副砲、その他武装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 02:59 UTC 版)
副砲は破壊力を重視して「Model 1906 24cm(50口径)速射砲」を採用した。当時、列強の主力戦艦では主砲の能力を補う目的で装甲巡洋艦の主砲と同等の7~12インチ砲(主砲と副砲の中間ということで、中間砲と呼ばれる)を積むことが流行していた。これを後に準弩級戦艦と称する。ただしフランスの前弩級戦艦の場合は、副砲自体に他国より大口径のものを採用し、それを徐々に拡大していったという経過があり、この24cm砲は副砲とされる(ただしダントン級戦艦そのものは、準弩級戦艦とされている)。その性能は重量220kgの主砲弾を最大仰角45度で射距離23,812mまで届かせる事ができる性能であった。旋回角度は160度の旋回角が可能で砲身の仰角は45度・俯角5度で動力は電動モーターによる駆動であり補助に人力を必要とした。装填機構は自由角度装填で発射速度は毎分2発であった。これを最上甲板に連装砲塔形式で片舷3基計6基12門を装備した。その他に対水雷艇用にシュナイダー社製「1906年型 7.5cm(65口径)速射砲」を単装砲架で24基24門(後に艦首尾部の8門を撤去して16門に)、「1902年型47mm速射砲」を単装砲架で10基10門、45cm水中魚雷発射管を単装で3基を装備した。
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