ライセンス停止・取消、戒告処分とは? わかりやすく解説

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ライセンス停止・取消、戒告処分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 14:37 UTC 版)

日本ボクシングコミッション事件」の記事における「ライセンス停止・取消、戒告処分」の解説

上述通り選手D1が関わったとしてJBC主張した団体設立経緯は『週刊朝日8月1724日合併号(2012年8月7日発売)によってD1関わる部分全面的に否定された。その約4か月後の2012年12月16日大沢宏晋韓国へ遠征しインドネシアのジェイソン・バター・バターとのフェザー級10回戦勝利したJBC提出した海外遠征届には「ノンタイトル10回戦」と記されていた。現地では「タイトルマッチ」としてテレビ中継され、計量では両者WBOチャンピオンベルト持って向き合う場面があった。この試合について試合開催地のKBC韓国ボクシング委員会)がJBCに対してノンタイトル12回戦」と報告しており、JBCもこれに従ってノンタイトル12回戦」として記録しているが、JBC大沢関係者から事情聴取した上で後述処分下した。 しかし、「ボクシング・マガジン取材班」が「もっとも問題視すべき」としているのはこれに先立って2012年4月30日大阪行われた大沢のOPBF東洋太平洋フェザー級王座2度めの防衛戦であり、これはA3の懲戒解雇理由にも挙げられていた。挑戦者インドネシアのロバート・コパ・パルエ。当時OPBF同級7位でWBOアジアパシフィック同級暫定王者だった選手である。当初契約書にはダブルタイトル戦と記されていたため、JBC当時認可していなかったWBOアジアパシフィック王座契約から削除することを求めていたが、この試合大沢勝利した後、控室WBOアジアパシフィック代表のレオン・パノンチロ・ジュニアが現れ大沢WBOチャンピオンベルト渡した。同取材班は『ボクシング・マガジン2013年3月号で、チャンピオンベルト授受場面次のように記している。 このときの控室には、昨年6月16日付で新コミッション設立に関わった背任行為によってJBC懲戒解雇になる関西事務局男性職員[A3]と、同じ背任行為に関わった[略]マッチメーカー男性C1]がいた。[略]元JBC職員らによる背任問題からんでいれば、大沢陣営の非はさらに大きくなるが、現段階陣営は「マッチメーカー男性C1]は知らないし、元JBC職員[A3]の背任問題聞いたことはない。試合後にベルト渡されることも事前に聞いていなかった」としている。逆に4月の“戴冠”の経緯次第では、今回処分根本的に見直すべきかもしれないいずれにせよ韓国でもパノンチロ氏がリング上がっており、JBC不可解なタイトル管理背景についてWBOへの調査早急に始めるべきである。承認踏み切るのは、すべての問題クリアになってからでも遅くはない。 — ボクシング・マガジン取材班、「大沢宏晋東洋太平洋王座剥奪ライセンス1年間停止処分引用文中、「新コミッション設立に関わった背任行為」以下、「背任」の文字繰り返されるが、上述通り一連の日本ボクシングコミッション事件においては団体設立とみられた動きについて「背任」の表現使用されず、東京地裁および東京高裁判断においては団体設立企図自体否定されている(「新団体設立企図の有無参照)。 JBCは、大沢自身の持つOPBF東洋太平洋フェザー級王座防衛戦当時公認WBO王座WBOアジアパシフィック同級暫定王座)が懸けられていることを知りながら試合出場したとして、この行為を「ボクシング界の秩序著しく乱す行為」と判断の上2012年12月16日から1年間ライセンス停止処分下した。しかし、この試合WBO役員来場することは、大沢陣営事前にB10職員伝えていた。陣営保持していたOPBF王座返上届を提出したが、JBCはこの王座2012年12月16日付で剥奪した大沢当時所属していた大星ボクシングジムマネージャー大沢父親)は「処分尊重するが、ボクサーに罪はない。少しでもライセンス停止の期間を短くできないものか」と訴えた聞き入れられなかった。JBCは同マネージャーが未公認王座懸けられ試合知りながら大沢をこの試合出場させたとし、また海外遠征届に「ノンタイトル10回戦」と虚偽記載してJBC提出したとして、「悪質な隠蔽工作」「ボクシング界の秩序著しく乱す行為」と判断した上でセコンドとともにライセンス取消処分下したJBCはさらにクラブオーナーに対して監督責任を負うべきものとして戒告処分下した大沢陣営は「ボクシング・マガジン取材班」の取材対し、「WBO王者とか、防衛戦という認識はなかった。試合地元テレビ局の主導行われベルト韓国コミッション事務局にあったものを持たされただけ。しかし、テレビ映像見ればタイトル戦とされても仕方がない」と説明している。大沢2013年12月17日付でライセンス再交付されたが、この処分による戦線離脱WBC世界フェザー級13位のランク失いジム関係者処分受けたことで移籍余儀なくされた。 JBC非公認時代日本人選手によるWBOアジアパシフィック王座挑戦処分対象となった大沢試合比較選手ライセンス発給国試開催JBC届出受理状況王座扱い2008年 木村隼人 韓国 韓国 必要な王座獲得暫定王座2007年 宮城竜太 日本 (JBC) フィリピン ノンタイトル海外遠征として対戦容認 勝利場合王座保持認めない 2010年 脇本雅行 タイ 2012年 大沢宏晋 韓国 ノンタイトル10回戦届出容認 勝利後、控室チャンピオンベルト渡される ※『ボクシング・マガジン2013年3月号は、JBC非公認タイトルについて勝利場合王座保持認めないのは、世界タイトル地域タイトル問わず宮城脇本の例と同様であると説明している。WBOアジアパシフィック王座2016年9月から認可された(「王座認定団体への加盟状況」も参照)。

※この「ライセンス停止・取消、戒告処分」の解説は、「日本ボクシングコミッション事件」の解説の一部です。
「ライセンス停止・取消、戒告処分」を含む「日本ボクシングコミッション事件」の記事については、「日本ボクシングコミッション事件」の概要を参照ください。

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