野党代表
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「ギド・ヴェスターヴェレ」の記事における「野党代表」の解説
その試金石となる2002年の連邦議会選挙では、それまで二大政党のいずれかに付いてキャスティング・ボートを握ってきたFDPの伝統的戦略を捨て、FDP史上初めて他党との選挙協力をせず自らを「連邦首相候補」として得票率18%を目標に掲げ、ユルゲン・メレマン副党首と共に派手な選挙戦を展開する。「ギドモービル」と名付けた、党のシンボルカラーである黄色と青に塗った大型キャンピングカーで祭りの会場やプール、マクドナルドなどに乗りつけ、さらに自らスーパーマンのような黄色と青のコスチュームに身を包んだ姿で登場して有権者の関心を引こうとした。さらには人気テレビ番組『Big Brother』にも登場したが、このような選挙活動はふざけているという批判も浴びた。結果は前回比 1.2ポイント増の得票率7.4%に留まった。与党の辛勝で連立組み替え・政権交代もならなかった。 2005年の連邦議会選挙では「ギドモービル」は封印して選挙運動を展開。この選挙ではCDU・SPD双方の票を吸収する形で得票率が10%に迫る好成績を収め、14議席増の61議席で連立与党だった同盟90/緑の党を抜いて第3党に躍り出た。しかし二大政党が共に議席を減らしたためアンゲラ・メルケル(CDU)を首班とするCDU・SPDの大連立政権が成立。ヴェスターヴェレは最大野党の党首として全議席の3分の1を占める野党(FDP, 同盟90/緑の党、左翼党)の代表になっている。2006年、党院内総務を兼任。2007年、イスタンブールで開催されたビルダーバーグ会議に参加した。
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