丸之内時代(1984-)
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「伊賀市上野図書館」の記事における「丸之内時代(1984-)」の解説
1983年(昭和58年)12月22日、上野市丸之内40番地の5(現在地)に新図書館を建設するため起工式を挙行、1984年(昭和59年)9月に完成、10月3日に開館した。1997年(平成9年)7月1日より財団法人上野市文化都市協会(現・公益財団法人伊賀市文化都市協会)に業務委託を開始、祝日の開館や一部の土曜日を18時まで延長開館するなど利便性が向上した。1998年(平成10年)7月1日、コンピュータ導入のために同年3月15日から休止していた図書館業務を再開、蔵書検索機が設置されただけでなく、4冊から8冊に貸出冊数が増加し、返却ポストも設置された。なおコンピュータ導入を前に行った蔵書の総点検の際には、雑誌『白樺』が4巻欠けただけで、ほぼ全巻を所蔵していることが判明し、1996年(平成8年)1月に一般公開した。2002年(平成14年)10月には赤ちゃんコーナーを設け、2003年(平成15年)6月20日にはインターネットからの蔵書検索を可能とした。 2004年(平成16年)11月1日、市町村合併により伊賀市が発足したため、伊賀市上野図書館に改称した。2005年(平成17年)より公民館図書室とシステム統合を進め、1月4日に大山田、11月1日に阿山、2008年(平成20年)12月16日に青山、2013年(平成25年)11月1日にいがまち、島ヶ原の公民館図書室と接続された。この間、2011年(平成23年)9月1日に貸出冊数を上野図書館と公民館図書室の合わせて8冊に改定した。2009年(平成21年)12月には伊賀の郷土史家だった沖森直三郎に関する企画展を開催し、孫で立教大学教授の沖森卓也から寄託された沖森書店開店の挨拶はがきなどを展示した。2010年(平成22年)8月には伊賀史談会の中心人物であった菊山種男邸の跡地に上野図書館があることから同会の100周年展を、同年11月には画家の元永定正の米寿記念絵本展を開催した。 5つの公民館図書室とシステム統合が完了した後、2014年(平成26年)4月1日に公民館図書室を上野図書館の分館として位置付けるように変更された。同時に貸出冊数が10冊に増加している。分館化を記念して、同年9月20日から11月14日まで本館と分館を巡って松尾芭蕉の謎を解く「ちびっこ司書探偵の伊賀市図書館めぐり」を開催、10月には上野図書館開館110年記念も兼ねて、開館当時の資料や写真、崇広堂時代の上野市立図書館の看板などを展示する企画展を開催した。 2015年(平成27年)、前年に逝去した放送作家の岸宏子の遺言に基づき、段ボール箱で約120箱にもなる膨大な岸の著書や蔵書が上野図書館に寄贈された。2016年(平成28年)4月より、市民の要望を受けて閉館時間を従来の17時から19時に変更した。同年8月3日、三重県上野森林公園との共催で、全長12mの大型絵本『長良川』に登場する動物を図鑑で調べる「図書館で体験!おもしろ自然教室」を開催した。
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