せんしゅう‐らく〔センシウ‐〕【千秋楽】
読み方:せんしゅうらく
1 (「千穐楽」「千穐樂」「千龝樂」とも書く)芝居・相撲などの興行の最後の日。千歳楽。楽日。らく。
[補説] 「穐(龝)」は「秋」の異体字。芝居小屋などが火事に通じる「火」を避けて縁起のいい「亀(龜)」を含む「穐」を用いたものといわれる。
雅楽。唐楽。盤渉(ばんしき)調で新楽の小曲。黄鐘(おうしき)調の移調曲もある。舞はない。哀調のある曲で、後三条天皇の大嘗会(だいじょうえ)に監物頼吉(けんもつよりよし)が作ったという。
謡曲「高砂」の終わり、「千秋楽は民を撫(な)で、万歳楽には命を延ぶ。相生(あいおい)の松風、颯々(さつさつ)の声ぞ楽しむ、颯々の声ぞ楽しむ」の部分。婚礼などの席で謡われる。
せんしゅうらく 【千秋楽】
千秋楽
- 演劇などの無事に終りを告げたる悦びを祝ふていふ語である。一般に物事の終りをいふ。〔役者語〕
- 「らく」に同じ。其興行が其日限りで終るといふ日。
- 演劇などの無事に終りを告げたる悦びを祝ふといふ語である。一般に物事の終りをいふ。
- 芝居や相撲などの無事終りをつげたことを祝つていう語。転じて一般に物事の終つたことをいう。
- らくともいう。演劇などの無事に終りを告げた悦びを祝っていう語である。一般に物事の終りをいう。〔芸能(俳優)〕
- 興行打上げの日。単に楽とも云う。雅楽の最終に奏する楽曲の名を「千秋楽」と云い、謡曲高砂のおわりにも千秋楽、万歳楽とあつて、めでたく終るという意味から、この言葉を用いたのである。
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