他党の反応とその事例とは? わかりやすく解説

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他党の反応とその事例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:22 UTC 版)

日本共産党」の記事における「他党の反応とその事例」の解説

同様に他の野党も、共産党との連携消極的な事が多い。 1990年総選挙の際には、定数3で共産党議員長く議席保持してきた選挙区に、当時の社会党が新人候補立てたケース東京9区和歌山1区など。和歌山1区では社会党候補共産党に代わって当選)や、民主党定数1の沖縄県補欠選挙泡沫候補立てて野党票を割り革新系無所属候補当選を「阻害」したケース見受けられる小選挙区制導入以降国政地方選問わず共産党孤立する傾向をより深めている。以下、いくつかの事例挙げる2006年沖縄県知事選挙では、糸数慶子推すことで、近年の主要選挙では稀になった事実上全野共闘成立した民主党内部では長島昭久など党内右派から「共産手を組んでいる」との批判が行われ、自民党も「共産手を組んだ民主」などと攻撃した結果自民党推薦仲井眞弘多敗れたこのように保守層を中心とした「共産党手を組むことが悪なのは自明」論の影響力大きく、他の野党自民党マスコミ共産党との協力関係批判されると、容易に動揺する傾向見られる。 こういった社会的風潮もあり、表だった協力関係ではなく共産党側に「内部に対して共闘先の候補者選挙活動行ない、その候補投票するよう指導動員強めるべきだが、対外的には推薦支持などを公式には表明せず、(共産党員あくまでも無党派支援者として振舞うべき」などの「配慮」を求めケースもあった。これに共産党側が反発し非難合戦となったこともある。 その一方で、「共産党を落とす」ため、共産党接戦優位な選挙区では自民党民主党国政等で対立しているにもかかわらず協力するケースも多い。 2004年には、参議院大阪府選挙区で、辞職中の辻元清美当時社民党)の支持者から、辻元共同候補にし、共産現職宮本岳志引退を「強要」する言動なされたとされる結果辻元宮本落選した2007年2月愛知県知事選挙では、共産党当初民主党候補予定であった犬山市長の石田芳弘共同で推そうとして協議呼びかけた。石田本人含み持たせていたものの、陣営はこれを拒絶共産党急遽阿部精六を推薦結果阿部予想上回る票を獲得し現職で3選を目指していた神田真秋急激に追い上げていた石田僅差敗北した2007年3月東京都知事選挙では、共産党推薦吉田万三と、市民団体擁立し民主社民実質的な支援を受ける元宮県知事浅野史郎現職知事石原慎太郎の有力三候補競うとなった共産党現職石原都知事批判しており、浅野もまた反石原という点では一致していた。石原都知事圧倒的優勢覆すため、市民団体は「反石原」で吉田出馬取り下げ要求した。これに対し話し合いもないまま取り下げ強要されたと吉田陣営反発(ただし市民団体側は事前申し入れはしていたと反論)。志位和夫は「(浅野と)石原都政はうり二つ」と断言しこれを拒否した。その理由は、民主党都議会において「オール与党体制一翼占めており、吉田候補集会等で「他に共闘対象となる候補者出れば自分降りてその人支援して良い」と発言していたが、同席していた民主党都議共産党との共闘明確に拒否したこのような足並み乱れもあり、選挙石原前回続いて大勝した。その直後都議会では、民主党東京・生活者ネットワークは、知事提案議案にすべて賛成した社民党都議会議席をもっていないが、議席のあった2001年まで知事提案にすべて賛成する石原与党であった)と、共産党側は批判している。 この三例の共通点は、民主党共産党側に何の利益与えず、「無償で」自候補への協力強制した共産党側が主張していることにある。その真偽定かでないものの、共産党反応極めて厳しいことは確かである。このような真偽不明な双方見解の相違頻出し、特に共産党側が事態の打開望まないともとれる態度を示す点が特徴的である。 2013年第23回参議院議員通常選挙では、定数2の京都府選挙区自民党西田昌司序盤から優位に立ち、2議席目を共産党倉林明子民主党新人元首相補佐官北神圭朗が争う展開となり、各メディア情勢北神接戦劣勢伝えられると、府内財界山田啓二京都府知事門川大作京都市長が「共産党落とし」を進めただけでなく、北神陣営自民公明両党に票を流す依頼まで行った結果は、倉林1万8000票差で北神振り切って初当選したものの、京都新聞出口調査では公明支持層の35.2%が推薦した西田投票した一方、それを上回る38.9%が北神投票していた。 一方2011年大阪市長選挙では、当時大阪府知事橋下徹大阪維新の会)の政治姿勢独裁者批判し、「独裁政治教育基本条例案の成立阻止」の名目の元、独自候補の渡司考一の擁立撤回し2007年大阪市長選挙では対立候補だった平松邦夫支持呼びかけ既存他党連携を行うという戦術取り2015年および2019年市長選では自民党推薦柳本顕支持するという方針出した。(平松柳本は共に落選。) 詳細は「自共共闘」を参照 他党共産党候補支持表明したのは、保坂展人狛江市長矢野裕4期1996年 - 2012年)を応援した例や、新社会党沖縄社会大衆党などによる推薦支持など、ある程度限られる国分寺市長山真秀1期1997年 - 2001年)は、共産党新社会党のみの推薦で5党相乗り現職との一騎討ち勝って当選した

※この「他党の反応とその事例」の解説は、「日本共産党」の解説の一部です。
「他党の反応とその事例」を含む「日本共産党」の記事については、「日本共産党」の概要を参照ください。

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