2007年大阪市長選挙とは? わかりやすく解説

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2007年大阪市長選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 04:49 UTC 版)

2007年大阪市長選挙

2005年 ←
2007年11月18日 (2007-11-18)
→ 2011年

 
候補者 平松邦夫 關淳一
政党 無所属 無所属
得票数 367,058 317,429
得票率 40.98% 35.44%

選挙前市長

關淳一
無所属

選出市長

平松邦夫
無所属

2007年大阪市長選挙(2007ねんおおさかしちょうせんきょ)は、2007年平成19年)11月18日に実施された、大阪市長選挙である。

概要

自民公明両党の与党側は、現職の關淳一を推薦、民主党など野党側は新人でニュースキャスター平松邦夫を擁立した。同年7月29日に実施された参院選で民主党が圧勝した後、初めての政令指定都市首長選挙であり、さらには安倍晋三内閣総理大臣を辞任後、総選挙を経ないまま発足した福田康夫内閣での初の与野党対決の大型選挙となったため、政界・マスメディア有権者が大きく注目した。

選挙データ

投票日

立候補者

5名(立候補届け出順)

立候補者名 公認・推薦・支援政党名 肩書・備考
はしづめ紳也 無所属 大阪市立大学教授
平松邦夫 民主党国民新党推薦。社民党支持 毎日放送アナウンサー
關淳一 自民党公明党推薦 大阪市長(現職)
姫野浄 日本共産党推薦
藤井永悟 無所属 派遣社員

投票結果

各候補の得票率

  平松邦夫 (40.98%)
  關淳一 (35.44%)
  姫野浄 (12.64%)
  はしづめ紳也 (10.03%)
  藤井永悟 (0.92%)

大阪市選挙管理委員会確定。

当日の有権者数は2,073,215人、投票者数は904,054人で、投票率は43.61%。前回の33.92%を大きく上回った。有効投票数は895,730票。

順位 候補者名 新現元 得票数 得票率
当選 1 平松邦夫 367,058 40.98%
2 關淳一 317,429 35.44%
3 姫野浄 113,201 12.64%
4 はしづめ紳也 89,843 10.03%
5 藤井永悟 8,199 0.92%

選挙の争点

行政改革
  • 職員削減、財政再建等、現職の關淳一市長が進めてきた市政改革(大阪市の不祥事参照)の方向性。
    • 關市長は職員採用凍結の継続を主張。
    • 平松と橋爪は組織の継続性の観点から凍結解除。他方で、關の市政改革については共に一定の評価をしている。
    • 姫野は、市民サービスが低下するとして職員削減には反対。
インフラ整備
  • 大阪市営地下鉄民営化の是非。
    • 關市長は民営化の方針。
    • 平松、橋爪は公営企業形態を維持しながらの改革。
    • 姫野は現状維持。
  • WTCの抜本的処理策。
ビジョン
  • 關市長は「創造都市づくり」を提起。
    • 平松は住民投票制度の整備、情報公開の推進による「ガラス張りの市政」を提起。
    • 橋爪は、自治基本条例制定等による市民活動の活性化、アーツカウンシルを通じた文化産業の振興などを提起。

タイムライン

  • 2007年11月4日 - 告示
  • 2007年11月18日 - 投開票の結果、平松邦夫が初当選。

選挙後

関連項目

外部リンク


2007年大阪市長選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 04:31 UTC 版)

橋爪紳也」の記事における「2007年大阪市長選挙」の解説

詳細は「2007年大阪市長選挙」を参照 橋爪大阪市長選挙に出馬した背景には、自由民主党公明党一部市議市議OB、市OBが關の市政改革の手法に反発していたことがあった。橋爪は、まちづくり団体有力者や一市議支援を受けつつ、両党に推薦要請したが、最終的に両党は現職の關の推薦決定した選挙戦では、若手選挙プランナー松田馨らの助力を得る。市民とのタウンミーティング重ねて市民意見取り入れ手法マニフェスト作成し公約として市民活動活性化のための自治基本条例制定盛り込むなど政党推薦受けない市民派」をアピールしたが、支持広げることはできなかった。同年11月18日投票では、知名度劣り公約にも重なる点のあった平松邦夫民主党国民新党推薦)に票を引き離され落選した

※この「2007年大阪市長選挙」の解説は、「橋爪紳也」の解説の一部です。
「2007年大阪市長選挙」を含む「橋爪紳也」の記事については、「橋爪紳也」の概要を参照ください。

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