副砲・その他備砲
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「ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦」の記事における「副砲・その他備砲」の解説
副砲は前級の「カイオ・デュイリオ級」よりも更に口径がアップしているがこれは従来の口径ではフランスの大型駆逐艦には対抗できても、軽巡洋艦を駆逐するには不十分であるとの判断であるとともに、このくらいの口径でも発射速度がよく軽量な砲が開発できるようになった為である。主砲と同じくOTO社の新設計の「OTO 1936年型 15.2cm(55口径)速射砲」を採用した。なお、この砲は他に軽巡洋艦「ルイージ・ディ・サヴォイア・デュカ・デグリ・アブルッツィ級」の主砲にも採用されている。その性能は重量50kgの砲弾を最大仰角45度で25,740mまで届かせることが出来た。砲塔の俯仰能力は仰角45度・俯角5度である、旋回角度は240度の旋回角度を持つ。主砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に電力で行われ、補助に人力を必要とした。装填角度は仰角20度から俯角5度の間で装填できる自由角装填式で発射速度は毎分4~5発である。 他に対空火器として「Ansaldo and OTO 1939年型 9cm(50口径)高角砲」を採用した。この砲は近代化改装後の「カイオ・ドゥイリオ級」のにも採用されている優秀砲である。その性能は重量10kgの砲弾を仰角45度で13,000mまで、最大仰角75度で最大射高10,800mまで届かせることが出来た。砲架の俯仰能力は仰角75度・俯角5度で、旋回角度は舷側方向を0度として左右120度の旋回角度を持っていた。主砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に電力で行われ、補助に人力を必要とした。発射速度は毎分12発である。 近接火器としては「1938年型 3.7cm(54口径)機関砲」を連装砲架で10基装備した。他に「2cm(65口径)機関砲」を連装砲架10基装備した。他に、照明弾や礼砲用にアームストロング社の設計を購入して国産化した「アームストロング 1892年型 12cm(40口径)砲」を採用した。その性能は重量20.4kgの砲弾を仰角20度で9,050mまで届かせることが出来た。砲架の俯仰能力は仰角20度・俯角5度で、旋回角度は360度の旋回角度を持っていた。主砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に人力を必要とした。発射速度は毎分5~6発である。これを、防盾をつけて単装砲架で舷側中央部に片舷2基ずつ計4基を装備した。
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副砲、その他備砲
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「ミナス・ジェライス級戦艦」の記事における「副砲、その他備砲」の解説
元になった「ドレッドノート」が副砲を廃したのに対し、本級は対水雷艇用に副砲として「1909年型 12cm(50口径)速射砲」を採用した。これを単装砲架で22基を搭載した。これは主力艦に駆逐艦や軽巡洋艦を近づけないだけの補助艦艇を持たないブラジル海軍には、主力艦が独力でこれらを排除する必要があったためである。しかし、副砲の口径が当時の軽巡洋艦や駆逐艦の主砲の口径とさほど変らないため、威力不足は否めなかった。他には上部構造物に「1910年型 7.6cm(45口径)速射砲」が2基、対水雷艇用にオチキス 4.7cm(43口径)単装機砲8基が配置された。
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副砲、その他備砲
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「マーシャル・デオドロ級海防戦艦」の記事における「副砲、その他備砲」の解説
副砲は「アームストロング 1898年型 12 cm(50口径)速射砲」を採用した。その性能は重量45.49kgの砲弾を最大仰角30度で射程16,000 mまで届かせられた。これを単装砲架で4基を搭載、砲架の俯仰能力は仰角30度・俯角5度である、旋回角度は150度である。砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に人力を必要とした。発射速度は毎分6発である。 その他に対水雷艇用に「オチキス 5.7cm(40口径)速射砲」を採用した。その性能は重量2.72kgの砲弾を仰角45度で射程7,955mまで届かせられた。これを単装砲架で4基を搭載、砲架の俯仰能力は仰角60度・俯角8度である、旋回角度は露天で360度の旋回角度を持っていたが実際は上部構造物により制限を受けた。砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に人力を必要とした。発射速度は毎分20発である。艦攻撃用に45.7cm水中魚雷発射管を単装で水線下に片舷1門ずつ計2門を装備した。
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副砲、その他備砲
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「イドラ級海防戦艦」の記事における「副砲、その他備砲」の解説
副砲は破壊力を重視して「カネー 1881型 15cm(36口径)後装式ライフル砲」を採用し、これを単装砲架で5基を搭載した。その他に対水雷艇用に「シュナイダー 8.5cm(22口径)後装式ライフル砲」を単装砲架で4基。近接火器としてオチキス社製「オチキス 4.7cm(33口径)単装機砲」を単装砲架で4基、同「オチキス 3.7cm(23口径)単装機砲」を4基、オチキス 3.7cm(20口径)五連装機関砲を6基を搭載した。対艦攻撃用に35.6cm水中魚雷発射管を単装で艦首に1門、舷側に片舷1門ずつ2門の計3門を装備した。 就役後の1897年に15cm砲5基と8.5cm砲4基と3.7cm機砲4基を撤去、艦首側の35.6cm魚雷発射管を撤去した。代わりに新設計の「シュナイダー 10cm(45口径)速射砲」を単装砲架で艦首に1基、同社の「シュナイダー 6.5cm(50口径)速射砲」を単装砲架で艦首の砲郭に片舷1基ずつ、船体中央部に片舷3基ずつの計8基を搭載した。また、近接火器として3.7cm5連装機関砲を4基追加し、艦首に38.1cm魚雷発射管1門を搭載した。1910年には副武装として「シュナイダー 15cm(45口径)速射砲」が単装砲架で5基が搭載された。その後、1915年に15cm速射砲2門が撤去され、代わりに近接火器としてオチキス3.7cm(23口径)単装機砲が6基に更新された。
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副砲、その他備砲
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「イェロギオフ・アヴェロフ (装甲巡洋艦)」の記事における「副砲、その他備砲」の解説
副砲は破壊力を重視してオリジナル通りの「1908年型 19 cm(45口径)速射砲」を採用した。その性能は重量90.9kgの砲弾を最大仰角25度では射程22,000 mまで届かせるという主砲を超える大射程を持っており、これを連装砲塔に収めた。俯仰能力は仰角25度・俯角5度である、旋回角度は船体首尾線方向を0度として160度の広い旋回角度を持つ。砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に電力で行われ、補助に人力を必要とした。発射速度は毎分2.6発である。 その他に対水雷艇用に「アームストロング 7.62 cm(40口径)速射砲」を単装砲架で舷側ケースメイト配置で片舷8基ずつの計16基16門、オチキス社製「47 mm(43口径)機砲」を単装砲架で2基2門。対艦攻撃用に45 cm水中魚雷発射管を単装で艦首に1門、舷側に片舷1門ずつ2門の計3門を装備した。 就役後の1910年代に対空火器としてアームストロング社製の「7.6cm(40口径)高角砲」が単装砲架で1基が搭載された。第一次世界大戦後の1925年から1927年にかけてフランスで近代化改装が行われた際に、対空火器は「Mk III 7.6cm(40口径)高角砲」を単装砲架で4基と近接火器としてヴィッカース 4cm(39口径)単装ポンポン砲4基が搭載されたが1930年代に4cm単装ポンポン砲1基が追加され5基となった。第二次世界大戦中に全ての4cm単装ポンポン砲が撤去され、代わりに「エリコン 20mm(76口径)機銃」が単装砲架で6基に更新された。 7.6cm単装高角砲を扱う砲員 対空測距儀を扱う水兵
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副砲、その他備砲
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「松島型防護巡洋艦」の記事における「副砲、その他備砲」の解説
本型の副砲にはイギリスの兵器メーカー、アームストロング社の「アームストロング 1887年型 12cm(40口径)速射砲」を採用した。その性能は20.4kgの砲弾を、仰角20度で9,050mまで届かせた。砲は単装砲架に据え付けられ、俯仰能力は仰角20度・俯角3度である。旋回角度は舷側配置で150度の旋回角度を持ち、主砲身の俯仰・旋回・砲弾の揚弾・装填は主に人力を必要とした。発射速度は毎分5 - 6発であった。 本型の設計時の副武装にはカネー社の12cmライフル砲が採用予定であったが、建造途中で日本海軍がアームストロング社の速射砲を採用した。「松島」と「橋立」の砲門の形状は、じっくり狙いを付けて撃つライフル砲に合わせ、横幅のない形状だった。しかし操作の軽快な速射砲に合わせて改設計された「厳島」の砲門は射界をとるために形状が横長となっている。 その他、対水雷艇用に「7.6cm(40口径)速射砲」を単装砲架で片舷3基ずつ計6基を装備し、さらにオチキス社製の「オチキス 4.7cm(43.5口径)速射砲」を単装砲架で6基装備していた。また対艦攻撃用に35.6cm単装固定式水上魚雷発射管を4基、吃水線よりも高い位置に装備した。発射管は艦首と艦尾に1基ずつ、舷側に左右1基ずつで計4基を配置していた。
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副砲、その他備砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/11 06:11 UTC 版)
「1940年度巡洋戦艦試案」の記事における「副砲、その他備砲」の解説
本案の副砲としてスウェーデンのボフォース社の新設計の「1928年型 12cm(50口径)速射砲」を採用した。本案用に開発されたが、後にスウェーデン海軍の駆逐艦エレンスコルド級駆逐艦の主砲として採用された。その性能は24kgの砲弾を仰角30度で19,500mまで届かせることが出来た。この砲を新設計の連装砲塔に収めた。俯仰能力は仰角70度・俯角5度である。旋回角度は左右方向を0度として左右120度の旋回角度を持っていた。主砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に電力で行われ、補助に人力を必要とした。発射速度は毎分10発である。 他に近接対空用としてオランダ海軍の主力巡洋艦に採用されているボフォース社製「1936年型 4cm(56口径)機関砲」を連装砲架で7基、イスパノ・スイサ社の2cm機銃を単装砲架で8基装備した。
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副砲、その他備砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/15 06:57 UTC 版)
副砲は前級に引き続き「M1910型 13.9cm(55口径)砲」を採用した。この砲は重量39.5kgの砲弾を仰角25度で射距離16,100mまで届かせることが出来た。これを単装砲で片舷にケースメイト配置で片舷12基計24門を配備した。艦首方向に8門、艦尾方向に4門、片舷方向に12門が指向できた。他に対水雷艇用にオチキス47mm単装速射砲を6基搭載した。更に対艦攻撃用に45cm水中魚雷発射管を単装で6基内蔵した。
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副砲、その他備砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 15:27 UTC 版)
「ノルマンディー級戦艦」の記事における「副砲、その他備砲」の解説
副砲は前級に引き続き「M1910型 13.9cm(55口径)砲」を採用した。この砲は重量39.5kgの砲弾を仰角25度で射距離16,100mまで届かせることが出来た。これを単装砲で片舷にケースメイト配置で12基計24門を配備した。艦首方向に6門、舷側方向に4門、片舷方向に12門が指向できた。 他に対水雷艇用にオチキス47mm単装速射砲を6基搭載した。 更に対艦攻撃用に45cm水中魚雷発射管を単装で6基内蔵した。
※この「副砲、その他備砲」の解説は、「ノルマンディー級戦艦」の解説の一部です。
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