使用した武器・罠など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 13:47 UTC 版)
「キルバーン (ダイの大冒険)」の記事における「使用した武器・罠など」の解説
死神の笛 柄の部分が笛になっている巨大な黒い鎌。刃の部分に細工があり、風を切る音による催眠効果で気づかれないうちに相手の感覚を奪ってゆく「罠」としても機能する。鬼岩城戦終了時点でのポップを完全に術中に捕らえることができたが、バランには全く通じなかった。また繊細な武器であり、ヒビが入ると感覚を奪う機能が使えなくなる。切れ味も相当なもので、闘気無しでもオリハルコンやコアを貫ける模様。 柄の部分が笛になっていることから、キルバーンは姿を現す際に「死神のメロディ」を奏でている。 キル・トラップ/殺しの罠/死の罠 大魔宮にしかけられた、トランプのカードに対応した魔法的トラップ。物理的なトラップと異なり、呪文による魔法攻撃となる。ただし対戦したアバンによると、この手の魔法トラップは術者が精神的な実行命令を下さねば発動しないものがほとんどであるため、術者は何らかの手段で常にトラップを監視せねばならないという弱点がある。また、アバンの破邪力を極大化したトラマナの呪文で機能を停止させることができた。 ダイとハドラーに対して使ったのは闘気技や物理攻撃をどんな威力だろうと弾き、魔法以外の干渉を受け付けない特性を持った魔界最強の炎を召喚し標的を八方から包み焼く「◇の9(ダイヤ・ナイン)」であり、本人曰く「自信作」。その炎はポップの魔力でも押さえ込んでおくのが精一杯で、完全に吹き飛ばすことはできなかった。他のトラップは事前にミエールの眼鏡を所持するアバンとレオナによってほとんど潰されたため詳細は不明だが、キルバーンによれば小粒なものでも、確実に敵の戦力を削げる罠に仕上がっているらしい。 「殺しの罠」「死の罠(256話)」と表記が異なるが「ジャンプコミックス・パーフェクトブック」では「殺しの罠」となっていた。 ファントムレイザー 頭部の飾りに仕込まれた13本の見えない刃で敵を囲む。重力の影響を受けずに浮遊する完全不可視の刃・ファントムレイザーを各所に設置し、相手の移動により当たってもらうことでダメージを与えることができるという、戦闘中でも使用可能なインスタント・トラップ。ほんの少し接触しただけでもアバンが使用していた剣を簡単に切断したり、キルバーン自身の首を跳ね飛ばしてしまうほど切れ味は鋭い。刃の位置がわかるのは設置者のみだが、他の者が「設置」していると本来の使い手であるキルバーンも認識できなくなるのが欠点。たとえ使い切っても、本体のピロロがいれば何度でも補充可能。 また、使用者のキルバーンが倒れればその機能を停止する。 バーニングクリメイション 直訳すると「燃え盛る火葬」。魔界のマグマと同じ成分という、キルバーンの血液の性質を利用した彼の切り札。 自身に流れる血を含んだ身体の部位に魔法力で点火し、大火球となったそれを標的に対して投射する。最終決戦時アバンとの戦いにて、自身の腕を切断して使用した。相手を完全に焼き尽くす大技だったが、アバンに直撃したものの灰となったハドラーが起こした「奇跡」がアバンを守っていたため破られ、アバンストラッシュのカウンターによって敗北した。 トランプ ジョーカーにピロロの絵をあしらったトランプ。キル・トラップとは連動しているらしく、アバンに「◇の9」を破られたときに同じカードが火を吹いて消え去る描写がある。アバンとの決闘時に一度だけトランプを投げつけるシーンがあるが、アバンの投げたフェザーにより中空でかき消されてしまったため、効力は明らかになっていない。普段はこのトランプを使って占いをすることがあり、本人曰く外れたことがないという。また、アバンに決闘を申し込む際に左手の手袋代わりとしてジョーカーのカードを投げつけている。 サーベル 細身のサーベル状の剣。アバンとの「決闘」時に使用した武器。アバンと渡り合うほどの技量を見せ、更にファントムレイザーと併用することでアバンを追い詰めた。ジャッジを用いた罠を破られた際には奥の手であるバーニングクリメイションを繰り出すため、自身の腕を切るのに使用した。 ジャッジ(決闘用マシーン) 声 - 寺島拓篤 古来、魔界の者が決闘で完全決着をつけるために用いたマシーン。その手にした大鎌で、決闘者を専用の異次元空間に引きずり込む(しかしその際にもアバンはそれを察知していた)。決闘の終了時には敗者の首をはね、勝者のみが現実空間に帰還することができる。このマシーンに引きずり込まれた者たちの決闘を外部から妨害することは一切不可能であるが、外部との情報の共有などは可能。キルバーンはかつてデザインを気に入ったため手に入れたと述べていたが、アバンへの復讐のためにこれを利用することとなった。本来は決闘を中立に取り持つマシーンであるが、キルバーンはこれを自分の味方として改造しており、いざとなれば敵を巻き込んで自爆(メガンテ)するようにしていた。ちなみにジャッジが消滅しても異次元空間はそのままであり、脱出するには特殊な呪文が必要になる。 ※デザインは読者が考えた物を基にしている。 バーンの鍵 キルバーンが鬼岩城のハドラーたちの前に姿を現した時に、バーンから預かっていたアイテム。「歩く移動要塞」である鬼岩城を移動させる為に必要なアイテムで、バーンの命令で鬼岩城をギルドメイン山脈の岩石地帯からバーンパレスが隠された死の大地へ移動させる為に持ち込んだ。玉座の裏の邪悪の六星(連載時は六芒星)の紋章の中央部分にあるバーンのエンブレムへ差し込んで鬼岩城を起動、死の大地に移動させた。後に、世界会議が行われているパプニカ王国へ鬼岩城が侵攻する際はミストバーンがバーンから預かり、所持していた。
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