筒粥神事
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天文年間武田信虎により、富士の浅間神社、御嶽の金桜神社、巨摩の穂見諏訪十五所神社に五穀豊凶成否の神占をなさしめたのがはじまりとされる。各地に残る小正月の行事のひとつで、本社においては毎年1月14-15日にかけて行われる。 月並(12項目)、物価(12項目)、田方(9項目)、畑方(21項目)、商業、工業、サービス業(6項目)、災害(9項目)など69項目について、長さを揃えた葦を粥で煮詰め、中に入り込んだ米粒の数で吉凶を占う。占いの結果は、一般参拝者に向けて公開される。 占具の筒となる葦は、かつては神社の御手洗池にある葦を採取して用いた。長さを20センチメートルに揃えた太さ1.2センチメートルの葦を、すだれに編んで、釜に入れる。玄米5合に水3升で炊き、数時間をかけて水2升を追加しながら粥にする。 筒切り係、米粒の数え係、記録係に分かれて呼称して記録する。
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筒粥神事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 07:16 UTC 版)
筒粥神事は各地に残る年占の1つである。1月15日に一室に籠もった神職により、宵から15日の暁にかけて行事が行われる。これは、神饌所で炊かれた小豆粥に、36本の葦の筒を漬け、この筒の中に入った粥の量により36種の作物の今年の作柄を占うもので、その結果は印刷され、春先に参拝する信者に分けられる。
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