他党との選挙協力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 18:47 UTC 版)
社大党は、民主党・社民党・共産党・新社会党と各種選挙で協力している。沖縄で限定的ながら、社共共闘が生き残っているのは社大党の力が大きい。しかし、1998年の知事選をきっかけに公明党が革新勢力から離れ、自民党に与してからは苦戦が目立つ。2006年には、自由連合も自民党に与するようになった。また、いずれも共産排除を望む保守系政治団体のそうぞう及び革新とは縁のない民主党と、復帰運動以来の革新の原則を守るべきという日本共産党との間で原則が定まらず漂流する場面も見られる。さらに、普天間基地移転問題で社民党が与党から離脱して以降、特にそれまでの方針を変更して県内移転を推進している民主党との関係が悪化している。 国政選挙では復帰後に安里積千代が当選したあと衆議院選挙では社会党・公明党・共産党の公認候補を推薦、参議院選挙では社会党・共産党・公明党と一緒に革新統一の公認候補を擁立(その場合マスメディアは「諸派」扱い、党派は「革新共闘会議」としていた)または革新統一の無所属候補として4党相乗りで推薦したが(公明党は支持にとどまるほうが多かった)、1992年の参院選で当時の島袋宗康委員長が党公認(革新統一候補・社会党などと一緒に3党の推薦・支持)で立候補し、現職の自民党系候補を破り当選(これにより沖縄県の自民党参議院議員は県選出が、1995年から比例代表の県出身者を含め2001年の選挙まで一人もいない状態であった)。党として安里積千代以来の国政での議席を獲得し、第二院クラブの会派に入った(その間、社大党は二院クラブの沖縄支部も兼ねていた)。2001年参院選では東京都選挙区から書記長(当時)の新垣重雄が二院クラブ・新社会党・社大党推薦の無所属で出馬したが、落選している。 那覇市議会では社民党と「社社連合」を統一会派として結成しているが、少数にとどまっている。 反米軍基地闘争の経緯から2014年の総選挙より野党陣営の選挙協力の体制が整っており、社大のほか、社会民主党・日本共産党・立憲民主党沖縄県連・那覇市議会『新風会』・沖縄県議会『おきなわ』(旧称「県民ネット」)などの政党・会派が参加している。また沖縄県知事・那覇市長・名護市長といった首長も参加し、2020年6月現在、沖縄県議会において過半数の勢力を確保している 詳細は「オール沖縄」を参照
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