副砲、その他兵装等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 01:58 UTC 版)
「ニューメキシコ級戦艦」の記事における「副砲、その他兵装等」の解説
ニューメキシコ級の副砲は前級に引き続きMark 7 5インチ(51口径)速射砲を採用した。その性能は重量22.7kgの砲弾を最大仰角15度で射距離12,850mまで届かせる事ができるものであった。発射速度は毎分8~9発、砲身の仰角は15度・俯角10度で動力は人力を必要とした。射界は露天では300度、ケースメイトで最大150度の旋回角度を持っていたが、実際は舷側配置のために射界は制限があった。 当初は副砲を22門搭載する予定であった。しかし第一次世界大戦の戦訓を受け、1918年2月に前後部のケースメイトとして装備されていた副砲を撤去し、その部分を完全に密封する工事の実施が発令された。そのため、1917年に竣工したミシシッピは22門、1918年以降に竣工したニューメキシコとアイダホは14門を搭載して完成した。 対空火器として3インチ(50口径)高角砲が搭載された。その性能は重量5.9 kgの砲弾を最大仰角85度では射程9,270 mまで届かせられるもので、この砲を単装砲架を介して搭載した。砲架の俯仰能力は仰角85度・俯角15度である、旋回角度は露天で360度の旋回角度を持つが、ケースメイトでは旋回角に制限があった。砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に人力を必要とした。発射速度は毎分15~20発である。これらをニューメキシコとアイダホは4門搭載した。ミシシッピも姉妹艦と同様の副砲、対空火器の装備を行った。 その他に53.3m水中魚雷発射管を単装で2基を装備した。
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