされたことにより《赤い星座》や雇い主であるクロイス家を許しがたく思い、物語の終盤、工房を訪ねてきたロイドらに協力を申し出る(ロイドらは話を聞ければラッキーくらいに思っておりヨルグから協力の申し出があるとは考えておらず驚いている)。 「閃IV」 - 登場はしない。クロスベル事変の直後くらいの時期にローゼンベルク工房を引き払って行方をくらまし、《十三工房》からも抜けようとしているようだということが語られている。 プロフィール 年齢:75歳(「零」・「碧」) 身長:178cm(「零」・「碧」) 人物 職人気質な老人で、人嫌いで偏屈な性格をしている。 結社との関係 結社の協力者ではあるが、結社の人間というわけではなく、結社が進める計画そのものに直接関与しているわけではない。そのため、遊撃士協会や星杯騎士団などからも捕縛などの干渉は受けておらず、摘発するより必要に応じて接触して情報を引き出すほうがよいと判断されているようだとヨルグ本人が語っている。 《十三工房》の長であるノバルティス博士とは師弟関係にあるが、現在は険悪の仲となっている。 《パテル=マテル》などのゴルディアス級人形兵器は元々はヨルグが全てを掛けて開発したものだったが、ノバルティスがそれを奪い、非道な接続試験で幾人もの子供を犠牲にした上、レンのような幼い子供にあてがったことを許していない。また、至宝の力なしでは満足に動かせもしない《神機》アイオーンを勝手に開発した上、「ゴルディアス級最終型」という名を付けている厚かましさにも腹を立てている。 アルカンシェルとの関係 劇団アルカンシェルからの依頼で舞台や照明などの調整を行っている。自身の技術をアルカンシェルに生かすことには満足しており、団員たちにはそっけない態度を取っているが実はファンの一人であり、自分のような人間と深く関わってはならないという戒めからそっけない態度を取っている。 自分が手掛けた「作品」に対する愛情が深く、「碧」でアルカンシェルに協力して作り上げた舞台装置などが軒並み破壊され、その黒幕がクロイス家だと知ると、自身の作品の収集家であるマリアベルがいると知ってなお怒りを見せている。 ローゼンベルク人形 肌もきめ細かくしっとりとしていて、まるで生きているかのような、とんでもなく精巧な人形。1体で数万ミラの値段がつく。 初期の作品はサイズが一回り大きく、人間の子供ほどの大きさをしている。ヨルグはこのサイズの人形を作るつもりはもうないため、人形にはプレミアがついており、500万ミラの値が付いて落札された例もある。《黒の競売会》で本来出品されるはずだった人形もこのサイズだった。 クロスベルではイメルダを介して売っているが、買い手のことを気に入らなければ売るのを渋って人形を彼女に渡さないこともある。 ヨルグは本来は歯車仕掛けの自動人形(オートマタ)を専門としており、現在は導力化してより精巧なものを作っており、アルカンシェルの舞台装置としてもそうした自動人形が使われている。ロイドらはすでにアルカンシェルの公演を観ていたが、ヨルグが作った棒を回す兵士たちの自動人形のことを人間だと思い込んでいたため驚かされている。 黒き終焉のアルベリヒ(《黒》のアルベリヒ) 《十三工房》のひとつ、《黒の工房》の工房長。詳細は「#黒き終焉のアルベリヒ」を参照。 フランツ・ラインフォルト 《十三工房》の協力者。作品中では上記の《黒》のアルベリヒに意識を乗っ取られた状態で登場する、アルベリヒとして覚醒する以前から、ノバルティスに研究成果を提供していた。詳細は「#フランツ・ラインフォルト」を参照。
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