光陽園学院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 07:55 UTC 版)
「長門有希ちゃんの消失」の記事における「光陽園学院」の解説
涼宮 ハルヒ(すずみや ハルヒ) 声 - 平野綾 光陽園学院に通う1年生(物語途中より2年生)。原作(消失を除く)や『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』の時より髪が長い。性格は原作より穏やか。ある冬の夜中、コンビニから帰る途中の長門と偶然出会い、公園で「サンタへのメッセージ」を描くための予行演習に長門を無理矢理協力させる。しかし、その貪欲な姿勢はその時、文芸部存続の危機に悩んでいた長門の気持ちに大きく影響を与えることになった。その後、クリスマスイブからクリスマス当日にかけて、サンタを捕獲しようと公園で張り込んでいたが、早朝、力つき倒れてしまい、たまたまそこを通りかかった長門とキョンによって助けられ、二人と関係を持つようになる。それ以降、どういうわけか古泉と共に北高の文芸部に現れるようになり、「北高文芸部ミステリー部門臨時部員」を名乗って文芸部の活動に参加している。中学1年生の七夕の日に、自身の通っている中学校の校庭に宇宙へのメッセージを書こうとして、閉門している学校に不法侵入しようとしたところを、同じく中学1年のキョンに見つかり、そのままキョンにメッセージを全て書かせたことがある。この際、キョンは自分のことを「高校1年生のジョン・スミス」と偽証し、ハルヒは相手が高校生になってから再度出会うキョンであることに当初気づいていなかったが、この七夕の出来事の際、ハルヒがキョンに「宇宙人っていると思う?」と聞いた時に帰ってきた答えと、高校1年の時にカッパを探しにキョンと川へ行った際、「カッパっていると思う?」とキョンに聞いた時の答えが一致したことから、相手がキョンであったことに気づいている。そのためか、長門に1度、「彼(キョン)のことが好きなのか?」と問われ、「嫌いではない」と答えている。ただし、後に自身の好意が恋愛感情になりきっておらず、もしも自分が北高生としてキョンと過ごしていたなら恋をしていたかもしれないと述懐している。実は1年生の時の北高の文化祭で、怪我で出られなくなった北高軽音楽部のボーカルの代役を北高の制服を借りて行っており、その影響から2年生の時は文芸部でバンドを組もうと計画。しかしキョン、長門、朝倉に断られ、代わりに古泉、みくる、鶴屋さんと一緒にバンドを結成し演奏している。原作の設定と同じく、行動的で突拍子もないことを言いまくり、「宇宙人や未来人や超能力者を探し出し一緒に遊ぶこと」を夢見ている。周りから「痛い人」と見られているせいか、キョンと鶴屋さん以外のキャラからは、たとえ先輩であろうとも殆ど「さん」付けでしか話しかけられていない。 普段は北高のメンバーや古泉を振り回しているが、朝倉と二人きりになった場合には長門を案ずる彼女の言動に振り回されることが多い。ただし、ハルヒにとって朝倉は対等に会話を交わせる数少ない同性の友人でもあり、普段は隠しているキョンへの想いを朝倉に打ち明けたこともある。 原作小説のメインヒロインではあるが、北高の生徒ではないため本作では登場しないエピソードも存在する。 古泉 一樹(こいずみ いつき) 声 - 小野大輔 光陽園学院に通う1年生(物語途中より2年生)。単行本1巻の後半でシルエットのみ登場し、単行本2巻より物語に参加。ハルヒと同じく北高文芸部ミステリー部門臨時部員。ハルヒの付き人的存在で、ほとんど行動を共にしている。ハルヒと行動を共にする理由は、古泉は光陽園学院に1年生の春ごろという中途半端な時期にやってきた転校生であり、そのため周囲から孤立していた所を、ハルヒが「謎の転校生」として素直に接してくれたため。しかし、「転校生」という属性にしか興味のないハルヒには最近飽きられつつあると思い少し焦っている。ハルヒのことを魅力的と感じ、素直に好きと認めている。2年生の時の文化祭で、ハルヒのバンドでバイオリンを演奏している。 原作小説の主要キャラクターではあるが、本作ではハルヒと同様に登場しないエピソードも存在する。 佐々木(ささき) 光陽園学院に通うキョンの幼なじみで、同級生の女子。単行本第5巻の終盤より登場。一人称は「僕」のボクっ子。長門やキョンらが2年生の北高文化祭が光陽園学院の文化祭と共同開催となり、文化祭実行委員のため北高にやってくる。そこに北高側の文化祭実行委員の朝倉の手伝いをすることになったキョンと再会する。キョン、国木田とは同じ中学校出身であり、中学時代から全国模試で上位に入るほどの秀才。キョンとはお互いに「親友」と口にするほど仲がよく、中学時代はいつも一緒に塾に通っていたために周囲(特に国木田)から二人が付き合っていると勘違いされていた。キョンが文化祭の手伝いで光陽園学院に来ていた際、キョンの見ていた所で男子生徒に告白されている。その後、キョンに「告白した彼を幻滅させるため」という名目で付き合ってほしいと告白。あくまで恋人のふりをしてほしいということだったが、別人格の長門の告白を思い浮かべたキョンに、「嘘で付き合うのは不義理だ」と言われ断られている。なお、恋人のふりと言っているが、「付き合う期間は年単位が望ましい」と言っており、実際に「ふり」を求めていた様子ではない。告白してきた男子生徒には、その後「僕にも想い人がいる」と言って断っている。共同開催のため同じ文化祭実行委員になっている朝倉に、中学時代のキョンの面白い話を教えてくれと熱心に頼まれている。 周防 九曜(すおう くよう) 光陽園学院に通う女子。単行本第6巻より登場。原作小説とは異なり眼鏡を掛けているのが特徴。文化祭の手伝いに来ていた谷口と衝突して鼻血を出すが、同時に一目惚れしたらしく、一緒に文化祭を回っている。谷口が勢い余って下品な発言をしてしまった際には爆笑して「おもしろい人」と評している。バレンタインの時期にも交際は継続しており、キョンは二人がデートする姿を目撃している。
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原作4巻『消失』で起こった、改変後の世界と同じく、女子校(お嬢様学校)ではなく、共学の進学校という設定。ハルヒがキョンと朝倉が現在勉強している授業の問題を見て、「去年の範囲」と言っていることから、授業の進度は北高より遥か先に進んでいる様子。北高文芸部と光陽園学院のハルヒ、古泉の関係は、物語途中よりハルヒが作成し、半ば強引に文芸部部長の長門にサインを書かせて北高に提出した書類によって、「部活動中の学校間交流」ということになっている。ハルヒや長門らが2年生の時の学園祭が北高での共同開催となった。なお、3年生は受験のために文化祭の参加が認められていない。
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