下社
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秋宮の神体はイチイの木、春宮はスギの木とされている。ただし春宮は砥川のほとりに位置しているため、本来は水霊を祀る祭祀場であったと思われる。砥川は八島ヶ原湿原(八島湿原)を水源とするが、ここには下社の旧御射山(もとみさやま)があり、葦や菅が芽吹く頃には水田にも見えるため「神の田」として崇拝の対象であったと考えられる。 一方で秋宮の付近には青塚古墳があることから、元々は金刺氏(下社大祝家)の祖霊祭祀の場であったという見解がある。
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下社
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下社(しもしゃ)は、諏訪湖北岸、諏訪盆地の北縁にある。上社に対しては下流の位置にあたる。 秋宮・春宮からなり、上社と異なり二宮の地位は同格で、御霊代(依り代)が2月と8月に両社間を遷座する。南側が開けており古くから農耕が盛んな地であり、農耕民族的な性格を有している。 一帯は下諏訪の中心地で、近世には中山道・甲州街道の宿場町として下諏訪宿も設けられた。
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上社に比べて史料が残っておらず不明な神事も多い。 諏訪大社下社 年間祭事一覧 大祭・中祭の記載のないものは小祭。 毎月秋宮月次祭(1日) - 9月-12月。 春宮月次祭(1日) - 3月-7月。 恵比寿社月次祭(20日) 秋宮子安社月次祭(22日) 1月歳旦祭(1月1日) - 中祭。 若宮社祭(1月1日) 綿之湯神事(1月1日) - 特殊神事。 元始祭(1月3日) - 中祭。 筒粥神事(1月15日) - 特殊神事。 新年祈請祭(1月15日) 2月遷座祭(2月1日) - 大祭、特殊神事。秋宮から春宮へ遷座。 内御玉戸社祭(2月1日) 外御玉戸社祭(2月1日) 節分祭(2月上旬) 春宮鎮火祭(2月上旬) 紀元祭(2月11日) - 中祭。 3月内御玉戸社例祭(3月14日) 外御玉戸社例祭(3月14日) 祈年祭(3月17日) - 大祭。 4月稲荷社祭(4月9日) 銭神社祭(4月25日) 青塚社祭(4月中) 5月加茂社祭(5月15日) 6月八坂社祭(6月15日) 子安社例祭(春宮)(6月22日) あやめ奉献祭(6月下旬) 御作田社祭(6月30日) 田遊神事(6月30日) - 特殊神事。 浮島社祭(6月30日) 大祓式(6月30日) 7月若宮社祭(7月1日) 上諏訪社祭(7月15日) 柴舟引渡式(7月31日) - 特殊神事。 夕祭(7月31日) 8月遷座祭(お舟祭)(8月1日) - 大祭、特殊神事。春宮から秋宮へ遷座。 例大祭(8月1日) - 大祭。 神事相撲(8月1日) 二の祭献詠祭(8月2日) 氏子祭少年角力(8月2日) 翁媼焼却神事(8月2日) - 特殊神事。 八幡社祭(8月15日) 専女社祭(8月15日) 御射山社夕祭(8月26日) 御射山社祭(8月27日) - 特殊神事。 八千矛社祭(8月27日) 児宮社祭(8月27日) 國常立命社祭(8月27日) 相撲神事(8月27日) - 特殊神事。 御射山社奉射会(8月27日) 御射山社二の祭(8月28日) 9月鹿島社祭(9月1日) 旧御射山社祭(9月27日) 木落社祭(9月27日) 斧立社祭(9月27日) 大元尊社祭(9月27日) 10月神嘗祭奉祝祭(10月17日) - 中祭。 皇大神宮社祭(10月17日) 恵比寿社秋薫季例祭(10月20日) 11月菊花奉献奉告祭(11月2日) 明治祭(11月3日) - 中祭。 千尋社祭(11月8日) 氏子安全祈願祭(11月上旬) 新嘗祭(にいなめさい)(11月23日) - 大祭。 12月秋宮子安社例祭(12月22日) 天長祭(12月23日) - 中祭。 煤払神事(12月27日) - 特殊神事。 大祓式(12月31日) 除夜祭(12月31日) 筒粥神事1月14日の夜から1月15日の明け方にかけて下社春宮境内の筒粥殿にて行われる神事。葦筒を釜で一晩かけて炊き上げ、筒の中の状態でその年の農作物の収穫などを占う神事である。この占いの結果は地元メディアによって報道される。かつては上社でも行われていたが、現在の上社においては上社筒粥殿の遺構が境内に遺るのみである。 犬追物旧暦7月1日、下社遷座祭で遷座の行列がお宮に到着すると、馬場で犬追物の神事が行われた。江戸時代中期以降廃れている。 御舟祭(おふねまつり)下社の例大祭で、8月1日に催される。神体を舟(柴舟)に乗せて春宮から秋宮へ遷座する祭。舟は南北朝時代に書かれた『諏訪大明神絵詞』には「鉾山」と書いてあり、江戸時代から「御舟」と呼ばれるようになったとされる。舟の上には翁、媼とみられる人形が乗せられる。 なお、2月1日に開催される遷座祭は、秋宮から春宮への遷座であるが、あまり大きく行われない。諏訪地域は海から遠く、なぜ舟が出てくるのか不明である。「海の近くにいた神様が諏訪へ逃れた」という説や「建御名方神が妃神とともに諏訪の湖に舟を浮かべ周辺の作物の出来不出来を判じた」という説などがある。
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下社
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所在地 春宮:長野県諏訪郡下諏訪町193 秋宮:長野県諏訪郡下諏訪町5828 付属施設 下社秋宮宝物殿 - 開館時間:午前10時-午後3時。 交通アクセス 秋宮JR東日本中央本線 下諏訪駅(0.8km)徒歩:約10分 バス:下諏訪町循環バス「あざみ号」(循環線、星が丘線、萩倉・樋橋線、星が丘経由萩倉・樋橋線)で、「諏訪大社秋宮前」バス停下車 - 下諏訪駅から終日計13便。 中央高速バス 下諏訪バス停留所(0.6km)徒歩:約8分 春宮JR東日本中央本線 下諏訪駅(1.4km)徒歩:約16分 バス:下諏訪町循環バス「あざみ号」(循環線)で、「諏訪大社春宮」バス停下車 - 下諏訪駅から終日4便。 バス:諏訪バス(岡谷-上諏訪-茅野線)で、「春宮大門」バス停下車(下車後徒歩0.9km) 中央高速バス 下諏訪バス停留所(1.1km)徒歩:約12分 秋宮・春宮間旧中山道を通って徒歩約12分(1.2km) 周辺 下諏訪宿 - 中山道六十九次のうち29番目、甲州街道の江戸から数えて39番目で終点の宿場。 万治の石仏
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下社 (しもしゃ)
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「諏訪大社七不思議」の記事における「下社 (しもしゃ)」の解説
根入杉 秋宮境内の大杉。丑三つ時になると、枝を垂らして鼾を掻いて寝たという。 湯口の清濁 八坂刀売命が下社に移る時、化粧用の湯を含ませた綿を置いた場所から温泉が湧き出したという伝承。現在の下諏訪温泉。この湯に邪悪人が入ると湯口が濁ると伝えられている。 五穀の筒粥 春宮境内筒粥殿で行われる行事。1月14日から15日にかけ、炊いた小豆粥で1年の吉兆を占う。 浮島 たびたび氾濫した砥川にあって、決して土が流れて無くならなかった島のこと。 御神渡 上述 御作田の早稲 御作田社における上社と同様の伝承。 穂屋野の三光 #上社を参照
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