副砲、その他備砲、魚雷兵装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 08:55 UTC 版)
「アルミランテ・ラトーレ級戦艦」の記事における「副砲、その他備砲、魚雷兵装」の解説
副砲は新設計の「1913年型 Mark XVII 15.2cm(50口径)速射砲」を採用した。その性能は45.36kgの砲弾を、仰角20度で14,800 mまで届かせられた。砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に人力を必要とした。砲身の上下角度は仰角20度・俯角7度で旋回角度は舷側配置の物は160度であった。発射速度は1分間に14~18発であった。 対空火器として「1910年型 Mark I 7.62cm(40口径)高角砲」を採用している。その性能は5.67kgの砲弾を仰角45度で9,970m、最大仰角90度で7,160mの高度まで到達できた。単装砲架は左右方向に180度旋回できたが実際には上部構造物により射界に制限を受けた。砲身の俯仰は仰角90度・俯角10度で発射速度は毎分12~14発だった。 1920年代の改装で高角砲は「Mark V 10.2cm(45口径)高角砲」を採用している。その性能は14.6kgの砲弾を仰角44度で15,020m、最大仰角80度で9,450mの高度まで到達できるこの砲を単装砲架で4基を搭載した。単装砲架は左右方向に180度旋回でき、俯仰は仰角80度、俯角5度で発射速度は毎分10~15発だった。 他に近接攻撃用に「ヴィッカース 1910年型 Mark I 4.7cm(50口径)速射砲」を採用している。その性能は1.5kgの砲弾を仰角12度で5,120mまで到達できるこの砲を単装砲架で4基を搭載した。単装砲架は左右方向に180度旋回でき、俯仰は仰角30度・4俯角5度で発射速度は毎分25発だった。 他に主砲では手に負えない相手への対抗として53.3cm魚雷発射管を単装で1番主砲塔と5番主応答の側面に1基ずつ片舷2基ずつ計4基を装備した。
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