ラクとは? わかりやすく解説

ら‐く

連語完了助動詞「り」のク語法上代語》…ていること。…てあること。

「さ雄鹿小野伏しいちしろく我が問はなくに人の知れ—」〈二二六八


らく

接尾上一段活用動詞未然形上二段下二段カ行変格サ行変格ナ行変格活用動詞および助動詞「つ」「ぬ」「しむ」「ゆ」などの終止形に付く。

上の活用語体言化し、…すること、の意を表す。また、…する時、などの意を表す場合もある。

「潮満てば入りぬる磯のなれや見—少なく恋ふ—の多き」〈万・一三九四〉

告ぐ」「申しつ」などに付いて引用文導き、…することには、という意を表す。

神代よりいひ伝(つ)て来—そらみつ大和の国は」〈万・八九四〉

文末にあって詠嘆の意を表す。助詞「に」または「も」を伴うこともある。…することよ。…であることよ。

天の川なづさひ渡り君が手もいまだまかねば夜のふけぬ—」〈二〇七一〉

[補説] (1) 「く」とともにク語法、またはカ行延言語尾ともよばれる(2) 「らく」は、平安時代以降造語力失い、「桜花散りかひくもれ老いらくの来むといふなる道まがふがに」〈古今・賀〉などのように少数の語にのみ残ったが、後世になって誤った類推から、「望むらく」「惜しむらく」のように、四段活用の語にも付いた形がみられるようになった。「望むらくはあと一歩努力足りない」「やり手だが、惜しむらくは好運に恵まれない」→く接尾ク語法


らく【楽】

読み方:らく

⇒がく


らく【楽】

読み方:らく

【一】[名・形動

心身苦痛などがなく、快く安らかなこと。また、そのさま。「気が—になる」「—な姿勢」「どうぞお—に」

生計豊かなこと。また、そのさま。「不動産収入で—な暮らしをする」

たやすいこと。簡単なこと。また、そのさま。「—な計算問題」「—に勝て相手

【二】[名]

千秋楽(せんしゅうらく)」の略。「今日で—を迎える」

楽焼き」の略。

アクセント【一】はラ【二】ク。


らく【×洛】

読み方:らく

人名用漢字] [音]ラク(呉)(漢)

中国川の名。「洛水

洛水北岸にある都市の名。「洛陽

都。特に、京都のこと。「洛中洛北花洛帰洛京洛上洛入洛


らく【×烙】

読み方:らく

[音]ラク(呉)(漢) ロク(慣)

火であぶる。やく。「烙印炮烙(ほうらくほうろく)」


らく【絡】

読み方:らく

常用漢字] [音]ラク(呉)(漢) [訓]からむ からまる からめる

糸をからめる。「籠絡(ろうらく)」

つながる。つなぐ。「絡繹(らくえき)/短絡脈絡連絡

漢方で、たての脈(気血の通る管)の間を横につなぐ支脈。「経絡刺絡

名のりつら・なり

難読絡繰(からく)り・手絡(てがら)


らく【落】

読み方:らく

[音]ラク(呉)(漢) [訓]おちる おとす

学習漢字3年

物がおちる。上から下に位置が下がる。「落下落花落差落日落馬落葉落雷落涙下落墜落低落騰落・剝落(はくらく)・崩落暴落

しっかりしていたもの存立基盤を失う。「落城落胆落魄(らくはく)/陥落堕落没落淪落(りんらく)・零落

抜けて、なくなる。基準達しない外れる。「落伍(らくご)・落選落第落丁及落欠落脱落当落

物事最終段階まで来て定まる。「落手落成落着

人々集まり定着する所。「群落集落村落

かきね。「籬落(りらく)」

わだかまりのないこと。「洒落(しゃらく)・磊落(らいらく)」

梵語音訳字。「奈落

名のり]おち

難読落魄(おちぶ)れる・落人(おちゅうど)・瓦落(がら)・落葉松(からまつ)・杮(こけら)落とし洒落(しゃれ)・落籍(ひか)す・虎落(もがり)


らく【酪】

読み方:らく

常用漢字] [音]ラク(呉)(漢)

牛や羊の乳から製した飲料また、乳製品。「酪酸酪農乾酪牛酪乳酪羊酪


らく【酪】

読み方:らく

牛・羊などの乳からつくった飲み物仏教で、五味(ごみ)の一。



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