副砲、その他の備砲および雷装
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「シャルンホルスト級巡戦艦」の記事における「副砲、その他の備砲および雷装」の解説
副砲配置は「D級装甲艦」時はドイッチュラント級装甲艦と同じ「SK C/28 1928年型 15cm(55口径)速射砲」を採用した。 その性能は45.3kgの砲弾を初速875m/秒で仰角35度で22,000mまで届かせるものであった。 これを単装砲架で8門の設計であったが、シャルンホルスト級への設計段階で副砲門数を5割増しの12門とし、内8門を新設計の連装砲塔に収めて4基と単装砲架で4基の変則配置と変更された。副砲配置は連装砲塔は艦橋の左右に連装砲塔を1基ずつとカタパルトの左右に1基ずつの計4基、単装砲は船体中央部の舷側甲板上に背中合わせに片舷2基ずつの計4基とした。この配置方式により、前後方向に最大4門、左右方向に最大6門が指向できた。しかし、この連装砲塔と単装砲架が混在する特異な配置のため、発射速度や荒天下での操作性に差異が生じたようで成功した配置とはいえず、後のビスマルク級戦艦では全て連装砲塔形式で6基に統一された。 他に対空用として「1933年型10.5cm(65口径)高角砲」を装備した。これは15.8kgの砲弾を仰角45度で17,700 m、最大仰角80度で12,500mの高度まで到達させた。旋回と俯仰の動力は電動と人力で行われ、左右方向に360度旋回でき、俯仰は仰角80度、俯角10度であった。発射速度は毎分15~18発だった。これを連装砲形式に収め、船体中央部煙突の両脇の高所に3基ずつ、3番主砲塔の背後に1基の計7基装備した。 また、近接対空火器として「3.7cm(83口径)機関砲」を連装砲架で8基、2cm(65口径)高射機関砲を連装砲架で5基搭載した。なお、グナイゼナウのみ1940年頃に53.3cm3連装水上魚雷発射管を装備した。位置は水上機揚収クレーンの下部、両舷に1基ずつ計2基である。
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副砲、その他の備砲および雷装
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「O級巡洋戦艦」の記事における「副砲、その他の備砲および雷装」の解説
本級の副砲にはシャルンホルスト級と同じく「SK C/28 1928年型 15cm(55口径)速射砲」を採用して新設計の連装砲塔に収めて3基を搭載する予定であった。その性能は45.3kgの砲弾を初速875m/秒で仰角35度で22,000mまで届かせるものであった。砲塔の俯仰能力は仰角40度・俯角10度である。旋回角度は360度の旋回角度を持っていたが、実際は上部構造物により制限があった。砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に電力で行われ、補助に人力を必要とした。発射速度は毎分6~8発であった。 他に対空用として「SKC/33 1933年型 10.5cm(65口径)高角砲」を装備した。これは15.8kgの砲弾を仰角45度で17,700 m、最大仰角80度で12,500mの高度まで到達させた。旋回と俯仰の動力は電動と人力で行われ、左右方向に360度旋回でき、俯仰は仰角80度、俯角10度であった。発射速度は毎分15~18発だった。これを連装砲架で4基、合計8門を搭載する予定であった。 また、近接対空火器として「SKC/30 1930年型 3.7cm(83口径)機関砲」を単装砲架で4基4門、「SKC/38 1938年型 2cm(65口径)機関銃」を単装砲架で10基10門を搭載する予定であった。他に、主砲では相手にならない相手のために53.3cm三連装魚雷発射管を2基搭載する予定であった。
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副砲、その他の備砲および雷装
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「シャルンホルスト級戦艦」の記事における「副砲、その他の備砲および雷装」の解説
副砲配置は「D級装甲艦」時はドイッチュラント級装甲艦と同じ「SK C/28 1928年型 15cm(55口径)速射砲」を採用。その性能は45.3kgの砲弾を初速875m/秒で仰角35度で22,000mまで届くものであった。 これを単装砲架で8門の設計であったが、シャルンホルスト級への設計段階で副砲門数を5割増しの12門とし、内8門を新設計の連装砲塔に収めて4基と単装砲架で4基の変則配置と変更された。副砲配置は連装砲塔は艦橋の左右に連装砲塔を1基ずつとカタパルトの左右に1基ずつの計4基、単装砲は船体中央部の舷側甲板上に背中合わせに片舷2基ずつの計4基とした。この配置方式により、前後方向に最大4門、左右方向に最大6門が指向できた。しかし、この連装砲塔と単装砲架が混在する特異な配置のため、発射速度や荒天下での操作性に差異が生じたようで成功した配置とはいえず、後のビスマルク級戦艦では全て連装砲塔形式で6基に統一された。 他に対空用として「1933年型10.5cm(65口径)高角砲」を装備した。これは15.8kgの砲弾を仰角45度で17,700 m、最大仰角80度で12,500mの高度まで到達させた。旋回と俯仰の動力は電動と人力で行われ、左右方向に360度旋回でき、俯仰は仰角80度、俯角10度であった。発射速度は毎分15 - 18発だった。これを連装砲形式に収め、船体中央部煙突の両脇の高所に3基ずつ、3番主砲塔の背後に1基の計7基装備した。 また、近接対空火器として「3.7cm(83口径)高角砲」を連装砲架で8基、2cm(65口径)高射機関砲を連装砲架で5基搭載した。その他の装備として、ベルリン作戦前に軽巡から降ろした53.3cm3連装水上魚雷発射管を装備している。位置は水上機揚収クレーンの下部、両舷に1基ずつ計2基である。
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副砲、その他の備砲および雷装
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「P級装甲艦」の記事における「副砲、その他の備砲および雷装」の解説
本級の副砲にはシャルンホルスト級と同じく「SK C/28 1928年型 15cm(55口径)速射砲」を採用して新設計の連装砲塔に収めた。その性能は45.3kgの砲弾を初速875m/秒で仰角35度で22,000mまで届かせるものであった。砲塔の俯仰能力は仰角40度・俯角10度である。旋回角度は360度の旋回角度を持っていたが、実際は上部構造物により制限があった。砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に電力で行われ、補助に人力を必要とした。発射速度は毎分6~8発であった。 他に対空用として「SKC/33 1933年型 10.5cm(65口径)高角砲」を装備した。これは15.8kgの砲弾を仰角45度で17,700 m、最大仰角80度で12,500mの高度まで到達させた。旋回と俯仰の動力は電動と人力で行われ、左右方向に360度旋回でき、俯仰は仰角80度、俯角10度であった。発射速度は毎分15~18発だった。これを連装砲架で4基、合計8門を装備した。 また、近接対空火器として「SKC/30 1930年型 3.7cm(83口径)機関砲」を単装砲架で4基4門、「SKC/38 1938年型 2cm(65口径)機関銃」を単装砲架で10基10門を装備した。他に、主砲では相手にならない相手のために53.3cm四連装魚雷発射管を2基搭載した。
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